2012年3月10日土曜日

医者以外の仕事

3月に入ってから、どうも天候が思わしくない。ということは、クリニックの受診患者数にも影響が出るわけで、自分も霞を食べていきていくわけにもいきませんし、まして家族がいますから。

まぁ、そこまで大げさな話でもありませんが、何にしても人間はするべき仕事があってテンションが保てるわけで、閑だとどうもぱっとしないわけです。

まぁ、月初めで普段より雑用が多かったので、黙々とそれをこなす時間に恵まれたと考えれば、何でも悪いわけではありません。

中でも、雑用というより、クリニックの根幹に関わる問題、つまりスタッフの補充についてはずいぶんと気をもみました。数年間働いていただいたスタッフの一人が、家の事情などで退職することになり、あらたにスタッフの募集をしたわけです。

前回、ネットを経由した募集がけっこう便利だったので、また同じシステムを利用させてもらったのですが、ここに意外な落とし穴がありました。

初日に朝一人だけ応募があって、その日はそれっきり音沙汰がない。どうも、あまりの応募の無さに心配になってきました。翌日、クリニックに問い合わせがあって、いくら応募しようと思っても締め切りとなって応募できないというのです。

前回の利用の時に募集を締め切るために、応募できる人数に制限をした設定がそのままになっていたことが原因だったのですが、前回利用したデータなどのほとんどがリセットされているにもかかわらず、そこだけの設定が残っているということは、まったく案内がなく愕然としたわけです。

毎週、いや毎月利用するようなところならいざしらず、年に1回あるいは数年に1回とかの頻度でしか使わない自分のような者にとっては、このあたりはもう少しきちんと使い方の説明をしてもらいたかったところです。

せっかく求人を出したのに、これでは無駄になってしまうかと心配しましたが、その後何人かの応募をいただき、何とか新しいスタッフを決定することができました。他にも。いろいろとハラハラドキドキすることが盛りだくさんで、この1週間は精神的にはどっと疲れたわけです。

特に、せっかく応募いただいたのにお断りする場合は、正直けっこうな精神的ストレスがあります。断られた側が、断られたことを納得できる理由が必要でしょう。もちろん、いちいち説明しなければならないわけではないのですが、一応そこんとこを考えないといけないように思うのです。

医者が医者だけやっていれば楽なのですが、どうも根本的に経営者としては超アマチュアの域をいまだに脱しない状況ですから、こういうところで寿命を縮めているに違いありません。