2013年10月17日木曜日

安堂ロイド

この夏最大の話題をさらったドラマ「半沢直樹」のあとを受けて、先週の日曜日からTBSで始まったドラマ。久しぶりに、興味をそそられる内容のドラマです。

ぶっちゃけ、「半沢直樹」はほとんど見ませんでした。家族が見ている横で、チラ見程度で、まぁ何となく話の流れは理解したという程度。

TBSのうまいと思ったところは、9月22日に「半沢」が終了して、最高視聴率を叩き出しで浮かれているところで、すぐに「安堂ロイド」をはじめなかったところ。

「安堂ロイド」は3週間あいて、半沢祭りが落ち着いたところで10月13日スタート。今期のドラマの中では、最も遅いスタートです。半沢気分を消して、新ドラマへの期待感を盛り上げることができました。

天才物理学者が自分が殺されること、婚約者にも魔の手が迫る事を知って失踪。そして、100年後の未来から、物理学者の同じ容姿のアンドロイドが送り込まれ婚約者を守る。

とりあえず、分かっている大筋はこんなところで、SFアクション&ロマンス・ドラマとでもいう大掛かりなストーリーのようです。この今までにはなかった展開が予想されるドラマですから、おそらく半分くらい終わらないと、なかなか筋書きの理解は難しそうです。

そこまで、視聴者を飽きずに引っ張っていけるかは演出と脚本の出来次第。実際、単純な恋愛ドラマと違って、CGなどが多用されるのでしょうが、未来性をテレビでうまく処理できるかが嗅ぎになりそうです。

主演はご存知キムタク。木村拓哉は、一時のアイドル性にのっかった人気絶頂の時代を過ぎて、昨年の「プライスレス」から無理せず素を出す事で演技者としての成熟を感じさせました。

今回は、一転して素でもないし、むしろ人間味のないアンドロイドという役どころ。当然、共演の柴咲コウとの関係ができて行く過程があって、しだいに人間性を出してくるような展開があるのでしょうが、少なくとも初回では感情のなさそうなありそうな雰囲気がうまく出ていたように思います。

何とか、年末まで楽しませてもらいたいものです。最終回は、木村と柴咲が100年後の未来のクリスマスイブでめでたしめでたし、みたいなことになるかもしれません。