2010年6月23日水曜日

あすなろ海水魚館 最大のピンチ

クリニックで観賞魚を飼いたいというプロジェクトが始まって1年。最初に始めた淡水魚館は、最初のトラブル以降はまったく問題がなく、平和な日々が続いています。

それに引き換え・・・

海水魚館のトラブルは、もう涙ちょちょぎれもの。もう、やめようかとめげそうになる日々の連続です。

4月以降も紆余曲折がいろいろありましたが、先週までについにカクレクマノミのペアだけになってしまいました。ところが週が明けて月曜日に、そのカクレクマノミが朝からぱくぱく苦しそうにしているのです。

もう、縄張りとかという問題ではありません。イソギンチャクが状態を保っていて、水質の問題も考えにくい。

いろいろ考えて水温が問題なのではないかと思いつきました。去年は一番水温管理が難しい真夏はさけて、9月から魚を投入。一応簡易式の冷却器を接続していたものの、さすがに窓際においている水槽ですから、これだけでは不安がいっぱいでした。

本来、窓際の太陽が当たるような場所に水槽を設置すること自体無茶であるわけです。アルミホイルを張って少しでも直射日光を防いでいたつもりですが、藻の発生はすさまじく尋常ではありません。

いよいよ気温も上がってきて、こりゃこのままでは無理だということで、ファン式の冷却器を取り付けてみました。しかし、どうもあまりカクレクマノミに変化がなく、ペアの大きいほうのメスがかなり消耗してきているのが手に取るようにわかりました。

しかし、今朝ついに☆になっていました。残された小さいオスは、寂しくてしょうがないという感じです。しかも水槽の中がかなりにごっており、イソギンチャクも弱弱しい。

これはもう、ほとんど水槽崩壊に近い状態と言えそうで、とにかく朝から半分の水を交換し外部フィルターも取り外して掃除をしてみました。まわりに大量の海水をぶちまけてしまいましたが、そんなことを気にしていられません。

とりあえず、午後には生き残ったものたちはなんとか平静を取り戻したように見えましたが、まったく油断はできません。

どっちにしても、いまさら止めるわけにはいかないのです。先週、人工海水を新しく購入したばかり。およそ半年分くらいの量が入った大きなバケツです。さらにファンだけでは心配なので、水槽用の本格的なクーラーも注文して明日到着予定なのです。

とにかく、明日は午後から大々的に水槽の掃除をして海水は全換水しようと思います。もう、いったいいつになったら優雅な癒しの水槽が完成するのでしょうか。