2010年6月8日火曜日

リウマチ勉強会@鴨居

医学の勉強会にはいろいろなものがありますが、1週間くらい前に行った学会は整形外科分野では最も大きな学会で、日本でも名の売れた早々たる偉い先生方の講演を聞くことができます。

学会はだんだん小さくなると、東日本、関東、神奈川、横浜という具合に対象となる地域が狭まっていきます。このような会では、専門医の継続に必要な単位がだいたい付いてきて、むしろこれが参加の大きな理由になってしまうのです。

そのほかに製薬会社が主催の会というのがあります。これは無料で有名な先生の話を聞くことができて、さらにたいてい懇親会とかがついてきてお腹も満たされます。ただし、聞ける話は製薬会社の関連したものに限られますので、時にはまったく興味がわかないものがあるわけです。

だいたい大きい会ほどつまらない。ただ人の話聞いているだけでなく、もっといろいろな疑問についてディスカッションすることに意味があるわけです。大きな会だと、「なんだ、そんなことも知らないのか」と思われそうですから、なかなか質問するには勇気が要ります。

そんなわけで、小さい勉強会が意味をもってくるわけです。今夜はいつものメンバーによるリウマチの勉強会。今回は鴨居のあゆみクリニックへお邪魔しました。

普通なら、そんな簡単な症例を出しても「だから何」ということで終わってしまうようなものでも、大いに意見交換をして盛り上がれます。またそこからいろいろな実地医療のTIPSみたいなものが浮かび上がってくるので、大いに役に立つということです。

楽しくて勉強になるのですから言うことありません。こういう会は単位とは関係なくても、ずっと続けていきたいと思うわけです。