2011年4月5日火曜日

年度初めのリウマチ勉強会

そろそろ、新学期が始まるぞ、ってんで、あせっている人いませんか。夏休みと違って、たくさんの宿題は出ないからと安心していませんか。でもね、最初が肝腎。びしっと気持ちを入れて、新しいことに臨んでいかないと、最初にケチをつけると挽回するのが大変ですよね。

社会人でも同じことですが、特に大学病院に勤務する医者ですと、基本は年度単位で物事が変わるので4月はなかなかあなどれません。開業医になってみると、2年ごとに診療報酬点数の改訂というのが4月にあるので、そのときはかなりあせります。幸い今年はそれが無いので助かった。

というわけで、今日は関節リウマチ勉強会

実は、3月末に勉強会を発展させた田園都市リウマチフォーラムの第2回を行う予定だったのですが、さすがに状況を考えて延期にしました。すでに案内を差し上げていた先生方には、大変申し訳ありませんでした。

今日はその延期した分をどうするかの相談も含めて、いつもの四方山話でずいぶんと盛り上がりました。もちろん、いろいろと疑問がある症例を相談したりというのもあるのですが、実は他愛のない雑談の中で意外と役に立つ話が少なくありません。

患者さんの待ち時間の話などでは、どうやって待っていることの不満を感じないようにするかの工夫というところで、「なるほど」と思うようなことがあったりしました。

また、外国からの紹介状や外国に向けて紹介状を書くときの工夫なんていうのも、なかなか聞ける話ではないのでためになります。

いつもやっている勉強会ですが、こうやってひとつひとつ日常が戻ってきていることを実感することは悪いことではありません。とにかく、新しい年度・・・というより、地震の急性期が終わって、ここからは少し落ち着いて診療に集中したいものだと思うわけです。