2008年2月4日月曜日

受験シーズン

受験と一言で言ってもいろいろ。

自分の受験したものでは、まず中学。どうして受験することになったのかは、まったく覚えていません。少なくとも、親の意志だったのだろうと思います。いわゆる中高一貫の受験校です。当時は、大学受験以外の受験ビジネスはほとんどありませんでしたから、当然中学受験の塾なんて思いもよりませんでした。父親のゴルフ仲間の友人が家庭教師をしにきてくれました。結果は何故か入れたわけですが、もともとたいした志があったわけではないので、いつでも成績は中の下という感じでした。

さて、次の受験は大学。親の希望もあって、医学部を受験したわけですが、落ちまくりました。でも、落ちればおちるほど、人間としては謙虚になっていく気がするんですよね。浪人してやっと1次試験に通った大学の2次試験で、試験官の先生に忘れもしない一言を言われました。「君は××高校の出身ということは、落ちこぼれだね」そりゃ、「そうですね」としか言えませんよね。結果は合格。入ったクラブの顧問が、その時の先生なのには驚きましたよ。浪人したので絶対に落第はしない、という気持ちでがんばりました。追試は数回受けましたが、何とかストレートで卒業。

そして、医師国家試験の受験。試験前の半年間は、おそらく人生でもっとも勉強をした期間であろうと、今でも思っています。自分のこれからの人生がすべてかかっているわけですから、極度の緊張がなんとか持続したんだろうと思います。

そして、最後が専門医試験。今の自分の知識で合格することが大事なんてことを言って見事不合格。やはり、どんな受験でもテクニックが必要だったのです。おとなしく、「受験勉強」をしてやっと合格。考えてみると、好むと好まざるとに関わらず、様々な試練が次から次へと待っているもんですね。

親になってからは、こどもたちの幼稚園受験(これは楽勝)、小学校受験がありました。ここまでは、親がある程度はレールを敷く必要があります。でも、その後は本人の意志にまかせる(というと、かっこいいのですが、実際は放任に近い)こととし、いよいよ長女は来週大学受験となります。

本人の気持ちが固まるぎりぎりまで、口を出しませんでした。実際、自分が経験してきた大学受験の知識は30年近く前の話であり、共通一次やセンター試験を経験していない自分としてはアドバイスのしようがないというのも正直なところなのです。助けてあげることはできませんが、決めたからには何とか希望通りになって欲しいというのは、当たり前の気持ちなのですが、さて本人はどう思っているのやら。

とにかく、昔と比べると、今の社会は肩書きより実力が評価されるようになってきています。ですから、結果はどうあれ、本人の前向きな気持ちで充実した課程を踏んでいければ、最後には勝者となれると信じていたいと思うわけです。いつものように、何を言いたいのかわからないような話になってしまいました。

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