2009年9月8日火曜日

夢見る開業医

先週の火曜日は、過去最高の患者数を記録しましたが、やはり台風の影響だったわけで、その後はまた元に戻りました。

でも、がっかりしていません。実際のところ、うちは医者・看護師・リハビリ助手・受付という4人体制が基本。日によって受付が二人だったり、理学療法士が入ったりで、最大でも6人。これは、たぶん一般的な整形外科クリニックとしてはぎりぎりの人数だと思います。

なんと言ってもかみさんがマルチな役どころで、いろいろ補っているので何とかなっているというのが本音です。毎日100人だったら、さすがにスタッフの数は少なすぎでしょう。

さらに数人のスタッフを増員できて、かみさんを楽させてあげられることができるようになったら・・・つまり毎日100人以上の患者さんが来るようになったら、必死に当直バイトもしなくてよくなるんでしょうかね。

でも、医者一人が自分の医療を適切に提供できる限界というものがありますよね。医者の個人的な能力は無限ではありませんから、患者さんが増えれば一人の患者さんにさける時間は減るしかありません。

開業した間もない頃は、患者さんも少なくけっこう一人の患者さんにたっぷり喋っていたと思います。さすがに、以前に比べると説明はだいぶ簡略してきていることは否めない。もっとも、喋っているうちに話す内容がこなれてきたという部分もあります。

それでも、今はまだ自分の話したいことはだいたい喋るだけの時間はとれています。患者さんの満足に直接つながっていくことなので、これが一杯一杯になった時は、システムの変更を考えないといけなくなります。

その場合の選択肢は二つ。一つは患者さんの増加を制限すること。例えば予約制の導入という方法もあります。もう一つは、医者の増員。この場合は、自分のスタイルに近い医者を捜す場合と、逆にまったく違う医者を入れてみるというのもあります。

まぁ、そんな現実とはまだほど遠いことを考えてもしかたがないので、もう寝よう。