2014年2月4日火曜日

東風解凍

昨日は節分。節分は季節の分かれ目で、当然この時期ですから、冬から春になるわけです。暦は、ここですべてリセットされるわけで、ある意味本当の意味での1年の始まり。

二十四節気だと、大寒から立春に移る。一番寒そうな大寒の後ですから、いきなりポカポカというわけにはいきませんが、春が立つと思うと、気持ちも晴れやかになってくる。

そして七十二候では、東風解凍(はるかぜこおりをとく)となり、まさに東から吹いてくる暖かい風に喜びを感じるわけです。とは言っても、そう感じるのは人だけ。

実は、馬はそうは思わないらしい。 耳をなでる暖かい風が吹いても、馬はなんとも思わない・・・と、誰が調べたものか。そこで、人の言うことを聞かずに我が道を行くことを「馬耳東風」と言ったりするわけです。

そういえば、70年代に渡辺貞夫、日野晧正ら日本のジャズが元気だったときに、かれらを束ねたEastWindというジャズ・レーベルが立ち上がりました。ここから発信された音楽は、ジャズのフォーマットを持ちながらも独特の雰囲気があり、若さの熱気が感じられるもの。

EastWindはまさに東の風ですし、そしてレーベルを象徴する日野晧正と菊池雅章の双頭ユニットがKOCHIでした。ここでは、アメリカ発祥のジャズで日本人にしかできない音楽を聴くことができます。

今日は旧暦の元旦、一年の始まり、一年の計は元旦に有りです。今年の目標を立てそこなった方は、もう一度リトライするチャンスです。