2012年9月20日木曜日

関節リウマチ講演会 @ 新横浜

昨日は、またまた関節リウマチの講演を聞きに新横浜まで行きました。まぁ、あんまりこんなことばかりを書いていると、いかにも勉強してます的な感じですけど、一応忘れないためのメモみたいなものなのでご容赦ください。

昨夜の会は、自分たちの勉強会である田園都市リウマチフォーラムでお世話になっている聖マリアンナ医科大学の山田秀宏教授関連の会。一番のポイントは聖路加のリウマチ部長先生による講演で、いまやアメリカを抜いて世界のリウマチ学の頂点となった感がある今年のヨーロッパ学会でのトピックがテーマ。

実際には、内容的には多少物足りない・・・というのは、比較的最新の話題を振りにして、基本的事項の整理という話でした。正直いまさらというところが少なくなかったのですが、ちょっと早口過ぎることを除いて、比較的話がうまいので飽きずに聞くことができました。

わりと大胆に、現状の世界基準ともいえる診断のための分類基準を解説していく内容で、臨床家が建前ではなく本音で感じていることをズバズバと切り取って行くところは、思わず「そうそう、うんうん」とうなずいてしまいました。

医療には、学問のための医学と患者さんのための医術があると自分は勝手に考えていますが、もちろんどちらも大切です。しかし、医学ともなると実地医療を実践する開業医の立場からは、しばしば異論を唱えたくなることがあったりするものです。

大学病院の偉い先生の話は、時にそのまま実践することが難しい場合があったりします。病気は現場で起きているんだ、研究室で起きているんじゃない・・・みたいなところでしょぅか。

昨夜の先生は、実地医療の神様みたいな日野原先生(100才超え!!)を擁する病院の部長先生で、アメリカやヨーロッパの現実も知り尽くしています。そのあたりと日本での現実の比較などは、大変興味深く参考になりました。