2010年4月4日日曜日

デジタル・クリニック

さて、パソコンが趣味・・・みたいなものなので、クリニックをやっていく上で助かることは少なくありません。なんと言っても、今時電子カルテは当たり前みたいなものですし、レントゲンもフィルムで出す時代でもなく、すべてサーバーに送って診察室のパソコンで表示。可能な限り紙媒体はスキャンして保存することで、ペーパーレスはほぼ95%くらいではないでしょうか。

しかし、便利と言って喜んでばかりもいられない。なまじっか、パソコン・マニアを気取っているので、少しでも自分で何とかできる反面、その分自分にかかってくる負担というのも馬鹿にならない。

先日はレントゲンの画像サーバーがダウン。なんか最近おかしくて、時々リセットすることがあったのですが、ついにどうにもならない。急遽古いサーバーに切り替えて事なきをえました。これはたまたまメーカーが、2台を置いておいてくれたから助かった。

動かないサーバーを調べてみたら、どうもファンが止まっていてCPUの温度上昇が原因らしいと気がついた。そこで、蓋を外してファンをはずしてお掃除。なんとか弱々しく動くようになった物の、どうも一抹の不安がある。ファンはずぅーっと回転し続けていますから、摩耗が激しいパーツです。

とりあえずメーカーにお願いしてファンの部品を送ってもらって、自分で修理ということで落着。そういえば、受付のパソコンも最近ずいぶんと動きが鈍いことが判明。実は5年前に中古でそろえた機種ですから、実際の所7年前くらいのノートPCです。こりゃ、なんかあってからでは遅い。

去年は、受付で使っていた領収書や処方箋を出すレーザープリンターの感光体がだめになったのですが、もうメーカーの保守期限切れで新しい物が手に入らず、プリンターの交換になりました。

さすがに、5年くらいたってくると、この手の物品はそろそろつらい状態になってくる。診察室で使っている電子カルテサーバーのパソコンは2年前に購入したものですから、まだまだ大丈夫ですけどね。

そこで、診療報酬のオンライン請求ということもあり、受付のパソコンを交換しておくことに決定。今までは省スペースを考えてノートタイプにしていましたが、最近はデスクトップでもだいぶ箱が小さくなりましたし、やはりいざというときのメンテナンスはデスクトップの方が圧倒的にやりやすい。そこで、デスクトップを使用してディスプレイもデュアルにしてしまおうと考えました。

結局、こういう時は買って安心のDELLのお世話になることになります。Windows7搭載ですが、わざわざWindows XPにダウングレードして、構成も電子カルテとしては必要最低限で注文しましたが、それでもクリニック内のパソコンの中ではもっとも高性能です。日進月歩の激しさを痛感します。

完全にメーカーまかせにしてしまえば、いろいろ楽ちんなんでしょうけど、とにかくクリニックレベルで一番安い電子システムを選択してしまった以上しょうがない。あと5年くらいはやってられるでしょう。その後は、さすがに面倒くさいので完全おまかせにしたいものだと思うわけです。