2008年3月15日土曜日

何故広告はこうも大変なの?.

うちのような貧乏クリニックですが、細々と広告なるものを出しているわけです。特に3月から4月は転入・転出のシーズンですから、新しく都筑区に住まいを移してきた方々に認知してもらうことは大変に重要なわけです。

さらに横浜市営地下鉄グリーンラインがもうじき開通すると、今までの青葉区以外に港北区や緑区からも直通で来やすい位置にあるので、このあたりにも知られたいと思うのは当然なわけです。

医療については実質的な広告は厳しく規制されており、その網をかいくぐったぎりぎりの企画へのお誘いというのもしばしばあるわけです。全国誌でよくある名医紹介特集にのせませんか? みたいなのはそういう一つ。いずれにしても高い掲載費を工面するわけにもいきませんので、ごく限られたものに限ってやっているわけです。

まず、ビタミンママ。地域のおかあさんのための口コミ誌としてスタートして、だいぶ大きな情報基地として成長しています。開業からお世話になりましたが、それなりの数の患者さんが来院するきっかけになっていると思われます。読者やホームページの利用者はおかあさんが多いので、うちが力を入れている関節リウマチの患者さんの年齢層がかぶってきます。また、スポーツによる問題を含む小児整形外科の対象にもなっています。

お店などで無料で配布するパドの地域のドクター特集はディレクトリーとしての役割がありますので、昨年に続いてのせることにしました。各家庭に配布される都筑区医療マップも同様の意味で継続している媒体です。近くの町の自治会回覧板にも載せています。これらはいずれも数万円程度で比較的安い割には、保存性があって長期間継続しての広告効果が期待できるものと思っています。

そして看板広告として唯一のもので、最も金がかかっているのがセンター南駅改札を出て北側の出口5番に降りていく長いエスカレータの上の電飾です。もともとかなり大きめの物で、年間で100万円近くかかっていたのですが、今は同じビルのただ内科と共用しているので、だいぶ安く使えるようになりました。また、みなきたウォークができて、さらにコーナンの開店により人の流れが出始めたので、その効果はますます大きくなっていると思われるので、何とか死守していかなければと思っています。

そして、金がかからず絶大な効果が期待できるのがホームページです。クリニック全般のページ関節リウマチ専門のページ、そしてこのブログ。それぞれを何とか生かしてクリニックを知ってもらうことが、最も重要であると考えているわけです。特に同じ階の木村泌尿器皮膚科木村先生の知名度はインターネットを通しても抜群で、何とかその大きなお腹に小判鮫のようにへばりついていっておこぼれををいただかないと。

それとビルの入り口の立て看板や、最近裏に張り出したポスターなどは手作り品で、よく見ると大変にお粗末な物なんですが、現場を知ってもらうためには効果的だと思っています。横浜市の地域の条例でセンター南駅周辺のビルを飾ることはいろいろ規制があるため、ゲリラ活動で行っていて、ビルのオーナーにも怒られるのを覚悟でやっているところがあるんですが、幸い理解のある方で何とかお目こぼしにあずかっています。

でも結局は口コミが一番であることは、本当に思い知らされましたので、とにかくしっかりとお話しして、できるだけ早く治して、患者さんとの良好な関係を作っていくことが最高の宣伝活動であることはまちがいありません。