2010年6月4日金曜日

ゴキブリ

残念ながら・・・ゴキブリの季節となってまいりました。我が家では、この時期レギュラーなのです。

黒光りした流線型のスマートボディ。どうどうと駆け回っています。もちろん歓迎するわけはなく、壮絶な戦いを挑むことになります。

スリッパを手に持ってバシっと行くのがスタンダードではありましたが、これだといろいろと後始末が大変だったりします。スプレー式の殺虫剤を噴霧するのは臭いし、だいいち本当に退治したのかわからない場合があります。

台所近辺なら、料理用においているカセットボンペ式のバーナーを使うという過激な方法があるのですが、場所を考えないと後が大事になります。

そこで、登場するのは熱湯。ポットのお湯を少しとって、さっとかけるのです。これは当たりさえすれば、ほぼ瞬殺が可能というすぐれ技なのです。しかも、水ですから濡れるだけであまり問題を残しません。

あちらも、生き抜きたいだけで気の毒だとは思うのですが、残念ながらわれわれ人類と共存しているにもかかわらず、邪魔者扱いです。仮に生まれ変わるとしても、なりたくないものBEST10に必ずランクインすることは間違いない。

中学生頃だったか、部屋の隅にスリッパ攻撃で追い詰めたことがありました。さぁ、この一振りで勝負を決めてやると思ったその瞬間でした。なんとゴキブリが180度反転して、こっちに向かって突然飛んできたのです。

思わず悲鳴をあげて、その場にしゃがみこんでしまいました。ゴキブリは顔をかすめて、自分を飛び越してそそくさと消えて行ったのは言うまでもありません。

確かにゴキブリは羽を持っていますが、まさか本当に飛ぶなんて思ってもいませんでした。ゴキブリが飛ぶということは、じぶんに強い精神的ダメージを与えたといっても過言ではありません。以来、いつでも飛ぶかもしれないという恐怖と戦いながらの決戦に挑んでいるというわけです。