2012年5月23日水曜日

関節リウマチ勉強会

自分と青葉区の広田先生、緑区の上里先生の3人で始めたリウマチの勉強会。もともと2009年の秋から始めたもので、最初の一年間は3人のクリニックを会場に持ち回りでいろいろな日頃の診療の相談をしたりする感じではじめました。

1年くらいたって、もっとオープンにリウマチに力を入れている先生を集めた会をやろうということになって、田園都市リウマチフォーラムという研究会を立ち上げました。それからは、3人の勉強会は世話人会ということで、フォーラムの内容を話し合ったりする部分も追加されました。

今年になって、自分のクリニックのあるセンター南の隣、仲町台にリウマチ専門医の東先生が開業して、勉強会にも参加してもらうことになりました。

昨夜は、うちのクリニックでの勉強会でしたが、フォーラムを立ち上げて、診診連携についてはだいぶ基盤整備が進んできて、3年弱の間に地域での関節リウマチ診療についてはある程度の形が出来てきたのではないかと自負できる部分があります。

そして次に大事になってくるのは病診連携。関節リウマチは、基本的には外来レベルで完結する病気です。しかし、合併症や薬の副作用の問題が出た場合、あるいは手術の必要があるような場合には、入院治療が必要となるケースがあり、入院設備を持っている病院との連携も無視できない。

まず最初に、この春からは聖マリアンナ医科大学との間で病診連携の取り組みが始まりました。病院と診療所のお互いの長所をうまく組み合わせて、患者さんの利便性を向上させようというのが狙いです。ただし、病院はいくつかあり、他の病院とも関係を構築していくことが必要と思っています。

そういう意味で、昨夜の勉強会は大変意義深いものでした。近所の大学病院から、関節リウマチ診療に携わる先生も参加してくれたんです。開業医として、あるいは勤務医として、それぞれ違った立場にあっても、関節リウマチという病気に対しての思いはそうは変わりません。すぐに、雰囲気に溶け込んでもらえたようで、いろいろ症例にも意見を言っていただきました。

今後も、出来るだけ参加していただき、どんどん連携の強化に一役買っていただきたいものだと思います。フォーラム5周年ごろには、地域の診診・病診連携には無くてはならない会として成熟できているのではないか・・・というか、なるように努力していきたいものだと思います。