2012年10月23日火曜日

だめ経営者

今日は嵐。突風や、急な豪雨で、雷こそ無かったようですが、クリニックは当然のように閑。そういう日がたまにあってもいいんですが、しょっちゅうだと経営者としては困ってしまいます。

今日は毎月の会計事務所の訪問。先月は8月分の収支の点検で、今月は9月分の点検。実は、2ヶ月前年同月割れで、担当の方から叱咤激励されてしまいました。

まぁ、ちょっと言い訳しておくと、8月は開院して以来初めて1週間丸々夏休みにしました。9月は、たぶん残暑が長かったし・・・

担当の方の話だと、だいたい3年くらいまでは少しずつ収入は増えていきますが特に経営的な戦略が無ければ、そのあたりから頭打ちになることが多いそうです。

何しろ、一人の医者でさばける患者さんの数には限界があります。どこかで、一人一人の患者さんに使う時間を削って行くしかないわけですが、その分患者さんとの関係にも不安要素が増えて行くわけですから、なんでも減らすというわけにはいきません。

美容院とか床屋さんも、1日に一人でさばける客の数は決まってきますから、おのずと収入はある一定以上にはできない。

うちのクリニックの場合は、もともと患者さんが少なく伸びも大変ゆっくりでしたので、5年くらいまでは増加傾向でしたが、その辺からほぼプラトーになってきたかという感じ。

あとは体力勝負みたいなところで、とにかく目一杯働きますでここまで来ました。すぐれた経営者ならば、政略を見直して新たな手法を導入したりするんでしょうが、なにしろこっちはただの医者。経営学については、まったくの素人ですからね・・・

とにかく、おいでになった患者さんを何とかする以外は、まったく意気地が無い。流行の在宅関係に手を出すとか、自費診療分野を取り入れるとか、拡張路線についてはとんと興味が湧かないしなぁ。

地域の住民の数、評判頼りでここまで来て、まぁこれからもそれしか思いつかないもんなぁ。やっぱり、ただの医者ですから、経営者としては失格かもしれませんね。ただの医者であり続けるのも、それはそれで大変ですから、とにかく自分の立ち位置を見失わないことが大切ですよね。