2007年11月30日金曜日

四十肩患者さんへの手紙

そう、あなた、四十肩で痛みが続いている、あなたですよ。クリニックにいらっしゃったのは、暑いさかりでしたよ。その時に、半年も前から痛みが続いていると、言ってましたよね。あれから、さらに数か月たっています。まだ、治っていないなら、もう一度診せてください。ちゃんと、治せないとうちの責任ですから。

四十肩とか五十肩とかいいますが、年齢はどうでもいいわけです。そのくらいの年代になると、だいぶ筋肉が弱くなってきているということです。特に、若い時に野球やラグビーなんかをしていると、肩を支えている筋肉は、そうとう酷使したでしょう。

野球では、思いっきりボールをなげて、肩を壊すということがありますよね。ラグビーでは、スクラム組んで、どかーんっと相手のぶつかるんですから、普通よりだいぷ痛んでいますよね。

比較的動きがいいので、自主トレでがんばりましょう、とお話しましたが、時間をかけてばかりいると、筋肉がさらに萎縮してしまいますよ。

ある程度積極的にやっていかないと、固まらせると大変ですよ。ヒアルロン酸は水分を保つ力が強く、関節の動きをなめらかにしてくれます。直接の痛み止めではありませんが、リハビリをちゃんとやるためには、動かしやすくする環境がひつようですから、何回かは注射を我慢するのもいい方法です。

白菜鍋

こーんな白菜をまるまるいただきました(おいおい、またかよ)。


そこで、今日は鰺の塩焼きの予定を急遽変更して、白菜鍋にしました。もともとは、白菜の葉っぱの間に、豚肉をはさんでいくのですが、けっこう大変なので、うちでは鍋の中に順番に敷いていきます。 間に入れるものは、好みでかまいません。

一番下は焦げるので、捨てです。何枚かの白菜を敷いては豚肉を並べ、所々でしらたきの層やえのきの層をつくり重ねていくと、こんな感じになります。 日高昆布も挟まっています。

上から白だしとお酒を、さーっとかけたら鍋を火にかけます。しばらくすると、ぐつぐつ、ぐつぐつ。白菜から目一杯水が出てくるので、水は追加しません。沸騰したら蓋をして、蒸すようにしばらく煮ていきます。少しかさが減ってきたら、汁の味を見て、足りなければ白だしを追加しましょう。まわりに豆腐をいれて、また蓋をします。全部で20分くらい煮ると出来上がり。














旨いよ。ビールでOK。ご飯でもOK。
けっこうボリュームがあるので、おなかもいっぱいにできますよ。豚肉は、油が出るので、意外とさっぱりした感じになります。白菜は味が薄いので、にらやゴボウ、もやしといった野菜を使うと味がかわってしまいます。



2007年11月29日木曜日

あざみ野棒屋先生はサウスポー

あざみ野棒屋先生が自分のテニスの連続写真を公開しました。これはネタになる!! と、すぐにとびついてしまったのでした。

オリジナル写真は、つめてあるので全体の動きがよくわかりにくいので、少し修正してみました。かなり大雑把ではありますが、下の画像をクリックして拡大するか、保存してブリビューで開いて見てください。

サービス後にすぐに返球を待つ体制はきまっています。また、すぐにサイドステップをしてボールの方向に反応しているところも素晴らしい。

おっと、フォアハンドだぁ!! あざみ野棒屋先生は、なんとサウスポーだ。これは相手のバックにボールを集めやすく、右利きよりも一般的に有利とされています。

ただ、右腕が遊んでいるのがもったいない。テイクバックした時に、右腕はもっと前方に出して、両腕のバランスをとった方がコントロールしやすくなります。また、打つ時にすでに膝が伸びきっている。これでは膝のばねを使ったドライブが使えずに、最後に手首を返しています。

しかし、やや浅めの返球とみるや、すかさずアプローチして前進する決断力はたいしたものです。スマッシュはやや打点が前だったようです。きもち背中を後ろにそれるくらいでとらえられると威力が増すでしょう。

全体的な流れはスムースで無駄な動きは少ない。さすがに熟練の味わいです。若者がテニスコートに行って、どこかの知らないオジサン・オバサンと試合。こんなのに負けるもんか、と思っていたら、まったく歯が立たずに悔しい思いをする、という感じです。

(生意気な解説で申し訳ありません by 元硬式庭球部主将)

ちょっと医師の責任を考えてみた

今日は、大学での手術の日です。昼までクリニックをやってでかけます。例によって、リウマチの患者さんで手の変形を治す手術です。大学では、手の外科専門で外来をやっている関係で、手の変形の相談が多くなるのは当たり前ですが、正直に言うと、たまには人工股関節置換術とか、人工肘関節置換術みたいな手術もしたいと思います。

でも、開業してもいまだに手術ができるだけでも贅沢は言ってはいけません。月に1回か、せいぜい2回くらいしか手術をするタイミングがないので、小さな腱鞘炎のような手術は他の先生にお願いします。でも、今週クリニックでやった腱鞘炎の手術は大学の外来に来た患者さんでした。時間がないので、他の先生に任せますと説明したら、わざわざクリニックに来ていただけました。

以前に自分が人工股関節置換術を行った方が、病棟に入院していました。どうしたのかと思ったら股関節が脱臼したとのこと。手術からはずいぶんたっているのですが、股関節のあとに膝関節の手術もしてから筋トレをほとんどしていなかったようで、股関節を支える力が無くなっていたようです。何にしても、もともと手術したのは自分ですから、責任を感じますね。

あざみ野棒屋先生は、最近のブログで、治療結果が良い人はそのまま経過を見ることができますが、治療結果が悪い人は他の医療機関に移ってしまうので、それらの患者さんを忘れて、何でもいいと言ってはいけないと、書かれています。まさにその通りです。特に手術のように人に傷をつけるようなことをやっているわけですから、おのずと責任は重くなります。

クリニックは、もちろん最新の知見をもとに医療を行うことは当然ですが、だからといって何でもできるわけではありません。限られたスタッフと設備の中では、おのずと限界があります。その中で、一定のコンセンサスの得られた治療を行い、一定の成果を出すことが求められるのです。

最近、医師会の席で、「地域に根ざした医療」とはどういうことかという話になりました。地域に密着するということは、地域の住民の方の利益を優先するということであり、それは自分のクリニックに来院した方へのサービスを充実させることではないという意見を聞きました。完全に理解できたわけではありませんが、なるほど、と思いました。

確かにサービスの充実は自分のクリニックのためであり、本来の「地域に密着する」とは違うのでしょう。クリニックの限られた条件の中では足りないものの一つが「公共へのサービス」であり、医師会はそれを行うための場を提供しているといえます。

先日、港北区医師会長と雑談をしていて、「会長は夜は公的行事がとのくらいあるの?」という質問に会長は「うーん、半分くらいかなぁ」とおっしゃっていました。自分のような平理事に比べて、すごい時間をとられているのに驚きました。

福祉センターでの医療の手伝いや、災害の時の初期医療、休日や夜間の診療所の仕事など、住民にとって必要不可欠な医療は医師会がやっているのです。大病院がやっているわけではありません。日々、意識はしていませんが無くてはならないものに携わることが「地域に密着する」ということだと理解しました。

いつものように話があっちこっちに行ってしまいましたが、最近医師としての責任をいろいろ考えることができたので、ちょっとお付き合いいただきました。もちろん、医師によって責任の取り方のスタイルには、いろいろあるはずですから、どれがいいとか悪いという話ではありません。

2007年11月28日水曜日

暇なの? 忙しいの?

今日のあざみの棒屋先生のブログは、ほかの医者の書いているブログに反応しての話題です。どこのブログかは明かされていませんので、具体的にはどういう話かはわかりませんが、少なくとも「自分に対して甘くなってはいけない、いつでも戒めを忘れないこと」という普遍的な教訓があざみ野棒屋先生の心情にあることがわかります。

ブログはいろいろな目的で開設されていますが、いったん公開されれば、さまざまな人が読む可能性があり、仮に匿名で書いていても一定の責任が生じていることはまちがいありません。そのことはさとちんさも実体験しているようで、自分たちのように正体がはっきりしている者はなおさらかもしれません。

さて、閑話休題。
今日は、冬到来整形外科を地で行く外来でした。寒くなってくると、患者さんの出足が鈍ります。朝の患者さんの少ないこと。もともと少ないのに、またもや店じまいの恐怖が湧いてきます。ところが、11時すぎてからは、大挙して患者到来。院長走る。社長も吠える。受付汗かきまくる。

いつもなら、外来手術をやっても1時には終わるのに、今日は1時からやっと腱鞘炎の手術をやって、終わったらすぐに協力医をやっている横浜市のケアプラザへ行きました。戻ってから遅い昼ごはん(自分で作った弁当!! 今日は古典的卵焼き付き)を食べて、一息つく間もなく某ホームページの修正作業。

さぁ、3時、またもや、ポッツン、ポッツン。恐怖はまだまだ続いているのです。
ところが、5時くらいを過ぎると新患などが来出して、しだいにばたばたしだします。受付さんは、大変です。特に整形外科の分際で、インフルエンザ安くやります、なんてことをしてるもんですから、お気の毒。なんとか、受付二人体制になるまで頑張ってくださいね。まだまだ春はとお~いぃぃぃ!!

でも、こんな日は、患者さんと診療以外のいろいろな話もできるし、経営者でなければ楽しいんですよね。とにかく、ばたばたして1日が終わると、仕事した気がして、なんとなく根拠のない満足感にひたることができるのでした。

2007年11月27日火曜日

今月の Let's 医師会

今日は医師会の会がありました。都筑区のセンター南から南西部の地域で開業している会員の親睦会兼意見交換会です。初めて挨拶させていただく先生もいらっしゃいました。まだまだ、自分のような新参は知られていませんので、こういう会はありがたいと思います。

あざみ野棒屋先生の挨拶で、眼科のAkkoちゃんも一緒に並んで、センター南医療ヴィレッジをアピールしてきました。Akkoちゃんは最後の集合写真直前に行方不明。校長先生が探していたとか、いないとか。それと、センター南医療ヴィレッジの村はずれからも、村祭りへの参加希望がありました。同じビルではありませんが、近くのDr.Aです。村長さんもいやとはいわないでしょうから、次回のヴィレッジのお祭りからは是非一緒にどんちゃんしましょう。

さて、場所はあざみ野メロンディア。ここは三菱系の研修施設ですが、会議用として一般も使用できるようで、そこそこの食事も用意できるようです。きれいなのはいいのですが、入ってもホテルの宴会場と違って案内がほとんどありません。どこに行けばいいの? でも、ホテルみたいなところと違って、落ち着いた感じで、まぁいいんじゃない。


時間がかかったわりに見た目簡素な鶏肉ハム弁当


患者さんからレシピをいただき、クリニック内でミニ・ブームなのが鶏肉ハム。
ムネ肉を1枚につき塩・さとうを小さじ1杯ていど、こしょうをぱらぱら。ビニール袋にしっかり空気を抜いて入れたら、冷蔵庫で寝ていてもらいます。そしたら、土日は当直に行ってほっておきましょう。

袋から出したら、鍋につかる程度の水をいれて、肉をいれて茹でます。つまりボイルド・ハムですね。

30分くらい煮たら火を止めて、一晩放置して出来上がり。出てきたスープは当然旨味がいっぱい。うどんを入れて朝ごはんにしましょう。

あとはどう使うかは好き好きです。きっと、あの人はスモークかけるでしょう。この人はちょっと味噌をつけてペロ。あっちの人はフランスパンにはさんで、ワインと一緒に。そして、ジョギング中にがつがつ食べてもOK。だって、とっても低カロリー、ヘルシーですから。

2007年11月26日月曜日

カレー鍋考察


すぐにreactionをおこすことが大事なので、最近ごく一部で盛り上がりを見せるカレー鍋をやりました。さて、本日帰りに荏子田の丸正によると・・・無い!! カレー鍋が無い!! 残念ながらお目当ての和風がありません。洋風はあったのですが、しかたがなく早くも自作することになってしまいました。

うーん、どうしよう。一応S&Bのカレー粉は買っておくけど、味をしっかり出すならカレールーを使った方がいいだろうと考えます。あるある、うちにはまだカレールーがあるのです。そうあの時の巨大1kgがまだ冷蔵庫で残っています。

何を入れるか? というと、結局具だくさんカレーうどんと考え、白菜、ホウレンソウ、長ネギ、玉ねぎ、にんじん、大根、いか、豚肉、しめじ、そしてお勧めの餅巾着などに決定。もちろんうどんは必需品。丸正渾身の特売品、鍋用どん兵衛3食89円を使用します。

さて味はどうしよう。まずお湯を沸かして、適当な食材をいれて煮ます。そこにつゆの素をいれて、まずは普通のうどんのスープにします。カレールーにも味があるので、ここでは薄めに作っておきます。一応、別の鍋で煮汁を少しとってカレールーを混ぜてみて味見。これならいいだろう、と思い、いよいよほんちゃん鍋にカレールーを投入。量は少なめ。普通のカレーを作る感覚がらいうと、1/3くらいでしょうか。ちょっと、トロっとする程度です。 味が薄めのときは、和風だしの素を適量加えればOKです。

本物がどんな味かわからないので、どれほどのものかはわかりませんが、少なくともカレーうどんとしては合格。その他の鍋の具材もカレー味とよくなじみます。
ただし、我が家の連中の反応は・・・というと、意外とフツーに具とスープがあうじゃん、というものでした。大根とかもOK。餅巾着も確かに合う。まさに、具だくさんカレーうどんです。でも鍋というものはポン酢で食べるべし、という固定観念の抜けない我が家ですので・・・総評としては70点くらいかなぁ。

2007年11月25日日曜日

松たか子/ Concert Tour 2007




松さんです。前回、今年のNew AlbumであるところのCherish Youについて書いてますが、今週今年の4年ぶりツアーのDVDが発売されましたよ。もー、1ヶ月も前からHMVに予約入れて待ってたんですから。もち、特典付初回生産限定盤です!!


今年のツアー行けなかったんで、楽しみにしていたかいがあったというもんです。DVDは今年で惜しまれつつ閉鎖された中野サンプラザでのライブ。Back Stageの特典映像満載です。さらに特典CDで誕生日のライブがたっぷりついてくるんだから、もう今からでも遅くは無い。あなた、そう、そこのあなた、すぐに近くのCD屋さんへ走ってください。



いつものようにまず1曲。新しいところから「きみの笑顔きみの涙」からすたーと。今年の松さんはナチュラル・メークですね。前回のツアーでは遠めに見ても厚化粧で、ちょっと不満が残りましたが、今回はいいですね。ストレートな伸びのある声とマッチします。あいかららず、たどたどしくボーイッシュな開会宣言の後は、最近のアルバムからの曲が出てくる出てくる池の恋。

今回は、「彼氏」らしいギターの佐橋は全体の構成担当になってバンドからははずれています。ドラム・ベースのリズム隊も変わり、キーボードは前回に続き柴田俊文。キャプチャーしたのはバックコーラスを勤める大滝裕子さんと一緒のところ。大滝さんはもう20年以上AMAZONSという女性コーラスグループに参加しているかたわら、名だたるミュージシャンのバックをつとめるベテラン。松さんのツアー全部に参加しているのは彼女だけ。

そして、初めてのツアーでゲストとしてバイオリンを1曲だけ弾いた金子飛鳥、今回はフル出場。バイオリンは金出して高いのを使えばいいってもんじゃないよ、というきれいな音色を聞かせてくれます。おまけにコーラスも。ブラスが無くなった分、派手さはなくなったが、かえって室内楽的なコンセプトで、松さんのボーカルを引き立てている感じがします。

中盤以降は、デヴュー10周年を意識して、今までのシングル曲をメドレーで、がーっと行きます。もっと聞きたぁーい。最後に2007年版「明日、春が来たら」で一応終了。アンコールで恒例となった弾き語りも聞かせてくれて大満足の2時間でした。

なめみそ、ゴチっ!!

あくまでも自分は医者ですから、そこんとこ崩すと社会に対して顔向けできません。カレー鍋の出し汁研究を期待されようと、料理レシピ本出版を期待されようと、いつかは飲み屋の親父として朽ち果てたいなどとは思ってませんから。「食の歳時記」ネタを書くためには、「クリニック」ネタを書かないとね・・・って、どっちやねん!!

でも、これを紹介しないわけにはいかぜよ。どけんしても、ここに載せたかと思い、やっと書くことができっとです(どこの生まれ?)。ある方から頂いた、ってホント貰い物で何とか生き延びているわけですが、とにかく大変に美味。

飛騨のなめみそ、とかかれた小瓶。勤労感謝焼肉大会で登場。
最初からびっくり。とにかく開かない。なんでー!! 力一杯ひねっても開かない。空手黒帯とりたての長男も本気で、エイシャラ!!
よーく、見たら蓋と瓶のところにビニールのテープがしっかりと密着していただけでした。暗くてよく見えなかっただけでした。チャンチャン!
きゅうりとか肉にちょっとつけて旨い。さすがにお勧めの一品です。そこで、裏を見てみると・・・

基本はもろみみそなのですが、いろいろ入っているようです。ここで気になるのが飛騨ねぎ。根深のようですが、「寒い冬を越して」じっくりと作られているので皮がやわらかく甘みが強いのが特徴のようです。
このような土地の名物は、無くしちゃいけません。飛騨高山といえばからくり人形。からくり人形で、一番有名な茶運び人形のレプリカはあざみ野棒屋先生のところでかいがいしく働いています。
なめみそは、我が家でかーさんと食肉獣との間で争奪戦になっています。

そろそろ宴会シーズンということは・・・

痛風発作のシーズンでもあるといえます。痛風は、高尿酸血症という病気から出てくる症状の一つです。一般的には、足の親指が赤く腫れてズキズキと風か吹いても痛いような状態になります。

尿酸はアルコールの摂取によって増えますから、12月から1月の宴会シーズンには、発作を起こす患者さんが増えるのです。また、夏場もビール消費が増え、暑くて脱水気味になるので多くなります。

痛いと、「もう、あの痛みを経験するのはいやなこった」と思うのですが、「喉もとすぎれば・・・」、「暑さ寒さも彼岸まで」などというように、痛みが治まると多くの患者さんは病気の本体である高尿酸血症のことは忘れてしまうのです。

ですから、発作のときに「鉄は熱いうちに打て」の精神で、ほっとくとどんだけ困ったことになるかを説明しまくります。一度は納得しても「朱に染まれば赤く」なってお酒を飲んでしまうことがないように、なんとかモチベーションを維持できるようにすることが医者の役割なのです。

それでも、発作を繰り返すことはあります。一度蓄積した尿酸結晶が「泣きっ面に蜂」的に関節内に入り込むことがあるからです。少しでも、そうならないためにもしっかりとコントロールを続けることが大切ですよ。経験した方は、「藁をもすがる」気持ちを持ち続けてください。

リウマチ・クリニック


関節リウマチの治療戦略が、21世紀に入って大きく変化してきていることはすでに書いてきましたが、特に生物学的製剤の登場が、その変化を推し進めている原動力であることはまちがいありません。

2003年のインフリキシマブ(レミケード)、2004年のエタネルセプト(エンブレル)の登場が、リウマチ患者さんにとって福音となっているのです。さらに複数の生物学的製剤が、続々と開発されており、この状況は今後5年間は変わることはないと思われます。

生物学的製剤の威力は、時に「すさまじい」ものがあります。最近導入した方も炎症の程度がCRPという指標で見ると、大火事状態の10近くからくすぶっている程度の0点台までさがりました。MMP3という指標も、びっくり仰天の700からこれならokの100台へ。もちろん、すべての方がこううまくいくわけではありません。

また、診断する上でも、今年から抗CCP抗体検査が保険適応となり、より精度があがったといえます。どうしても医師の経験的な部分がふくらみやすい診断基準による方法に、少しでも客観的なデータが加わることは、リスクの高いクスリを使用する根拠になるのです。

実際、リウマチ治療の変化に伴い、医療機関の対応も変化を余儀なくされています。痛み止め感覚で飲み薬を処方することは許されません。厳格な副作用のモニター体制が必須であり、幅広い知識が求められます。自分のような整形外科開業医も、自分だけで何とかするということでは不十分であると云えます。

女子医リウマチセンターでの外来継続は、そういう意味で自分にとって大変重要な意味があります。外来は手の外科専門として行っていますが、月に1回は大学に行って、医局をうろうろすることができることによって、新しい情報に接することができます。たまに偉い先生方と気楽に雑談できることも、捨てがたい特権といえます。難しい患者さんについては相談もできます。

また、同じリウマチセンター出身の横浜市内開業の内科の先生とは、お互いに不得意なところを補うことをしていますし、来年あたりからは定期的な勉強会の計画をしています。さらに近くの病院でも外来を続けています。おかげで、入院の必要が出たときも無理を聞いて貰えるし、手術をしたいときも受け入れてもらえます。

さしあたって、次の課題は「高価な生物学的製剤をやめることはできるか?」ということです。どういう状態になったら、減量・中止ができるかは、新しい治療法であるため、まだわかっていません。やっと、いくつかの報告が出始めている段階です。内服薬の治療では、長期間の寛解状態(症状がなくなった状態、事実上治癒した状態)が得られていても、中止することで再燃してくることは多くの患者さんで経験します。製薬会社にも、量の少ない剤型などのバリエーションが求められています。

2007年11月24日土曜日

インフルエンザ予防接種の予約終了

クリニック関連の話も、時々しないとね。そこで、インフルエンザの予防接種について、お知らせします。

今年は流行りだしが、近年では一番早く、足柄方面ではすでに注意報レベルになっています。学級閉鎖も横浜市北部でもちらほら出始めています。

10月中旬から始めた予防接種ですが、予約の方は終了としました。当初100本、11月に入って追加で50本、全部で300人分を用意しましたが、予約でほぼうまってしまいました。日によっては、一人分の余りが出ることがあるので、当日問い合わせてみてください。もしかしたら、空きがあるかもしれません。

予約をしたい方は、同じビルのセンター南医療ヴィレッジのひとつ、ただ内科に問い合わせてみてください。値段はうちと同じです。都筑区最安値です。

予防接種しっぱなしで、その後何か問題があったかについては不明な場合がほとんどですが、これまでに少なくとも、じんま疹1名、注射部位の発赤5名、微熱1名などの副反応を確認しています。

今年はワクチンの対象ウィルスとすでに流行りだしている型が一致しているようですから、効果は期待できますが、やはり副反応もそれなりの確率で起こっているようなので、しっかりと体調の良いときに接種をしたいものです。

タミフルについては精神症状の問題から、原則として10代には処方しない、処方する場合は家族の厳重な監視を求めるとしています。完全にタミフルの副作用と確定しているわけではありませんが、使いにくくなったことはまちがいありません。発症してからじたばたするよりも、予防接種の方が有効性が高いと考えられます。ワクチンの薬屋さんの在庫もほぼ終わってきているようですから、必要がある方は早めにただ内科に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

2007年11月23日金曜日

蘇る勤労感謝の日 part2

ついに、「クリニック」より「食の歳時記」がうわまってしまった。こうなりゃ、もうひとついってしまえ。
というわけで、夜はかみさんのリクエストで焼肉。勤労感謝の日の贅沢シリーズのパート2です。

車で出かけて酒を飲むわけにはいかないので、この寒いのに外で焼くことにしました。 まぁ、いつものことなので、多少煙が届いても近所は許してくれるだろう、と勝手に考えています。

さて、久し振りに、近所の肉屋に行くと・・・

やったぁ!! 売っている。前回は仕入れが終わっていて、買い損ねた鶏ネック。今日はありますよ。伝説のネックです。このネックは、その名の通り鶏の首の肉です。よーく、動くだけにモモ肉とかムネ肉にくらべて歯ごたえがあり、味もしっかりしているんですよね。

その他に、ミノ、カルビ、手羽、砂肝、ラム、ソーセージ、はまぐりなどを用意しました。それでも、お店に行くことを考えればだいぶ安く済みます。

炭火をおこすのは、最近は長男の役目です。火の番を誰かにまかせられると、ほんと楽ですよね。こっちは、塩コショウをしたり、醤油・七味をしたりして味付け。

写真の左の細長いのが本日の主役のネックです。味付けは塩とコショーだけです。味が濃いので、ほんとに旨い。真中は蛤。ぱっくりと開いたら、醤油をちょっとたらして食べます。う~ん、極楽!!

こうして、冬キャンプもどきでも、けっこう楽しいもんです。勤労感謝をした休日でした。

蘇る勤労感謝の日


ってことは、自分に感謝するってことで、本日はちょっと贅沢に。朝はいつもと同じく6時に目が覚めてしまったので、朝から医師会HP作り。昼前にだいたいのところができてきたので、昼ごはん作りに・・・

贅沢その1。じゃじゃーん、松茸です。一年に1回くらいは、秋の味覚を味わうべきです。せっかく日本には四季があるのだから、子供にもそういう感性を持ってもらいたいと思います。

それはいいとして、中国産は今年は見かけませんね。圧倒的なのでカナダ産。これも980円ですから、安いわけで、そのかわりほとんど匂わない。そこで、秘密兵器の登場です。永谷園の松茸のお吸い物。これは匂いだけはするんですよね。そこで、これを使って炊き込みごはんにします。

簡単レシピとしては、このお吸い物の裏にも載っているくらいですから、もう皆さんやってました?

ただ、米1合に2袋というふうに説明してあるんですが、これだとちょっと大すぎかなぁ。まぁ、好き好きということで。農家の方にいただいた、都筑野菜の小松菜の味噌汁と一緒にいただきました。


秋は過ぎつつあり、冬の足取りも近づいております。今日は大きな満月がくっきりでした。

2007年11月22日木曜日

怪奇大作戦


何故か、うちの長女が怪奇大作戦のDVDを借りてくるので、ふんっといいつつも、思わず見入ってしまうのでした。

もちろん、あなたは知っていますね。1968年というと、東京オリンピックの4年後、つまりメキシコオリンピックの年にTV放送されたんですね。ウルトラQが1965年、ウルトラマンが1966年ですから、その次のウルトラセブンと帰ってきたウルトラマンの間に円谷プロが作っていたということでしょうか。

怪獣は出てきません。どちらかというと、怪奇的な題材を使って人間の心理をえぐるドラマ!! というとかっこつけすぎですかね。SRI(Science Research Institute)が不思議な怪奇現象の謎に挑むわけで、隊員は岸田森、松山省二、勝呂誉などがいます。警察のレギュラーは科学特捜隊のキャップ、円谷ものには欠かせない小林昭二。

まぁ、30分ものですから、かなり話の展開は早く、「なぜ、どうして」などと考えていてはいけません。ストーリーはそんなわけで、ちゃちいのですが、そこらじゅうに出てくる40年前の東京の景色が、とにかく生唾ごっくんものです。都電が走っていたのは、実体験としてしっていますが、あらためて動いている映像を見ると三丁目どころではありません。映画のセットじゃありませんよ。モノホンですよ。
あっ、高樹町だ、渋谷だ、ハチ公だ。銀座だ、新橋だ。とにかくこれが昭和の東京ですよ。

今見ている「こうもり男」は競技場の真ん中に追いつめられると、空に飛びあがって逃げていきました。

2007年11月21日水曜日

坦々鍋にはラーメン

今日も夕食の紹介。でも食べ物の話をする前に、ちょっと匂いのするお話を一つ。
今朝のことです。なんか匂うなぁ、という感じで目が覚めて、ちょっと気持ちが集中してくると・・・なんと、目の前にうんちが!! ぎょっ、となって思わず立ち上がったとたんに背筋をグギっと。うちの犬が隅っこで耳をたれていました。そのあと、午前中は、ずーっと背中の筋肉痛で息がしずらいのでありました。

匂いの話は、これくらいにして、今日の本題。

坦々鍋です。エバラの素を使いましたが、それ以外に味噌ラーメンスープも混ぜたりしました。焼き豆腐、せり、水菜、キャベツ、えのき、鶏肉つみれ、豚ひき肉、しらたきなどをいれてぐつぐつぐつぐつ。
そして、ラーメンを合わせて煮て食べます。

まずいわけがない、と思うでしょう。その通り!! 旨いんですよ、これが。野菜も一杯食べれるし、栄養もOK。簡単で美味しいんですから、我が家の肉食獣も大満足の一品です。

2007年11月20日火曜日

ひさしぶりの焼肉屋で、家族にはごめんなさい


今夜は医師会関係の先生とちょっと会食をしました。Dr.Mからもブログ関連でお誘いをいただいたのですが、なにしろ先約があったもので失礼させていただきました。次回は是非誘ってくださいね。

さて、では今日はどこに行ったかというと、さとちんさん激推薦のたまプラーザの焼肉よこずなです。なかなかのいい肉ですが、ただちょっと年寄りの自分には霜降りすぎて、あぶらばかりが目立つ感じです。もうちょっと安い肉の方が食べやすいかも・・・
気楽な仲間との会食で、楽しい時間を過ごしましたが、うちの社長には「ひとりでいいわね」といわれ、なかなか難しい立場でございます。
今日、ご一緒した先生とは開業して初めて食事に誘ってもらったこともあり、けっこう本音でしゃべれるので気が楽です。今日もいろいろ楽しい話、ちょっとやばい話など盛りだくさんでした。ちょっと酔いもあるので、長々と書けませんので、本日はこのくらいで失礼いたします。

2007年11月19日月曜日

肉は煮込めば何とかなるものさ

オージービーフは固い。そのままではつらい。
しかし、やり方次第で十分うまい。

そこで、知らないおばさんに店員と間違えられながらもゲットした牛肉の塊。やはり、煮込むしかない。日曜日の昼から煮込み始め、絶えず水を加えながら、煮込む、煮込む、煮込む。

今朝も時間のある限り煮込む、煮込む、煮込む。そして、帰ってから、たまねぎ、エリンギ、インゲン、ブロッコリーなどを炒めます。
鍋の中は、何も入れていないのに、すでにデミソを入れたかのようになっている。炒めた野菜を、ざざさーっと鍋に突っ込み、ビーフシチューの素を入れると、あっというまに、ふぁふぁのビーフシチューが出来上がり。口の中で崩れるようなビーフはなかなかのものだ。
100g85円の肉塊でパンと一緒に豪華な夕食を楽しみました。

2007年11月18日日曜日

家族の会話


母 「長男くん、彼女いないんでしょ」

父 「だから、女子高の文化祭に行って、一度や2度はナンパしてこい」

長男 「俺は硬派だからいいの」

父 「だから一度や二度って言ってるの。軟弱なら毎日ナンパしてるでしょ」

長男 「う~」

母 「そんなこと言ってると、オッパッピーになっちゃうよ」

長男 「何それ、むかつく」

母 「次男ちゃん、コクられことある?」

次男 「ない」

母 「将来、オッパッピーだ」

長女 「決めるなぁ~」

一応、ノンフィクションですから・・・


付録 スーパーでの会話

オージービーフの安いかたまりをあさっている時に、

知らないオバサン 「これ、どうやって食べるの?」

私 「?? ?? ??」

知らないオバサン 「う? おや、店員さんじゃないのかい・・・(一呼吸おいて)どうやって食べるのさ?」

私 「はっ? ・・・固いから煮るんですよ。カレーとかシチューとか・・・」

知らないオバサン 「ふぅーん」といいながら立ち去る

一応、ノンフィクションですから・・・

2007年11月17日土曜日

Demus / Schumann's PIANO WORKS

以前にもクリニックのBGMについて書きましたが、もう一回。

本当は思いっきりJAZZをかけてしまいたい、とか、ガンガンにHARD ROCKで突き進みたい、とか、時には・・・なとどと考えつつも、無難なCLASSICが多くなってしまうわけです。
でも、若い患者さんが多い時間帯などは、ミスチルとか徳永とか、あるいは百恵、聖子だってかけていることがあります。

クラシックは、どうやって探しているの? という素朴な疑問にお答えします。
答えは簡単です。一部のものを除いて、ほとんどはHMVのホームページでお取り寄せとなっております。選択の基準は、安くてなるべく枚数の多いボックス物という単純なものです。ただし、交響曲は音量の上下が激しく、時にうるさいので原則として却下。主として室内楽、特に弦楽四重奏曲とかピアノ独奏曲が多くなります。

クリニックでは、CDをすべてMP3に変換して一枚のCDにいれたものをかけています。そうすると、だいたい5時間から9時間程度流しっぱなしにできるんですよ。ですから、ボックスで最低5枚組みというのが必要条件となっています。

と、いうわけで、今楽しみにしているのがこれ。シューマンのピアノ曲全集。演奏しているデームスさんは、正直いってしりません。でも、いいじゃないか。だって、CD13枚組みで1962円なんだもん。1枚につき200円もしないのです。11月21日発売予定でして、予約してしまいました。

シューマンは子供の情景が有名ですが、過去にはアシュケナージの全集があります。こちらはアシュケナージのソフトな演奏ゆえに、全体にめりはりのない感じで、印象に残りにくいと思っていました。今度はどうでしょうか。たいていのことは値段を考えると許せてしまいます。でも、これまでの経験上、この手のセット物ははずれが少ないのです。もともと評判のよかったシリーズ物を、廉価版メーカーがライセンスを買い取って、安くセット化したケースが多いので、たいていはお買い得なです。

2007年11月16日金曜日

ガンダムと私

ガンダムといえば、もちろんパソコンが起動せんし!! とかいうわけではなく、今の「おたく」族のはしりになったアニメでしょう。というと、いろいろ反論されるかもしれませんが、男の子にとっては、鉄腕アトム、鉄人28号、ジャイアント・ロボ、マジンガーZなどのロボット物の流れとは、ちょっと違います。
ストーリーは複雑で、画面に描かれない部分も筋書きができていて、そこまで知っていないと理解できないようなセリフが平気で出てきます。一応、主人公は正義の味方風ではありますが、敵役も必ずしも悪役ではなく、そこにはまるやつも多かったことでしょう。

ただし、自分は正規のガンダム世代ではないのです。毎週欠かさず見たアニメは宇宙戦艦ヤマトまで。ガンダムはテレビでは見ていません。まして、円盤蹴りとかもしりません。

でも、なぜかはまったのです。と、いうのは家庭用ビデオのせいです。高校生の頃にソニーが初めて家庭用ビデオデッキを発売しましたが、なにしろテープは60分で1万円。テレビの洋画劇場を1回録画すると2万円ですよ。社長令息の友人のところで見ましたが、溜息以外はでませんでした。

大学に入ったころに、やっと5万円程度のデッキが出てきて、テープも1000円程度になり、やっと購入。さて、ソフトは、映画が1本15000円~20000円。となると、とても新しくは買えません。それで中古屋でみつけて、初めて買ったソフトが映画版「機動戦士ガンダムI・II 哀戦士編・III めぐりあい宇宙編」の3つでした。それぞれ5000円くらいでβIIだったですね。ほかに見る物がないので、ほとんどセリフを覚えてしまうほど何度も見てしまいました。

しかも、ちょうどその時に、続編のガンダムΖが放送開始。最初のうちは、まじめに見てしまいましたが。香港ででっかいガンダムと戦うあたりで挫折しました。

さて、時は流れて、うちの父が倒れて状態が悪く、しばらく実家にけっこういることが多かった時に、やることがないので、近くのKIDDY LANDへいって時間がかかりそうなプラモデルを買おうと思いました。すると、ガンプラしかないんですよ。戦車とかゼロ戦とか、またはレーシングカーなんてのは、まったく売っていない。しかたがなく、一番部品が多くて、時間がかかりそうなガンダムのプラモを買ってきて、死ぬ間際だった父の横で黙々と作りました。

それが、長男に受け継がれ、長男は立派なガンダム乗りに成長しました。
だから、「坊やだからさ」「とーさんにだって殴られたことがないのに」などの名セリフにも反応してしまうのでした。

2007年11月15日木曜日

季節ネタといえばボージョレー

夜中の0時を待つ気合いは、11年前に一番下の子の幼稚園申込で使い果たし、いまどきのボージョレーを解禁と同時にお祭りするだけの元気はありません。

しかし、一応参加はしておかないと、季節に遅れを取るようなので、今日の夕食はこんな感じになりました。
ボージョレーは、うちの社長が午後のバイトの帰りにボマガサンで仕入れました。
一番上はフランクフルト、ケチャップ・マスタード付き。その下左から、きゅうりとレタスにマカロニサラダ。
その隣はさとちんさんブログで紹介されていた蒸し牡蠣。さすがにうまい。大好評でした。出てきたスープも子供が飲みほしていました。
その左は生ハム・ロースハム・ソフトサラミ。

そして、一番下が、本日唯一の調理もの。鶏むね肉から皮をはずします(皮は冷凍しておいて後日スープなどで使います)。適当に切れ目を入れてから、塩コショウしてバターでしっかり焼きます。同じフライパンの中にトマトとたまねぎをいれて一緒に焼きます。パスタの上に乗せて、周りに炒めたエリンギを並べてできあがり。

ところが、ゆっくりワインを楽しみたい社長ではありましたが、肉食獣ががつがつ食べるので、必死に自分の分を確保するのが大変だったようです。

学校の怪談

今日は、午後は近くの病院で比較的小さい手術をやった後に、子供の通う学校へ行きました。
本日は全校面談日だったのです。したがいまして、子供達は学校は休み。おかげて久しぶりに朝から弁当つくりから解放されました。

さて、学校に行くと・・・場所はそれぞれの教室って、どこだぁ~

いろいろ歩き回ってやっと見つけたところに、担任の先生登場。おたくのお子さんは・・・

ありがとうございました。と、いうなり、だぁーっと走って(廊下を走ってはいけません)、すぐさまもうひとつの教室へ。すでに先生は教室で待っておりました。

「本日はお忙しいところをわざわざ・・・(いぇ、面談のかけもちなもんで)」
「提出物がでておりません。がんばらないと・・・」
「ハァ・・・」

やっと終って帰り際、階段で足をギクっとひねりました。たいしたことはないのですが、
怖いですね・・・学校の階段。

2007年11月14日水曜日

鯛飯弁当でどうだ

♪(鉄人28号のイントロで)ズン・ズン・ズン・ズン、
じゃじゃーんじゃ、じゃじゃーんじゃ、
じゃん、じゃん、じゃん、じゃん、
今朝の弁当ワオー、がんばった弁当ワオー
ががががーんっと鯛を煮る
どどどどーんっと米を研ぐ

というわけで、主婦に挑戦、朝から鯛飯弁当です。

刺身になった残り物の鯛の頭、200円。冷凍しておいたものを、ついに使うときがきました。まずはスープを作ります。煮たら、ちょっとだけ残っている身の部分をほぐしてとります。

研いだ米を鍋に入れ、鯛のスープをいれて、塩パラパラパラ、少々のしょうゆ、お酒、砂糖を少しいれて炊きます。強火ではじめて、沸騰したら弱火にして20分。湯気が減ったら、火を止め10分むらす。
長ネギのみじん切りを入れて、魚のくさみがへります。

おかずは、蓮根のきんぴら、しめじ入り。

昨夜から、醤油と砂糖でつけておいた鶏肉を筍と一緒に炒めた物。

そして、サーモントラウトの腹身、つまり油ののりまくった鮭ですね。


うー、うー、がんばった自分をほめてあげたいです~


2007年11月13日火曜日

白マーボー登場

やっぱ、食べ物ネタは楽しいなったら楽しいな。今日の夕食は、ちょっと工夫しましたよ。

まずはかぶの味噌汁。かぶを煮て、さぁだしをいれようかなっと思ったら・・・・ぐわっ、無い!! だしの素がない!! すぐに行動。この前のおでんに使った残りの日高昆布を入れて、お吸い物にしちゃいます。どや、これならええやろ。

かぶを買うと、もれなく葉っぱがついてきます。これは、もちろんそのまま捨てるわけにはいきません。豚肉を少々混ぜて、一緒に炒めちゃいます。なにしろ我が家には肉食獣が多いので、ちょっとでも肉を入れたほうがうけがいいのです。味付けは、一味唐辛子をばらっと、塩を少々、醤油をしゃっとかけます。多少のしゃきしゃき感が残った方がおいしいですよ。

そして、冷凍庫の整理でイワシを焼いちゃいます。

本日の主菜は、じゃじゃじゃ~ん、「白マーボー」です。白塗りの中居クンではありません。豆腐の料理です。我が家では勝手に、そう呼んでいます。鶏肉を炒めて、豆板醤をいれます。お酒を加えて煮立てます。そこへ鶏がらスープの素を加えてから、豆腐をざざざ~といれます。豆腐が温まってきたら、長ネギをたっぷり混ぜて、さっと火が通ったらできあがり。普通の四川風マーボー豆腐もいいけど、これもくどくないし、油もほとんど使わないのでヘルシーですよ。

2007年11月12日月曜日

亜沙老はどこにいる

今日は、お昼に近くの老人施設に行く日でした。車で5分くらいのところにある荏田介護老人保健施設で、名前は「あすなろ」といいます。おやぁ~、そちらもあすなろ、こちらもあすなろ。関係あるんですかぁ? という質問を今までに何回ももらっています。

まだ、センター南で開業するか決まっていないときに、下見に行く途中で「あすなろ」の名前を発見。自分もすでに早い段階で「あすなろ」という名称を決めていたので、やられた! という感じでした。しかし、すでにあすなろというイメージで計画を進めていたので、あっちは老健で亜沙老、こっちはクリニックで亜沙郎ということで、まあ、いいか、ということに。

ところが、老健のホームページを見つけて、びっくり。健水会という医療法人が母体なのですが、これがなんと、自分の大学の同級生、しかも6年間同じテニス部で汗を流した友人のところなのです。しかも、お父さんは横浜医師会の重鎮で、今は医師会は引退していますが、横浜市医師会で知らないものはいないほどの有名人です。偶然とは、けっこう簡単にころがっているもんです。

そんなことがあって、自分が開業してからは、毎週入所者の腰痛や膝痛などの相談を受けに行っているわけです。最初はバイト料を出してくれるという話もあったのですが、お金を貰うと絶対に行かないといけなくなるので、都合で休める自由を選択しまして、無料奉仕となっています。そのかわり、必要な時には受診してもらう。施設でもできることは、向こうでやるという、もちつもたれつの関係となっています。

ところで、自分は都筑区医師会の仕事をしだして、理事だよ、なんていっていますが、実は同級生の友人は、もっと偉くなっていまして、今年の春からは港北区の医師会長なのです。自分の友人の中で、最も出世頭かもしれません。医師会も、だんだん若い力が出てきているんだと思います。

2007年11月11日日曜日

おかずは一つでも十分

本日はポッキーの日、という話題は昨日終わりまして、今日は長男の誕生日です。
自分は医者ですから、患者さんに病気の説明をしたり、時にはけっこうつらい宣告をすることもあります。今までに、逆の立場になったことは、ただ一度だけです。それは長男が生まれてからのことでした。

生後数日から高熱を出して、髄膜炎だろうということで、主治医に呼ばれました。小児科の先生いわく、「生存は難しい。覚悟をしておくように」とのことでした。医者としては5年目でしたから、どういう状態かは容易に理解できます。医学的な質問もしようと思えばできたと思いますが、ほとんど頭は真っ白になりました。いくら、医者でも冷静に聞くことはできませんし、すぐに理解することもできません。

幸い、数日後に容態は好転し、無事に退院。本当にありがとうございました。

さて、そんな長男の誕生日のごちそうは、実は昨日のうちにすませてしまいました。土曜日の方が盛り上がりやすいという、親の勝手な理由からです。

「何食べたい?」答えは予想通り「寿司!!」
食べに行くとビールが飲めないという、またもや親の勝手な理由によって、小僧寿司買い放題ということで手を打ちまして、昨夜は食卓にならばないほどの小僧寿司で、彼は大満足だったのです。あまりの量にさすがに、写真をとってお見せするのは恥ずかしく、勘弁させていただきます。

では、今夜は、うってかわって地味~な食卓です。昨夜の寿司のせいで、みんなお腹がすかず、まったりとしていたので、なんとおかずは煮物一品。

中身は鶏肉、蓮根、牛蒡、里芋、大根、蒟蒻、鶉卵、椎茸、筍、昆布、厚揚、絹サヤなどで、味付けはお酒、塩、砂糖、醤油だけといういたってシンプルなもの。煮崩れさせたくないので、午後4時くらいから、沸騰しては火を消すという作業を15分くらいごとに繰り返しました。

それでも、どばーっと食いつくす連中です。煮物一つでバリバリご飯を食べて、またもや満腹となっております。

2007年11月10日土曜日

あしたはポッキーの日

いつからでしょうか、11月11日は「ポッキーの日」と勝手に決められていました。実は、うちでは、17年前から11月11日は長男の誕生日なのです。

俺の誕生日がポッキーになってしまったぁ、えぇい、ちくしょぉ~!! と怒ると思いきや、本人はけっこう気に入っているようです。いつのまにか、プレゼントもポッキー一式とかでもOKになっています。安上がり!!

今年はこんな、バスケットタイプを見つけました。
しかし、本人いわく、ポッキーは極細に限る、のだそうです。

つまり、中のクッキー部分の断面の半径をaとすると断面積はa×a×πでチョコレートの厚みがbで、普通と極細の長さcが一定なら、かぶさっているチョコレートの体積は・・・・(a+b)×(a+b)×π×c-a×a×π×cであって・・・・要するに極細の方が得した気分になるから・・・・

うーん、そんなことまで考えて納得できるなら、それでもいいけど。好きにしたらいいじゃない。

ちなみに、ちょっと前に長男からの質問。
「ねぇ、とーさん。神の味噌汁って何?」
「なんだ、そりゃ。知らん」
「キリスト教の説教か、何かでよく出てくるセリフらしいんだけど」
「・・・・神のみぞ知る、だぁ~!!」

2007年11月9日金曜日

Gerry Mulligan / Night Lights

1970年代にはじまったFM放送。当時はNHK-FMと唯一の民放だったFM東京しかありませんでした。アナウンサーは局にかぶることなく、流れる曲はまるごとで、これを録音(air checkといってました)していくと、簡単にそのまんまの音楽が楽しめる。時にはアルバムを丸ごと流すことも珍しくはありませんでした。

モントルー・ジャズ・フェスティバルをはじめ、いろいろな外国人のライブがしょっちゅう流れることもありましたね。1973年のMiles Davisの日本公演とか、どぎもを抜かれました。

そういんなかで、夜0時になると城達也のナレーションからはじまるJET STREAMは企画ものの代表でした。さらにそのあとの油井正一のASPECT IN JAZZは、自分にとってのジャズ先生だったのです。ジャズの歴史に焦点を当てた企画や、いろいろな楽器の特集など、ジャズを楽しむためのエッセンスが詰まっていたのです。

そのオープニングをかざるテーマがこれ。ジェリー・マリガンの渋いバリトン・サックスの音色が奏でるPrelude In E Minor。ボサノバ調で、伴奏はギターとベースとドラム。アドリブパートでは二人のトランペットが出てきますが、ハーモニーを取ることはなく、淡々と一人一人が順番に端正なメロディを吹きつづっていきます。後半になって、はじめてトランペットがマリガンに絡みますが、いっきに夜の静かな街の様子が描かれるのでした。

タイトルでピンと来た人はなかなかのつわものです。これ、ショパンのプレリュード第4番なんですね。ジャズでクラシックの素材を使うのは、Modern Jazz QuartetのJohn LewisやDave Brubeckなどがいますが、マリガンはたぶんこれが唯一のクラシック物でしょう。油井正一の落ち着いたナレーションとマッチしていてよかったですよね。

2007年11月8日木曜日

冬メニュー発進

我が家は早くも冬モード、というほどのものではありませんが本日の夕飯は・・・おでん!! です。

今日は一番下の息子が野球観戦(中日VSアジア at 後楽園)のためいませんので、なんとか鍋一つですみました。いつもはおでんの時は、鍋が二ついるんです。たいへんですよ。

今日は、大学の外来で帰りに清水台のマルエツに寄り道。一人前ずつ袋に入っているおでんが2つまとめ買いで398円。これを6人前購入。

そこへ、ちくわぶ3本、こんにゃく1袋、早煮昆布、ソーセージ、牛すじ串、ロールキャベツなどを追加して、通常なら10人前くらいの量ですが・・・・4人で完食です。
特に、ちくわぶは自分の大好物なのです。竹輪がなくてもいいけど、ちくわぶがないのは許せません。それと昆布だけでもOK。和がらしも必須です。

今年は夏が長かったせいか、秋が短くて近くの公園でもなかなか紅葉が見れません。街路樹の銀杏も、まだまだ緑色で、秋らしさが少なく、このまま一気に冬に突入するんでしょうか。

2007年11月7日水曜日

データベースは難しい

パソコンのソフトウェアといえば、日本語ワープロの一太郎と表計算のロータス123、そしてデータベースのdBASE IIIというのが、MS-DOS時代の三種の神器でした。懐かしいなぁ、と思ったあなたは相当マニアですよ。一太郎は58,000円。ロータスはそれ以上。dBASEはたしか20万円くらいしたんではないでしょうか。いまだから、正直に白状しますが、一太郎だけは正規ユーザーでしたが、それ以外は違法コピーを使用していました。ゴメンナサイ。

dBASEはrelational databaseの先駆けとなったソフトで、表みたいな画面だけで使用することもできましたが、実際にはプログラムを書いて、条件分岐して検索したり、キーとなる用語でデータベースを連結したりできるので、がんばりさえすれば、当時カード型といわれた単純なものよりもはるかに便利だったのです。これが今のSQLといわれる汎用データベースへ発展していくのですが、それにしてもプログラムを作るのが大変で、偉い先生に言われて、いくつか必死に書いたことがあります。

SQL系は、もうこりごりなので、Microsoft Accessが出た時には、すぐに乗り換えました。なんといってもrelational databaseをWindowsのGraphic Interfaceから手軽に利用できるのですからたまりません。これまで一貫してMacを使わなかった理由もここにあります。MacにはdatabaseといえるのはFile Makerしかなく、それもはじめのころはずっとカード型で、こまかい検索などはできませんでした。

だからといって、最近はAccessを使いこなすにもSQLの知識が必要だったり、やはりある程度のプログラミングができないとなかなか難しい。さて、ここに難題が持ち上がりました。医師会のホームページです。医師会員の医療機関のデータを掲載するわけですが、現在のはPostgreSQLというUNIX系用のフリーウェアが使われており、これのメンテナンスが超めんどくさい。Windows用もあるのですが、今迄にも何度がチャレンジしているのですが、毎回挫折しているのです。

だったら、使い慣れているAccessで何とかならないか。最新のActive Server PageとかData Access Objectとかなんかおまじないのようなものも、試してみたのですがどうにもよくわからない。そこで、一番扱いやすそうなXMLという形に加工してみようと考えて、試してみたら、さすがに一番Web pageに簡単に持っていきやすい。ところが、今度はどうしてもリンクが作れない。そんなことをやっているうちにヤケクソで、ホームページを作る言語のタグといわれる定型句を一緒に混ぜてデータを作ったら、なんとOKなのです。やっと何とかなりそう。それでもプロのものに比べればかなり貧弱ですが、そんなわけなのでどうかお許しを。もうじきβ版を公開できるかもしれません。

それよりも、12月の防災講演会のネタ作りをそろそろ始めないと。医者同士に説明する会の資料は、専門用語を使えるので比較的簡単に用意できますが、一般の方向けの場合はそうはいきません。せっかく聞きに来てくれた方が、少しでも満足してもらえるようにがんばります。

インフルエンザの予約終了間近

インフルエンザ予防接種は、10月なかばから始めましたが、所詮うちは整形外科ですから、患者さんへのサービスと宣伝をかねて、限定先着100名様と思って準備をしました。安いせいか、予定数の予約はいただきました。

すでに10月末からインフルエンザの発生が都筑区をはじめ近隣地域で確認され、徐々に増えています。昨年度に比べると、だいぶ流行り出しが早いようです。そこで薬の問屋さんに追加が可能か聞いてみたところ、今年はかなり多めに出回っており(おそらくタミフル効果?)、まだ何とかできますとのこと。とはいえ、うちもかなりの労力を使うことはまちがいないので、あと40人までは追加で受け付けることにしました。そのあとはただ内科にお願いしましょう。

インフルエンザ予防接種のおかげで、このブログに登場するご家族にも会えたりして、けっこうドキドキしています。また、関係している施設に出前で注射をしたりと、いろいろ面白いこともあります。

ちょっと前に、安すぎてかえって「ほんとの薬か?」みたいな問い合わせがあるという話を書きましたが、もうひとつよくある質問が「防腐剤は入っているのか?」というものです。答は、入っています。防腐剤無しのものは、アレルギーがある人など用の特殊な用途に使われるために、かなり少ないとのことで、かなり早い段階で、専門のところでおさえてしまうようです。通常のところでは、まず入手できません。

2007年11月6日火曜日

小ネタでGO! GO!

今日は初めて横浜市医師会の建物に足を踏み入れてしまいました。先週の火曜日は横浜市医師会代議員会、これは別の場所でした。今日は災害に関する講演会。担当理事はdutyですが、夜7時からって無理だぁ~。2週続けてクリニックを早じまいできるわけないでしょ!! と、いうわけで当然遅刻。それでも終わったのが9時。帰って10時。やっとご飯です。
ですから、今日はネタがありません。そこで、今朝の弁当です。かなり手抜き。豚肉炒め+キャベツ炒め+チンしたフライ物+昨夜の残りのブロッコリーなど・・・
うーん、あとから気がついたんですが、毎週火曜日の昼は弁当付きの医師会の会議に出させていただいているので、自分の弁当いらないんじゃ~ん!!  ガビーン。

では、取っておいたネタを一つ。写真はうちのお墓です。10月は自分の父の祥月命日がありまして、この前の日曜日はお墓参りをしてきました。川崎にあるのですが、10年くらい前に家を買ったときに、地図をみていてびっくり。家はほとんど川崎の横浜。墓はほとんど横浜の川崎。なんと車で10分とかかりません。
「お墓に呼ばれた~」
そんなわけで、春秋のお彼岸にはうちのこどもも墓参りをするという、意外と古風な一家なのでした。





2007年11月5日月曜日

おふくろの味

やはり我が家の食事をお見せするのは気が引けるのですが、今夜は久しぶりに「おふくろの味」が登場しました。久しぶり、というのも変な表現ですが、ここだけの話、85%まではとーちゃんが料理をしているという・・・・事実ですから。

右上。こんにゃくと豚肉を炒めた物。味付けは醤油とにんにくと一味唐辛子。

左上。ブロッコリーとたまねぎとしめじをバターで炒めて、ホワイトソースであえてあります。

下。肉じゃがです。朝、出かける前に一煮立ちさせて、あとは余熱で味がしみ込む、しみこむ、しみこむ。

さて、おふくろの味はどれでしょう?

正解は・・・・越後製菓!! ではなくて、肉じゃがでした。煮過ぎないので、ジャガイモが煮崩れしていない。やっぱ、自分が作ったものよりおいしいです。さすが、かーちゃん。明日もよろしくね。

2007年11月4日日曜日

自作ドレッシングで生野菜

弁当ではチキンカツのようなカロリーの高いものを食べてしまいます。昼ごはんですから、まぁ、許してください(でも、1/3くらいですよ)。何てったって、簡単に弁当を作ると自然にカロリーは高くなりますよね。

でも、夜は違いますよ。おかずによって時々食べますが、たいていはご飯は食べません。そして、今日の夕食は、メインはこれ、生野菜。けっこう、これだけでもお腹は満たされます。というより、それくらい一杯用意します。

ただし、主役は横にあるペットボトルです。いろいろなドレッシングがありますが、今回は自作してみました。
材料は、中くらいのリンゴ1/2個、小さめのタマネギ1個。フードプロセッサで、ギュイ~ン。
お酢をたぽたぽたぽたぽ。塩を味を見ながらパラパラパラ。
最後に卵黄1個を、ぽっとん。もう一度ギュイ~ん。
ペットボトルに移して、サラダオイルを少しだけいれました。

卵黄とお酢ですから、一見マヨネーズ風ですが、さっぱりしてとても食べやすい出来上がりです。

2007年11月3日土曜日

正しいテニスのお作法

ヒンギスがコカイン!? ほんまかいな。
年をとってくると、かつての女王も若いシャラポアのパワーに対抗するためにはクスリが必要だったのかしらん。でも、そんなことがあっても不思議はないですよ。かつてのナブラチロアだって、マッスルマシーンと化していたではないですか。いろいろなステロイドなんかを使っていたに違いない。きっと今頃は体はボロボロでしょうけど。

何度でも書きますが、今では誰も信じてはくれませんが、自分は大学の硬式テニス部の主将だったのであります。今では、見る影も無く、ちょっとでも走れば息ぎれして心臓はバクバク。とてもあざみ野棒屋先生のようにはいきません。

しかし、しかしですよ、商売柄スポーツの障害による問題の相談に来られる患者さんがけっこういて、もちろんテニスならこっちも得意ジャンルですから、白熱したラリーが診察室で展開するわけです。
そこで、いつもいうセリフ。「スポーツの基本がなんで大切かわかりますか? 基本とはケガをしないで最大の効果を発揮する方法のことなんですよ」

スポーツは、いろいろな人がひとつひとつの競技を発展させ、安全に楽しむためにバージョンアップしてきたわけです。大きな要素の一つはルール。そしてもう一つは肉体の使い方。

最近テニスをしている子供さんが続けていらしたのですが、話を聞くとフォアもダブルハンドの両手打ちで指導されていて、それが普通らしい。確かに非力な子供が強い球を打つためには両手は効果的かもしれませんが、でも、でもですよ、両手をグリップにかけてしまうと、リーチが窮屈になって大きなテイクバックとしっかりしたフォロースルーができないでしょう。

テイクバックができないとパワーは半減。またドライブなどの球の回転もかけにくい。体はオープンスタンスになりやすく、まっすぐ前へフォロースルーができないとボールの方向が定まりにくくなる。そうすると、パワーを補い回転をかけるためには、インパクトの瞬間に手首でボールをこねるしかありません。結局、肘の外側が痛くなるテニス肘を起こす、手首周辺の腱鞘炎を起こすなどの問題が出てくるんですよね。

またかよ、と思っている方もいるでしょうけど、やはり基本をおさえて初めて応用が生きてくるという気持ちから、もう一度書きます。踵は地面に付けずに、どの方向へも踏み出せるようにして待ちます。ボールが来たら、すぐに横向きになってしっかりテイクバック。膝をしっかり曲げて腰を落としてスイングの体勢を作ります。手首をこねずに、しっかりとラケットを振り、体の少し手前でインパクト。膝の伸びでラケット面を下から上に移動させてボールにドライブかける。そのままラケットはボールを打ち返す方向に投げ捨てるように、あるいはボールをそのまま運んでいくようにフォロースルー。すぐに正面に向き直り、次のボールに対する準備。

ラケットが大きくなってスイートスポットが広がり、どこに当たってもボールが返るようになったことが、テニスを大きく変えてしまいました。自分は、やっぱり古い奴なのかもしれませんね。

Evidence Based Medicine

Evidence Based Medicine、略してEBMという言葉が21世紀に入ってからの医療のキーワードの一つになっています。これは科学的な根拠の上に成り立つ医療、という日本語で説明され、統計学的にも意味のある差が出ることに基づいて医療を行っていこうという国際的な流れなのです。経験だけで、「こっちの方がいいから」という理由ではなく、「こうすればこうなる」という証拠があることが重視されます。

自分は、基本的には否定はしませんし、EBMの重要性は認識しているつもりですが、これは良いところと悪いところを備えていて、両刃の刃なのです。医学というのは個々の人間を扱う以上、統計学的なばらつきが大変多く、数字でくくってしまうことは、例外的な病人を無視していくことにもつながりかねません。実際、医療に関係した裁判が増えてきたため、自分のやった医療行為を正当化する根拠として準備されているケースが多く、患者さんを治療する目的からはかけ離れた使われ方をしているものもあります。

ある患者さんには自分が効果を認めている治療をし、別の患者さんにはそうではない治療をして、その差を論じることで治療方法の有用性が統計学的に証明されるわけですから、本来医者としてそのようなやり方はできないはずです。もちろん、そのような比較試験では医者は自分でもどちらの方法が患者さんに行われたかはわからないようにして行われていますので、積極的な良心の呵責に悩むことはないでしょうが、薬の治療では可能でも、手術では不可能です。わざと手術で操作をしないでどうなるかを経過観察するということはありえません。となるとこれだけ良くなったという結論を出しても、比較する対象がないので、あとは数学的な操作で有意な差を作るしかありません。

つまり、治療の正当性の根拠ではあるが、その正当性には人為的な部分が少なくないこと、そして一人一人に同じ病名がついても年齢・性別・生活習慣・その他もろもろのことから、治療方法を変えていくことにある程度の経験は必要であるということを忘れてEBMをおしすすめてはいけないということです。

関節リウマチという病気も個人差の大きい病気で、教科書に書いてあるような典型例の方が少ないと感じています。従って、きちんとしたEBMは必要です。患者さんがどうなるのか考えるための情報は、治療をしていく出発点として絶対に必要なのです。しかし、その後はその時の状況に応じて臨機応変に考える柔軟性がないと、個別の対応ができません。これには経験が必要です。

いくつかある抗リウマチ薬は、どれもそれなりに効果があることは証明されてはいますが、どれが一番良いという研究はありません。いくつかの薬の併用療法についても、効果があるという報告もあれば副作用のリスクの増大の報告もあります。しかし、早期の治療が効果を出すことはわかっており、ゆっくりと考えている時間はありません。となると、各医師の経験から使いやすいものを選択していくことになります。特に考慮されるのは安全性でしょう。

人間そのものはアナログであり、ものすごくファジーな生き物です。そこから学問、つまり最大公約数の知識を導き出すことは、大変にいろいろな問題と困難を含んでいます。

2007年11月2日金曜日

今朝の弁当は

急に長女が、「今日は私も弁当をもっていく」と言い出し、5個の弁当をつくることになりました。

昨日買っておいた100円引きチキンカツ(むね肉2枚で298円)が大活躍です。ピーマンとしめじを炒めて塩コショーしたもの。細切りじゃがいもとたまねぎをバターで炒めてちょっと古くなったたらこであえたもの。そしてたまねぎと大葉のみじん切りを入れた玉子焼き。

あまったチキンカツが連中の朝のおかずです。長男はチキンカツを食べずに弁当に追加していました(左から2番目)。

今朝のセンター南は

いつもの朝を迎えていました。8時過ぎ、やっぱり数人しか歩いていません。
昨日の喧騒はどこへ行ったやら。

周りのブログを除いてみると、気が付かなかった人、他人の親切にラッキーした人、普段の何倍も苦労した人、意外と平気だった人などさまざまです。

でも、あせりまくってあわてた方が、後で思い出として語り継がれることでしょう(←負け惜しみ)。

2007年11月1日木曜日

劇団四季ウィキッド

今日は長女は感激して帰ってきました、じゃなくて観劇してきました。何を? 劇団四季のウィキッドです。学校の卒業生が招待してくれたようです。なんとラッキー。

有名な「オズの魔法使い」の裏話です。主役はいい魔女と悪い魔女。実は悪い魔女は言葉を使えなくなった動物を救うために行動をおこしたところが、人間に嫌われてしまい・・・・といようなストーリー。ダイアナ・ロス&マイケル・ジャクソンの"THE WIZ"はストーリーはオリジナルのまま黒人版でしたが、今回のはサイド・ストーリーです。スター・ウォースでいえばエンドアの話みたいなものでしょうか。

前半は笑いが多く、途中からは真面目な感じで、内容的には大変楽しめたようです。ライオンがなんで臆病者になったとか、ブリキがなんでハートをなくしたかとかの話も面白いようです。ただ、もともとブロードウェイ・ミュージカルだからでしょうか、日本語の歌詞がやや曲と合っていない感じがしたところが残念だったという感想を言っていました。

自分もむか~し昔、鹿賀丈志のジーザス・クライスト・スーパースターを見に行ったことがあります。事前にオリジナルは知らなかったので、日本語でも変に思わず楽しめました。でも「何が起こるのですか、どうぞ教えてください」みたいなちょっと♪に無理に組み込んだ歌詞は違和感を覚えました。その後で、イギリスのオリジナルキャストのレコードを聞いたり映画になったものを見たりして英語のものを聞くと、いっそうその感が強くなってしまいました。

でも、なんにしても直接舞台を見るのはテレビや映画と違った楽しさがあります。時間があれば、もっと子供を連れて行っていろいろ見せてあげたいですよね。

インスタントひき肉カレー

今日は親は午前中だけなので、弁当は子供二人分だけです。こういうときは力が入りません。

朝、冷蔵庫をのぞいても、何にも思いつきません。うーん、麻婆豆腐の残りのひき肉があるなぁ。他には、ソーセージくらいかぁ。朝ごはんにソーセージを使うと、やはり弁当はひき肉しかないけど、いっぱい無いのでどうしよう。

じゃあ、そのへんに転がっているジャガイモ1個、にんじん半分などを使ってひき肉カレーにしようということに。たまねぎ、ピーマンも入れて、全部みじんぎりにして、バターで炒めます。少な目の水をいれてカレールーを入れると、ほとんど煮込む必要も無くひき肉カレーの出来上がり。ご飯の上にのせれば、一丁上がり。冷凍メンチをチンして、横に置いとけば文句の一つもでません。

安上がり、10分間弁当でした。

今日から11月、混乱の幕開け

11月です。早いです。年を取るにつれ、時間が過ぎるのが早くなっていきます。今年もあと2ヶ月。ついこの前まで夏だったのに、もう年賀状の話題。

11月の初日、横浜市営地下鉄はいきなりトラブル。あざみ野周辺で、みょうにサラリーマン風の人が歩いていて変だなあ。荏田からセンターに抜ける道も、いつになく混んでいて変だなぁ。センター南で、クリニックのベランダからバスロータリーを見て、かなり変だなぁ。なんと、あざみ野~新羽が朝の通勤時間帯に運行停止です。今まで、朝からこんなに人がいっぱいいるバスロータリーは見たことがありませんでした。 いつもなら、朝の8時過ぎには、この写真の場所には人は数人しかいません。タクシー乗り場は50mくらい並んでいました。

事情がわかって、気が付いたことは、受付さんがこれないということ? ということは、今朝は自分とかみさんの二人だけ? ギェ~!! 受付には、「スタッフが来れないので、誰もいません。来た人は声をかけてね」という張り紙をして、とにかくバッタバタで開始。受付さんが到着するまでの1時間は気が狂いそうでした。実は装具屋さんも遅刻したのですが、装具屋さんがいないことなんかかまっちゃいられません。

また、嬉しいことに初診の方が立て続け。さらにヒートアップです。かみさんが受付をして、保険証を登録。あとはリハビリ室へ移動して受付はからっぽ。診察のコストは自分で入力して、患者さんに「お大事に」といいながら受付に移動。会計を出して、領収書を作って「○○さん、××円になります」

10時過ぎに受付さんが到着。おー、受付殿か。苦しゅうない、ちこうちこう。待ちわびたぞ。やっと、ざわざわが落ち着いた頃には、診療終了の時間でした。今朝は、自転車で通勤する人は、きっと優越感にひたったことでしょう。ねっ?!