2009年7月11日土曜日

あすなろ海水魚館 道具集め Part 2

水槽と濾過器、ヒーターとクーラーまで揃うと、後は海水を入れればとりあえず魚を入れることはできます。しかし、まだ水槽の中に生物濾過をするためのバクテリアなどが定着していないので、まともに飼育できる環境ではありません。

あわてない、あわてない。急いては事をし損じる、と言いますからね。

基本的には底砂はいらないのですが、底面濾過器を補助として設置する関係で、なんかしらひかないといけない。細かい砂は見た目には海っぽくていいのですが、中が嫌気性環境になるし、だいいちすぐに巻き上がってしまい管理しにくいので特に理由が無ければ推奨されないようです。

そこで一般的に使われるのがサンゴ砂といわれるもの。底面フィルターが隠れる程度にひいてみました。

さて、問題は石なんです。最近の海水水槽では、ライブロックと言われているものを使うことが「普通」として言われています。

ライブロックはまさに生きている石、とはいえ石が生きているわけではなく、石の中に細菌を含む細かい生物がいろいろ棲み着いた状態の石で、これを使うとすぐに生物濾過などが効果をだして水槽の立ち上がりが早いというのです。

しかし、魚が病気になった時に治療薬を使用するとライブロックの生物が全滅することや、中には魚に有害な生き物が入っていたりすることもあるようです。さらに言うと、とにかく高い。石だと思うと、泣けてくる値段です。

とりあえず、海水魚は病気になりやすいので、いろいろ考えてライブロックはやめてデッドロックを使用することにしました。実際、ライブロックの場合は手に入れたら待ったなしで準備を進めなくてはならなくなるので、余裕がありません。

しょせん飾りとしてなら、無くてもいいのですが、多少は水槽の見栄えというもの気にしたいと思います。使ったのはセラミック製で、小さい穴がいっぱいあるので、使っていくうちにライブロック化していくことが期待できます。

そしてライトなんですが、魚だけなら通常それほど強い光はいらないので、まずは安くて簡便なものにしました。ただし、蛍光灯の色はWhite & Blueです。これで、いっきに海の雰囲気が増してきましたね。これで、いよいよ海水を入れるだけになってきました。