2012年2月5日日曜日

Cup Noodle ''KING''

日清食品のカップヌードルが、発売40周年を記念してKINGが出てきました。いやはや、でかい。最近はでっかいカップ麺がけっこうあるのですが、このカップはかなりインパクトがあります。隣においた普通の500mlのペットボトルと比べてみれば一目瞭然。

味は・・・まぁ、普通の味です。何も変わったことはありません。当たり前です。普通サイズは麺は65g、BIGサイズで85g、Lightだと40g、Miniだと30g。

このKINGは麺重量は105gということで、普通の1.5倍強ということになります。ただし乾燥重量ですから、実際は水分を含んで2倍くらいになっているのではないでしょうか。さすがに、食べるのに時間がかかって、麺が伸びてきてしまいますし、やや途中で味に飽きてしまいました。

それにしても、カップ麺の元祖、巷にあふれるほどのカップ麺が登場してもいまだにこの味を越える物はないと思っている人は少なくない。そういう自分もその一人。

カップヌードルが40周年ということは、自分が中学入学から今年で40周年ということです。そうか、もう40年も前野ことなんだ・・・年を取るはずだわ。

それまで、インスタントラーメンはあったんですけど、鍋で煮ないと食べれない。お湯をかけただけで食べられるか試してみますが、芯まで柔らかくならないので、中途半端にしけったベビースターラーメンみたいな感じでおいしくない。

中学に入って、給食が無くなったので、100円とお湯だけで3分間待つだけというカップヌードルの登場はもう青天の霹靂、食の文化大革命状態だったものです。

当時、学校の前の道に「きくや」というパン屋があり、たいていここで昼飯を調達していたわけですが、カップ麺が登場してからは、パンからカップ麺に昼飯が変わっていきました。

最初の頃は、お湯はサービスだったのですが、あまりにお湯が必要なので、一杯分10円を取るようになりました。因業きくやと随分とののしられた物です。もっとも、お湯を沸かすガス代や、魔法瓶を調達するのによけいな出費がかかったことでしょうから、短期間ならしょうがなかったかもしれませんけどね。

日清に続いて登場したのが、カップスーターだったかペヤングだったか、記憶が定かではありません。とにかく、今や味もカレー、シーフードから、とにかく次から次へと増えて、もう何種類あるのかも把握できないほどになりました。

食事の時間を一気に短縮し、さらに様々な生産活動に使う時間を増やしたわけで、日本の高度経済成長期の最後期を象徴する「食の文化」だったと言えるでしょう。