2008年9月28日日曜日

西田佐知子 / アカシアの雨がやむとき

♪アカシアの雨にうたれて
 このまま死んでしまいたい
 夜が明ける 日が昇る
 朝の光のその中で
 冷たくなった私を見つけてあの人は
 涙を流してくれるでしょうか

あざみ野棒屋先生は東大卒業ですが、東大紛争が落ち着いたあとの入学だそうです。

60年代は学生運動が盛んで、特に1960年と1970年の日米安保闘争を軸に、若者を中心にものすごいエネルギーの放出があったわけです。

ほとんどすべての大学で学生運動が行われており、ヘルメットとゲバ棒、そして「全学友諸君に告ぐ」で始まる立て看板が所狭しと並んでいたのでした。

自分はその最末期に中学に入学したわけで、当然学生運動には参加していませんが、中高一貫の学校で、機動隊がが流れ込んできたりという経験があります。

1960年の安保闘争後の虚脱した空気にマッチして大ヒットしたのが、この曲です。いまだに学生運動のテーマソングのように扱われていますね。

自分はまだ幼稚園。でも、父親が歌謡曲が好きだったのか、随分と聞いた記憶があります。うーん、改めて歌詞を見て、なんかすごい歌だなぁ、と思いますね。

西田佐知子さんは後に関口宏さんと結婚して引退しましたが、小川知子伊東ゆかり黛ジュンらとともに1960年代を代表する歌謡曲の女性歌手でした。