2010年11月12日金曜日

日本体育大学・健志台キャンパス

今日はクリニックを休診にして・・・日本体育大学で講義をしてきました。
場所は世田谷ではなくて、横浜・健志台キャンパス。青葉区のこどもの国の近くに広大なキャンパスがあるんですね。幸い、クリニックからはそれほど遠くありません。

なんで日体大か、というと、女子医リウマチセンターでお世話になった先生が、その後日体大の教授で転出されていたんです。でもって、なんとか一度授業をやってくれないかというので、木曜日の午後ならなんとかできますと返事をしていたのです。

今年度は、もう日程などが決まっていてどうしても金曜日しかないということだったわけです。断るのは簡単ですが、一度いいですと言ったからにはできるだけ約束は実行したいものだと思いました。

そもそも、講義をするのは嫌いではなくて、自分にとっても気分転換になって大変好都合。開業医で、毎日毎日の仕事ばかり追われていると、違うことをやってみたくなります。

テーマは「スポーツによる手・肘の障害」ということで、関節リウマチ以外では自分の最も得意とするところですから、準備はそれほど大変ではありません。今までに講義などで使った、スライドファイルの再利用を中心にして、スポーツ用に手直ししたものを使いました。

それにしても、医者というのは教育学についてはまったく勉強していないので、考えてみればずいぶんといい加減なことをしているのかもしれません。

今までに、医学部の学生、看護学部の学生、理学療法士の学校の学生、介護ヘルパーの研修生などに授業をしたとがありますが、いずれも大なり小なり医学的な知識を説明するベースはある方たちなので比較的楽チン。

今回は、まったくの学生ですから、医学的知識はゼロという前提で話さないといけない。それもうちのこどもと同じ年頃の学生ですからね。まぁ、若いっていうのはいいもんです。

なんと言っても、リアクションがいい。質問しても、反応が早い。喋るほうばかりが楽しんでしまい、ちゃんと内容がつたわりましたでしょうか。こういう授業は何度頼まれても、できるだけやりたいものです。

最後の質問で、「どぉーやって、勉強したんですかぁ?」というのがあったんですけど、「カンペを一生懸命作る」なんていういい加減な答えをしてしまいました。でも、本当です。カンペは、勉強のまとめを作ることで、これをやるとけっこう頭に入るもんなんですよね。そうすると、実際にはカンペは使わなくてよくなるんです。
写真は、学生に許可を得てのせさせていただきました。