2013年3月22日金曜日

アマリリスの種

毎年秋が深まった頃に、患者さんからアマリリスの球根をいただきます。大変ありがたいことで、早いとクリスマス、遅いと正月に開花して、楽しませてくれます。

花は枯れてしまうと、見た目がありますから根元から切り落としてしまいます。ただ、球根ですからそのまま枯れて捨ててしまうのももったいなく、もう一度翌年に花が咲くことを期待してとっておくのですが、残念ながら葉しかでてこない。

簡単なようで、なかなか難しいもので、うまく花が咲くように相当に人工的技術が自然をコントロールしているんだろうと思います。こういうのも。科学の進歩のひとつということでしょぅか。

そこで、今回は考えた。球根で復活が無理ならば、種から育てられないか。正月に開花して時に、おしべの先についている花粉を中央のめしべに受粉してみました。なんか、小学生の理科の実験みたいな感じ。

枯れてからも切り落とさず、じっと我慢。そしたら、花の根元がだんだん膨らんできて、ついに割れてなかから種が出てきました。 こげ茶色ですが、けっこう薄っぺらな感じで、一つの花に数十粒(枚?)の種が詰まっているようで、これが全部花を咲かせたら・・・

まぁ、そんなうまくいくわけはないでしょうが、ちょっと試してみたいと思うので、もしかしたら今年の秋から冬の楽しみの一つになるかもしれません・・・って、種から花が咲くようになるまで何年もかかるらしいんですけどね。