2008年9月29日月曜日

膝を曲げると音がする

ということで、随分と心配している人が多いのでしょうか。このブログを検索してくるキーワードの中でそう多くはないのですが、コンスタントに登場します。

まぁ、体のあちこちをポキポキ、人によってはボキボキ、バキバキと音をさせている人はけっこういるわけで、大多数の方はむしろ「気持ちがいい」と思っているんでしょうね。

実際のところ、何で音がするかはわからないことが多いわけで、病的な意味はあまりないことが多いといわけています。関節内の関節液に含まれるガスが、圧力によって破裂する音という説明が理解しやすい。

ですから、音がしても、痛みなどの症状を伴わなければあまり気にしてもしょうがない。ただし、たいていは普通の動きではない、力を入れて音をさせているわけですから、関節に何らかの無理な力がかかっているはずで、あまり音がするから得ということは無いと思いますよ。

膝の場合、病的なものとして一番多いのが、半月板が痛んでいる場合。太ももとすねの骨の間が膝の関節ですが、間には主として軟骨でできた半月板がはさまっています。

スポーツ選手が、強いひねりによって半月板がバサっと裂けてしまい、手術が必要になることが多々あります。そこまでいかないとしても、年とともにしだいにボロポロになっていく消耗品なので、裂けたところが骨の動きによってめくれると音がするわけです。

痛みが出てくると治療が必要となりますし、場合によっては手術が必要なことも珍しくありません。まぁ、音がしなくてがっかりすることはありません。音がしない方が、関節はきっと長持ちしますよ。