2013年4月5日金曜日

緊張と緩和

年度末・年度初めはいろいろと忙しくなるものですし、また天候もイマイチだったりして、今週は連日クリニックはゆるい日が続きます。明日は「台風並み」の天候と、さんざん天気予報でやってますから、さぞかし・・・

年がら年中だと、経営的にはやばい状況になります。でも、どんなことも緊張と緩和が大事なので、1年のうちにこういう週もあってもいい・・・んだと思って、おかげでレセプト作成(診療報酬の請求書作り)もスムースでよしとします。

緊張しすぎだと、空気が入りっぱなしの風船みたいなもので、いつか破裂してしまうのは必至。もちろん、緩和しっぱなしでは煮込みすぎたラーメン。

適度の緊張はやる気を引き出し、そのやる気は適切な緩和をところどころに盛り込む事で維持していけるものです。

最近、緊張に次ぐ緊張で、いったい何を考えているんだかわからないのが北朝鮮。米韓合同軍事演習以後、急速に「戦争状態」をあおるような発表を矢継ぎ早にしています。

一番疑問に感じるのは、現在の「最高指導者」とされている若造。彼は、外国に留学して外から客観的に自分の国を見ることができたでしょうし、現代の国際情勢というものもそれなりに理解できたはず。

にもかかわらず、父親のとってきた国際的に誰からも許容されない政治手法を踏襲しただけでなく、さらに強化していくような方法論に走り出している。もしも、本当に自分からやっているのなら、相当な世間知らずです。

多少なりとも、冷静な判断力を持つのであれば、逆に彼は傀儡であり、実は本当の実権を握っているものがいるということ。バカバカしいくらいの話ですが、例えば一昨年12月の金正日の死去というのが実は嘘ということだってありうる国かもしれません。

独裁者の末路というのは、今も昔もハッピーエンドということはなく、キム・ジョンイルもそうなる前に死んだ事にして、国内の不満を一掃しさらなる神格化を図る。そして、表向きには息子の一人をロボット化、陰に隠れた分よけいに過激な行動を起こしている。

とにかく、そんなことまで想像できる国というのは今時他にはないでしょう。徹底的に不安をあおっていく状況ですが、ある一定のラインを超えてしまうと、後戻りはできなくなることはわかっていてもらいたいものです。

もしも、本当にアメリカが戦争をする大義名分を与えるところまで行ってしまえば、国力的にはアメリカから瞬殺されてしまうのではないでしょぅか。その場合も、おそらく国際社会は積極的なアメリカへの非難は限定的でしょうしね。

ジョンウン君、よく考えましょうよ。若いし、経験もなく、虚勢をはりたくなるのはわかるけど、できないことはできない、知らないことはしらないと、ちゃんと言えることのほうがかっこいいものです。 緩和するポイントを間違えたら、ただのばか者になってしまいますからね。