2007年11月7日水曜日

データベースは難しい

パソコンのソフトウェアといえば、日本語ワープロの一太郎と表計算のロータス123、そしてデータベースのdBASE IIIというのが、MS-DOS時代の三種の神器でした。懐かしいなぁ、と思ったあなたは相当マニアですよ。一太郎は58,000円。ロータスはそれ以上。dBASEはたしか20万円くらいしたんではないでしょうか。いまだから、正直に白状しますが、一太郎だけは正規ユーザーでしたが、それ以外は違法コピーを使用していました。ゴメンナサイ。

dBASEはrelational databaseの先駆けとなったソフトで、表みたいな画面だけで使用することもできましたが、実際にはプログラムを書いて、条件分岐して検索したり、キーとなる用語でデータベースを連結したりできるので、がんばりさえすれば、当時カード型といわれた単純なものよりもはるかに便利だったのです。これが今のSQLといわれる汎用データベースへ発展していくのですが、それにしてもプログラムを作るのが大変で、偉い先生に言われて、いくつか必死に書いたことがあります。

SQL系は、もうこりごりなので、Microsoft Accessが出た時には、すぐに乗り換えました。なんといってもrelational databaseをWindowsのGraphic Interfaceから手軽に利用できるのですからたまりません。これまで一貫してMacを使わなかった理由もここにあります。MacにはdatabaseといえるのはFile Makerしかなく、それもはじめのころはずっとカード型で、こまかい検索などはできませんでした。

だからといって、最近はAccessを使いこなすにもSQLの知識が必要だったり、やはりある程度のプログラミングができないとなかなか難しい。さて、ここに難題が持ち上がりました。医師会のホームページです。医師会員の医療機関のデータを掲載するわけですが、現在のはPostgreSQLというUNIX系用のフリーウェアが使われており、これのメンテナンスが超めんどくさい。Windows用もあるのですが、今迄にも何度がチャレンジしているのですが、毎回挫折しているのです。

だったら、使い慣れているAccessで何とかならないか。最新のActive Server PageとかData Access Objectとかなんかおまじないのようなものも、試してみたのですがどうにもよくわからない。そこで、一番扱いやすそうなXMLという形に加工してみようと考えて、試してみたら、さすがに一番Web pageに簡単に持っていきやすい。ところが、今度はどうしてもリンクが作れない。そんなことをやっているうちにヤケクソで、ホームページを作る言語のタグといわれる定型句を一緒に混ぜてデータを作ったら、なんとOKなのです。やっと何とかなりそう。それでもプロのものに比べればかなり貧弱ですが、そんなわけなのでどうかお許しを。もうじきβ版を公開できるかもしれません。

それよりも、12月の防災講演会のネタ作りをそろそろ始めないと。医者同士に説明する会の資料は、専門用語を使えるので比較的簡単に用意できますが、一般の方向けの場合はそうはいきません。せっかく聞きに来てくれた方が、少しでも満足してもらえるようにがんばります。