2012年5月4日金曜日

ゴミ

ちょっと前まで横浜市では「G30」という標語がありまして、まぁ途中で投げ出した前市長さんが大威張りしていた奴なんですけどね。Gはゴミのことで、ゴミを30%削減するという「壮大な目標」のこと。

実際に市が処理するゴミの量を減らすことに成功したとかで、他の地方自治体からも見学に来る方がいたらしい。前市長さんは、そりゃあ鼻高々でしょう。

ゴミの減量のための手法はというと、徹底的な分別をすることらしいのですが、これがもう大変でどうもよく理解できない。そんなお馬鹿さんは市民として失格かもしれませんが、そこまで細かく設定する必要が本当にあるのかないのか、一市民にはよくわかりません。

リサイクルマークの「プラ」と書いてあっても、中には持っていかないものもあったりする。プラの日に出すと、そんなことも知らないのかとでも言われているようなシールが貼られてゴミ集積場に置き去りにされてしまいます。

まぁ、それでも市政がよくなるなら市民としては協力することはやぶさかではないわけです。しかし、本当に30%の削減をしたのでしょうか? 個人的な印象だけですが、結局「市が処理するゴミが減った」だけのことで、全体のゴミは必ずしも変わっていないような気がするのです。

スーパーに行けば、相変わらず無駄なトレイを使った包装は続いていますし、うちから出るゴミの量は相変わらず。そりゃ、お前のうちがゴミが多すぎるんだと言われればそれまでですが。

かつて医療費を削減するために、介護保険を新設して見かけ上は医療費が減ったかのようにした作戦を思い出します。節電問題にも多少共通することですが、いろいろと便利になった生活をどれだけ昔に戻すか、そしてそれをみんなが我慢できるか。さらに新しいゴミの処理技術を開発・導入できるかが大事なのかなぁと思ったりしています。