2011年4月3日日曜日

ACジャパン

ACジャパンは、1971年に当時のサントリー社長佐治敬三氏の提唱によって「企業が金を出して、世の中のためになるメッ セージを、広告という形で発信しよう」という目的で設立され、1974年に社団法人・公共広告機構として認可。そして2009年7月に公共広告機構からACジャパンと名称を変更し、今年に公益社団法人となっています。
なるほど、いつも政府の公報活動のように思っていたのですが、基本的には民間の組織なんですね。ACというのはAdvertising Councilの略ですから、日本語にすると広告協議会となるんでしょうか。
なんとなく、見ていて印象に残るものもあれば、そうでないものもあります。なるほどと思えるものもありますが、ずいぶんとお節介と感じる時もないわけではない。
面白いのは、企業広告をしないはずのNHKが唯一放送するコマーシャルが、このACジャパンらしいです。NHKもACジャパンの会員なんだそうで、NHKが作った風に変えて放送することがあるようです。
コマーシャルを流す企業の不祥事や、コマーシャル出演者の不祥事により放送できないとき、緊急事態で番組のスポンサーが確保ではないときなどに、差し替えで放送されることが多いのだそうです。
と、言うわけで、東日本大震災直後から、企業のコマーシャル放送自粛が最大で80%程度になり、また広告抜きの報道特番ばかりが放送されていた関係で、しばらくの間ACジャパンのコマーシャルばかりが目についたということのようです。
震災の関係のない内容でいろいろ文句が出たりしていましたが、最近は大至急作り直した新しいものが放送され、通常のCMもだいぶ戻ってきていて、一時に比べればだいぶおとなしくなってきました。
ただ、どうも、最近頭の中で「ポポポポン」というメロディが鳴り響いているような気がしますが・・・