2011年12月15日木曜日

テレビ番組

年末ともなると、テレビはもうレギュラー番組はどんどん姿を消して、総集編と呼ぶ安上がりなバラエティが幅をきかせていますね。

タレントを並べて、あーだこーだとコメントを喋らせるタイプのバラエティは特に多い。今年の放送分から、面白そうなところを再編集して並べてみる。

自前の番組の編集中心ならまだましですが、最近はインターネットの動画サイトから探してきたムービーをひたすら並べる番組の多さには辟易してしまいます。

チャンネルが違っても、同じムービーが出てきたりして、せめて自分で必死に動画を探す努力すらしない番組の多いこと。

メディアは事あるごとに自らの正当性を声高に主張しますが、どうもこういう番組改変期のあまりに安直な番組作りを見ていると、いかがなものかと思ってしまうのです。

これはチャンネルが増えすぎていることも一因ではないかと。何年か前までは、NHK総合、NHK教育、日本テレビ、TBS、フジ、テレビ朝日、東京12チャンネルの7つがすべて。その7つでさえ、すべてを見ることなんてできやしません。

今は、一体いくつの放送局があるんでしょうか。そんなに放送したって、その大部分は単なる垂れ流し状態でしょう。

今年は7月にアナログ放送が終了し、デジタル放送に移行。ハードだけは進化しましたが、放送されている内容、つまりソフトはむしろ退化していませんか。

結局、テレビ局は多くの番組を自前で制作できないため、下請けの会社に依存する。下請けの会社は、「やらせ」で問題になるような番組を無理やり作ったりすることになる構図が出来上がる。

その番組、本当に必要ですか?