笹の葉 さらさら 軒端にゆれる
おほしさま きらきら きんぎん 砂子
五色の たんざく わたしがかいた
おほしさま きらきら 空から見てる
七夕は織姫と彦星が年に一度、天の川で再開する日。二人きりのデートを人にのぞかれて嬉しいはずもなく、天気がよかったことはあまりないように思います。そりゃそうでしょう。まだ梅雨の時期ですから、晴れる方が珍しい。
自分にとっては、七夕はあまり年間を通じてのイベントの中では、あまり重要ではありません。もちろん、短冊に願い事を書いて、笹にかざったこともあります。唯一のテレビ出演は、自分が参加した幼稚園の七夕パレードがNHKのこどもニュースで放送されたこと。
でも、その前に、自分にとって7月7日は、母の誕生日なのです。物心つくと、七夕よりも母の誕生日という意識の方がずっと強く、いまだに親不孝な息子としては本当に申し訳ない気持ちになってしまう日でもあります。
勉強はあまりできず、ロックバンドにうつつを抜かし、ぎりぎりまで医者にはならないと反抗。大学に入るにも浪人をしたいだけして、医者になったら忙しいという理由で家にはよりつかない。開業するのに金を借りるは、孫の世話までさせている。
とにかく元気でいてくれればいいから、と思うものの、なかなかゆっくりもさせてあげられません。来年は、何とか旅行にでも・・・と思うのでした。