2010年10月2日土曜日

インフルエンザ予防接種シーズン到来

10月からインフルエンザワクチンの予防接種が始まりました。うちのクリニックでも、予防接種を行いますが、今まで受診したことがある方・・・というか、原則として通院中の方に限定で行います。

昨年は新型インフルエンザ騒動で、通常の季節性ワクチンすらてに入りにくく、オープンに予防接種をすることができませんでした。今年は、供給は問題ないのですが、昨年のやり方に準じて、案内は院内でだけ行っています。

一昨年までは、誰でもどうぞという形式で、かなり安く(ぎりぎり赤字にならない程度)やっていたのですが、さすがに内科でも小児科でもないうちのクリニックでせっせと予防接種をするというのも気が引ける。

とは言え、うちのクリニックにしかかかっていないという方もいるでしょうし、また関節リウマチの患者さんでは特に予防接種が推奨されますので、まったく用意をしないというのもひんしゅくを買いそうです。

毎年毎年、インフルエンザ一つをとっても振り回されっぱなしで,本当に疲れる話ばかりです。厚生労働省の一貫した早め早めの行動・・・なんてものは、期待できませんね。

今年のワクチンは新型とA型とB型を混合した形の物が主に使われますが、おかげで昨年の新型インフルエンザに関する法律が生きていて、これに準じるという。去年もかなりしちめんどくさいことで、患者さんにも多大な迷惑をかけました。

自民党時代の最後の厚労省大臣が、適当にきめたことで大混乱。民主党になって大臣になった方はまったくの無策で、実務的な変更をしなかったため、最終的に大量のワクチンを廃棄するというばかばかしい失態。

しかも制度をそのまま放置しているうちに今年のシーズンに突入という、もう素晴らしいことになっているわけです。ほんの数日前にやっと最終的な実施要項が配布されるという、もうぎりぎりのところ。

日頃の予習復習をせずに、試験前日になってあわてふためくというのはよくある話ですけどね。それにしてもお粗末からまつジュウシマツ。そういえば大臣は変わっちゃいましたよね。一番得意としていた年金問題ですら、何か仕事ができたんでしょうかね。

あ~、ぼやきは健康によくありません。精神衛生上、負のオーラなんてものは何の得にもなりません。この週末で気持ちを入れ替えて、また来週からは元気にがんばろう!! っと。