2008年4月9日水曜日

何で野球は国民的スポーツから陥落したのか

まぁ、そんな大袈裟なことではないのですが、まずスポーツに限らずレジャーの多様化ということでしょうかね。自分が子供の時は、はっきり言って野球しかありませんでした。こどもは誰もが黒い野球帽をかぶり、オレンジ色のYGのロゴがついていたのです。

昔は、東京に住んでいると、テレビやラジオの中継は巨人VSどっかしかやってません。8時54分で終了すると、急いでラジオに切り替えるのでした。さぁ、実物を見れると言うときでも、父親に連れて行ってもらえるのは後楽園球場か神宮球場です。後楽園はなかなかチケットが手には入れませんから、たいていは歩いても行ける神宮。

こどもの時に実際に見た試合といえば、巨人VSサンケイアトムズ(今のヤクルト)しかありません。当時は神宮球場は外野が芝生で、寝転がったりできました。ミットを持って行って父親とキャッチボールしながら観戦したこともあります。

当時のサンケイは、最下位の常連でエラーばかりで、はっきり言ってへたくそでした。クラスのほとんどの男の子は地域の野球チームに入っていました。

サッカー? ありましたよ。

今と違って実業団の地味なスポーツで、走り回っているだけで疲れるし、だいたい点が入らないので、見ていてもやっても面白くない。平成5年5月、出向していた病院でテレビを見ていて、まるでこのオリンピック開会式のような派手なパフォーマンスに驚いて見たのがJリーグの開幕でした。

そこからサッカーの爆進が始まりましたよね。プロ野球は気がついたときは、こどもの心から離れてしまいました。長島や王が少年雑誌の表紙を飾っていたのは過去のこと。自分も男の子ができたらキャッチボールをしたいなんていう、普通の夢がありましたが、いざそうなってみると、こどもはサッカーしか興味がありません。

野球のテレビ中継は縮少。良くも悪くも巨人という絶対的な球団があったのは過去のことで、いくら張本が「喝っ!!」と言っても、スター選手が大リーグにどんどん流出してしまうので、ますます貧弱な国内事情です。

さて今シーズン・・・終わりました。金本は今日こそは2000本安打を打ったのでしょうか、えっ? 出なかった、そうですか。まあ、いいでしょう。その程度の話題でつないでください。おっと中日、がんばってますね。完封負けでもいいじゃないですか、金本を抑えたんですから。まぁ、中日と阪神だけで今シーズンは続けてください。