2012年9月10日月曜日

藁葺屋根の家

いわゆる古民家と呼ぶにふさわしい家と言えば、白川郷などが大変有名。わざわざ出かけて行って、観光するというかたも少なくありません。

藁葺屋根というのは、そういう古民家の代表的な作りですが、都会ではもう目にすることはまずありません。 そもそも、こういう家を作れる大工さんがいないでしょう。

写真は、うっそうとした森の中。よーく目を凝らしていただくと、どうです? 立派な古民家が見えてきました。なかなか肉厚な感じのする藁葺屋根、なんか鶴の恩返しのような民話の世界が現実になったような光景です。

この場所は・・・実にあざみ野。しかも、駅前の一等地。都内から電車で20分、急行が停車し、横浜へ出れる市営地下鉄の乗換駅としても、それなりに賑わう街の、超ど真ん中にあるんです。

ずーっと昔からの地権者の方の家なんでしょうか、もともとはこのあたりは全部このような光景だったんでしょう。特に文化財とかになっている気配も無く、今となってはなんとも不思議な空間です。