2011年8月1日月曜日

葉月

古代ローマにおいて、シーザー暗殺後、義理の息子が初代ローマ皇帝の地位についた。その名は、アウグストゥス、紀元前27年のことでした。

そして亡くなったのが紀元14年、アウグストゥス Augustus は神格化され、その付月のカレンダーにAugustと記されました。さらにジュリアス・シーザーも神格化され、前の月にJulyとして記されたのです。

日本では葉月と古来呼ばれていたわけですが、本来バカンス・シーズンであるわけで、有名な祭りが目白押し。青森のねぶた、秋田の竿灯、高知のよさこい、徳島の阿波、岐阜の郡上踊りなど、日本人なら聞いたことがある祭りがいろいろあるわけです。

その一方で、広島・長崎に原子爆弾が投下され、8月15日が終戦記念日となってから、襟を正すことも忘れてはいけないようになりました。日本人にとっては、いろいろな感情が錯綜する季節です。

こどもたちにとっては、夏休みが始まって1ヶ月以上もあると余裕で遊んでいたのが、8月になったとたんにあと1ヶ月を切ったという気持ちになってしまう。実際お盆を過ぎると、あっという間に新学期です。

日本でも、9月を新年度として学校を始めようという動きが出てきています。これは、諸外国の事情に合わせて、留学などをより円滑に行いたいということのようです。しかし、いろいろな日本の行事が、1月または4月を始まりとしているため、なかなか簡単には変えられない。

しかし、日本がグローバルな視点で物事を見る事が出来る、国際人を輩出するためには是非努力してみる価値があるように思います。