2012年6月16日土曜日

車内でSDカード

自分にとっては車の中で音楽を聴くというのは、ほとんど走るのにはタイヤが必要というのと同じくらい普通のことになっています。

最初に乗るようになった車には、カーオーディオとしてAM/FMラジオとカセットテープがついていました。次の車の時にはすでにCDの時代で、音は格段とよくなった。

そのうち一枚一枚CDを入れるのはめんどうだというわけで、CDチェンジャーというものをくっつけました。なんと6枚のCDを一度に入れられるという、20年くらい前としては超すぐれもの。

でも、自分の好きな曲だけを選りすぐって聴きたいときはカセットテープしかなかったのですが、時代は進歩してMDなるものが登場。プロモーションビデオが全盛になってきたころで、テレビの音声を録音してMDに入れて聴いていたものです。

しかし、MDの時代は比較的短く、音楽はパソコンでMP3に変換してCDに入れて車に持ち込むようになりました。なんと、CDの700MBあれば100曲以上を入れておけるので、何時間もソースを交換する手間がない。

しばらくは車の中には、自分のお気に入りが入ったデータCDが10枚くらいあれば十分という時期があったわけです。しかし、時代の変化はめざましく、数年前からはメモリーカードにいれておけばよくなりました。

4月に新しい車がきたわけですが、そこでナビをどうするかという選択で、一番重視したのが音楽をどうやって聴くかと言う点でした。ナビ機能については、そんなにしょっちゅう知らないところに行くわけもないので、普通のことができれば特に困らない。

音楽については、今時ですからメモリーカードから直接読めることが第一条件でした。HDDナビで、CDを取り込んでしまうというのが流行ですが、HDDの耐久性についてはまったく信用していないので、あっさり却下です。

そんなわけで、とりあえず値段的にもお手頃な16GのSDカードに音楽データを入れることにしたわけです。とりあえず6枚あるので、全部で約100G近くの容量となるわけです。

MP3の最高音質のデータでは、だいたい1分で2~3MBくらいが必要ですから、これだけみっちりと音楽を聴き通すのには、実に1ヶ月くらいかかるということになります。

いやはや凄い時代になりました。一枚のカードのなかに、何種類ものベートーヴェンのピアノソナタ全集が入っていたりするんですから。