2012年10月14日日曜日

ネットおくて

どうも無節操なブログですから、話題はあっちへ行きこっちに来るわで、しっちゃかめっちゃか。時々、ブログ読んでますと患者さんに言われるのですが、誰か特定の方に向けて書いたことはほとんど無いので、読むとかえって混乱するんじゃないかと。

そもそもブログというネットの利用法は、誰もが簡単に情報発信基地になりえたわけで、5年くらい前が花盛りの頃だったのではないでしょぅか。自分が始めたのは、けっこう遅くてブログという形態が成熟してからです。

数年前にツイッターが人気となりだし、手軽に短い文書を投稿するようになってからブログは下火になったように思います。ただ、ブログもツイッターにしても、基本的に不特定多数を相手にしているみたいなところがあります。

昨年くらいから急激に広まったのがFacebookで、映画になったりもして、ものすごい勢いで人気を獲得したようです。・・・ようです、と言うのは、実は自分はツイッターもFacebookも利用していません。

自分を知っている人は、パソコン・マニアで当然SNSの類は真っ先に飛びついて利用していることだろうと思うかもしれません。なんでしょぅかね、とりたてて使わない理由というのも思いつかないのですが。

元々、パソコンが手軽に使えるようになってパソコン通信という特定の相手とだけネットワークをつなぐ仕組みがありました。これが何かいやだったんですよね。なんとなく、今で言う「おたく」みたいな感じがしていたんです。

そもそも当時は、パソコンはスタンドアローンで使用するのが普通で、他のパソコンとつなげる必要性がなかった・・・というか、そういう発想の使い方はしていなかったわけです。

しかし、今やネットワークにつながらないパソコンなんてありえません。インターネットの普及は、生活の仕方さえも変えてしまったと思います。20世紀末に起こった世界規模の「第二次産業革命」と呼んでもいいかもしれません。

インターネットの特徴は、どこの誰かわからない人と簡単にいつでもネットワークでつながるところ。ですから、インターネット普及の最大の欠点は、社会の匿名性がより重視されるようになった点にあるかもしれません。

匿名性が強まると、当然言いたいことを言い、やりたいことをやる人物が出現してくるものです。ウイルスの問題も、そこらあたりに端を発すると思います。

ですから、逆に匿名性を排除して一定の規律を取り戻そうとしたのがFacebookでしょうし、その人気には安全・安心が担保になっているんでしょう。ただし、でしたら昔のパソコン通信でいいわけで、本来のインターネットの利点がうやむやになっていくような気がするんですよね。

いずれにしても、インターネットの普及スピードが速すぎて、利用するためのルール作りが追いついていないことが、そういう様々な問題へとつながっているわけで、ちょっと下がって冷静に見る目も大事かなと思ったりしているのです。