2008年6月8日日曜日

わんこのいる生活

我が人生を振り返ってみると、わんこ、つまり犬がいない時間の方がすくなかったのではないかと思うわけです。

はっきりとは覚えていないのですが、たぶん小学校に入る頃に初めて犬が 家に来ました。柴犬の雑種だったと思います。ただし子犬からではなく、すでに成犬になっていました。名前はバーク。昔のアメリカのTVドラマの「バークにまかせろ」から来ていたと思います。

子犬からではないので、なかなか言うことをきかず、脱走も何回かしましたし、自分の右手には咬まれた傷跡が残っています。でも、なかなか憎めない奴でした。今のようなドッグフードはあまり見かけなかった時代でして、ごはんとキャベツとかを一緒に煮たものとかをたべていました。

高校3年生の時に、バークはすでに15才くらいだったはずで、さすがに老犬となり、体調を崩し死んでしまいました。死ぬ間際には、「うぉーーーん」ととても長く遠吠えをしたのを覚えています。

1年くらいして、今度はヨークシャーテリアがやってきました。どこでどうしたのか、詳しくは知りませんが、たぶん父が見つけてきたのでしょう。今度は子犬です。名前はジョン。さすがに小さくて、はじめは片方のスリッパにもぐりこんで寝ていました。

だんだん親離れしていくこどものかわりだったのかもしれません。父はとても可愛がって、いつも自分の懐に入れて寝ていましたし、ごはんの鶏のささみを包丁で細かく切るのも父の係でした。

医者になって家を離れてからは、もちろん犬はいません。でも結婚して、こどもができて、やはり生き物を飼っているということは、こどもにとってとても大事なことではないかと思っていました。

今の一軒家を手に入れてから、やっと犬を飼うことにしました。条件は屋内で飼えること、大きくないこと、毛が抜けないことです。お店に行くといろいろな子犬がいて、どれもが可愛いのですが、生後3ヶ月を過ぎてちょっと売れ残り気味のミニチュアシュナウザーが自分をじっと見つめているのです。数年前にはやった某金融ローンの宣伝みたいな雰囲気なんです。

ということで、こいつに決定。もともとミニチュアシュナウザーはあまり吠えず、比較的覚えがいいといいますが、動物病院でも「このこは当たりですよ」というお墨付きをもらえるくらいおとなしいんです。これまでも、随分と遊んでもらえましたが、でも1999年生まれですから、もうすぐ10才。もう若くはないんだから、体には気をつけてちょうだいよ。