2010年1月30日土曜日

応援!! 受験生

今年は横浜では、雪を見ないうちに1月ももうすぐ終わろうとしています。時間の過ぎるのが早いこと。

大学受験も連日ヒートアップしていることと思いますが、受験生の皆さんは健康管理だけは気をつけてもらいたいと思います。ここまできたら、徹夜のように猛勉強するより、しっかり睡眠をとって欲しいものです。あとは、知っている英単語を一つでも二つでも増やすことが大事ではないでしょうか。

今年のセンター試験は、天候には恵まれたものの例年よりも難しかったと聞きます。できなかったと思う受験生は、できるだけセンター試験の比率の少ない大学を志願したくなるわけですが、結局みんなが同じ思考・行動パターンを取れば、そういう大学に受験生が集中して倍率を上げてしまうかもしれません。

もうこのあたりは当たるも八卦当たらぬも八卦の世界で、運を味方にした者の勝ち。やはり受験にはある種のテクニックが必要であるというのは、昔も今も同じなんですね。

センター試験の英語の問題を新聞で見ましたが、いきなり同じような読み方をする言葉の発音記号の仲間はずれを探す問題で、当然自分はひとつもわかりませんでした。

でも、いまだにこういう「生きた」英語とは対局に位置するような知識を問う問題が出ることには驚きを禁じ得ません。だから、日本人は英語が苦手になってしまう。

学問として英語を追求することと、英語を使いこなすことは違うというのは、もうさんざん言われ尽くしていると思っていましたが、やはり大学受験の中心に英語がある限り日本人は一部の人を除いてまともに英語を喋ることなんてできそうもありません。

自分も英語は苦手で、人に自慢できるようなものではありません。でも、たとえばハワイに1週間行くと、帰る頃にはけっこう会話ができるようになるものです。日本に戻って、また英語を使う環境が無くなると急速にできなくなるのが残念ですが。

大学浪人をしている頃だったか、サヨナラサヨナラサヨナラで有名だった映画評論家の淀川長治さんの話をきいたことがあります。淀川さんは若い頃に映画会社に就職して、洋画に邦題をつける仕事をしたりしていたそうです。

そこで、わからないことは無視して、わかるところから自分の感性で訳を作っていったというような話だったと思います。知らない単語は抜いてしまって、わかる単語だけを並べて、そこかに文章の大意を想像するというのは、わからないことをわかろうと努力するよりも簡単です。

わかろうとすることも大事ですが、英語ではわからないところで立ち止まっているよりも、わかるところを拾い上げて先に進むことの方が意味があるように思います。基本的には言語は会話を通じてのコミュニケーションの手段ですから、必ず相手がいるわけで、その相手もこっちをわかろうとしてくれるものです。

あとは、度胸一発。とにかく単語を並べるだけでもいいから、とにかく何か喋らないことには始まらないと言うことです。とはいえ、始まっている今の大学受験ではそうもいかないでしょうけど、とにかく自分の力を精一杯出して悔いの無いように頑張ってもらいたいと思います。