2011年4月7日木曜日

別顔

今日は、午後からは横浜新緑総合病院の外来。これは、開業する前、女子医大に勤務していた頃からなので、もう10年近くなりますか。

これはリウマチ専門外来ということで、基本的には一般整形外科はやっていません。実際、隣の診察ブースには一般整形外科担当の先生がいるもんですから、自分は思いきりわがままに関節リウマチと痛風だけに集中です。

隣で骨折でギプスまいたり、救急車が入ってあたふたしていても、こっちはこっち。マイペースで外来やっていていい、というのも整形外科医としてはずいぶんとぜいたくなことです。

そのかわり、と言ってはなんですが、リウマチの疑いという患者さんについては手を抜くわけにはいきません。今日は、自分にとっては初診の患者さんが数人まざっていたので、もうそれだけで時間がいくらあっても足りません。

昨日転んで手が痛い、というと話は簡単ですが、リウマチの場合はいつからどこが痛いか、家族には病気はないか、今までに通院していた人の場合はさらにどんな治療をしてきたか、薬で副作用はでなかったかなど聞くことがたくさんあります。

必要ならあちこちのレントゲン検査をしたりとも、とにかく資料が多ければ多いほどいいわけで、とにかく時間はかかるわけです。いやいや、もう、時間が押せ押せで予約枠の時間通りにはまったくいかない。軽く1時間待ちを越えてしまいました。

あるアンケートによると、患者さんは待ち時間が20分を超えると不満を感じ始めるというのがあります。その前に、あとどのくらいかかるというアナウンスができることが望ましいのですが、一人一人を順番に診察しているとなかなか難しい。とにかく、そういうときほど丁寧にやるしかありません。

とにかく、いつもの自分のクリニックの外来とは一味違ったところで、ある意味気分転換的にところもあって、ちょっと楽しんでいる自分がいたりするものです。