2008年6月4日水曜日

いんたーねっと

パソコンというものが、世の中で手軽に使えるようになったのはNECのPC-8001というパソコンが80年代にはじめに発売されてから。数年後にはmodemと電話回線を使って別のパソコンと接続することができるようになりました。

この頃はウィルスなんてことは心配することもなく、ある意味原始的な状態だといえるかもしれません。この頃はパソコン通信と呼ばれ、基本的には1対1の接続、またはサーバーとなるパソコンの下に接続したクライアントがすべてぶら下がっているわけです。個々のクライアント同士では接続することはありませんでした。

そのうち大学レベルで情報の共有を目的に、それぞれのパソコン通信を接続する試みが始まり、ネットワークとネットワークをつなぐという意味でインターネットと呼ばれることになります。これが90年代始め。当時パソコンはCPUクロックがせいぜい100kHz程度。メモリーも32MBとか64MBでしたね。

一部のマニアは、モデムを使って自分で接続ソフトを調整して楽しむようになりました。当時のホームページはほとんどテキストのみで、画像なんて重たすぎて使いません。そして一般向けにもIPアドレスを解放し、Windows95が発売され、OSレベルでインターネットをサポートするようになったことが、今の爆発的な普及のきっかけでした。

それに会わせるようにISDNが登場し、それまでのmodemよりも高速な通信が可能になったことも大きい要因です。ロクヨン・ロクヨン・イチニッパーというのは当時のトレンドでした。そして、画像も使えるレベルになり、電子メールも一般化。世の中のすべての紙文化は消滅するのではないかという勢いです。

90年代後半になってくると、音楽や動画も配信できるようになってきました。最初にネット・ビジネスを思いついた人はすごい。携帯電話の普及も、インターネット無しではありえなかったでしょう。

そこで、ふと思い出すのが、本来の大学などの研究を促進するための本来のインターネット。今の状況の中で、十分に機能しているのでしょうか。逆に商業的なネット利用の中に埋もれてしまってはいないでしょぅか。

このようなブログも大手10社くらいに開設されている数は日本人4人に一人がブログを書いているといわれるくらいの数だそうです。実際にそんなに多くの人がやっているはずもなく、自分も作ってみたけど放置しているものがあったりします。ネットワークの無駄使いということも気にしたいものです。