2007年9月8日土曜日

Krispy Kreme Doughnats in YOKOHAMA part3


おいおい、まだこのネタでひっぱるつもりかい、とお思いのあなた。今回は、ちょっと違います。たまたま、患者さんに「商業界」という雑誌を頂きまして、その中にドーナッツ特集があったので、いろいろ引用しながらご紹介したいと思います。
さて、皆さん日本のドーナッツ屋さんにはどんなものがあるかご存知ですか。自分はミスドーとダンキンしか思いつかなかったのですが、実際にはいくつかあるもんですね。

ミスター・ドーナッツ 本部は大阪、国内1300店。飲茶もヒット、コマーシャルでは相武紗季をいち早く起用。事実上唯一のチェーン店です。プレミアムドーナッツ主力とした、アンドナンドを渋谷公園通りに開店して、新たに戦略に出ています。
ドーナッツ・プラント 港区の白金台の大型グルメ・ドーナッツ。国内では20弱の店舗があります。
ダンキン・ドーナッツ 1970年に日本に上陸した、アメリカ老舗ブランド。なのに、1998年に日本から撤退していた。気がつかなかったなぁ。
クリスピー・クリーム・ドーナッツ 日本では新宿西口に去年暮に1号店。近々有楽町に2号店。新横浜にカミサリー、つまり工場が9月下旬にオープン。大型マシンで作る、ソフトな食感の出来立てオリジナルレシピが売り。

アメリカ人は朝食として食べたりする「食事」としてのドーナッツが主ですが、日本はおやつという位置づけになることから、おのずと市場が異なっているのだそうです。したがって、ミスター・ドーナッツも業績あげるためにドーナッツのプレミアム版や飲茶のような別立ての商品の開発でがんばるそうです。クリスピーは、クリーミーな食感とともに、その場でドーナッツを作るライブと、できたてを待っている客に配布するサービスが受けたことが成功の一因。さらに並ばないと変えないという、希少価値感が拍車かけたわけです。

そこで、問題になるのが工場化。通常のチェーン店のセントラル・キッチンというところでは、パーツを作って、効率化して各店舗で最終工程、場合によっては店ごとの特徴をだしたりすることがメリットと考えられてきました。
ところが、クリスピーの従業員募集の内容からすると、新横浜でドーナッツを作るところまでやってしまうとなっています。オリジナル・グレーズドは各店舗で作るようですが、今後50程度の展開の予定の各店舗に、工場から出来立てではないドーナッツを送り届けることになるわけです。夜中で1時間弱、日中なら2時間近くかけて新横浜から都心まで運ばれたドーナッツはどんな状態になっているのでしょうか。ブームが去った後に生き残るかどうか、その腕前をとくと拝見いたしましょう。

でも、とりあえず食べたいよ~
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