2014年10月13日月曜日

介護職員初任者研修 2014年秋

昨年の春から、もともと介護ヘルパーの資格が、介護職員初任者研修という形になって、資格としてはグレードアップ。高齢化社会に向けて、必要な人材を確保するために、より正当性を強化しました。

その分、勉強する量と質は増加。受講する方々は大変です。丸々1日かかる講義が連日続いて、さぞかし疲れることでしょう。

昨日の日曜日は、この講習の医学に関する講習で、1日講師をしてきました。医学についての全般を、1日で説明するなんてことは、当然無理。まして、大多数の自分の専門外の話をするのは、かなり大変なことです。

それでも、それなりに自分も勉強して、少なくとも最低限の間違いのない知識をお伝えするようにしています。昨日の聴講者は・・・7人!!

春と秋にある研修会ですが、以前は30人程度はいつもいたものです。それが、去年の制度変更後、激減。今回はついに10人を割ってしまいました。

そりゃ、お前の講義が不人気なんだろう、とお叱りを受けるかもしれませんが、何も自分が関係している研修会だけのことではないらしい。

以前の制度では、半日単位が主で、家庭がある人も気楽に参加できました。丸々1日を連日にわたって拘束されるとなると、参加できる方は限られます。

資格の価値を上げることは必要ですが、ハードルが高くなって、逆に人材確保がむしろ難しくなってしまったようで、今後も需要が増える職種としては危機的な問題になりそうです。

実際、受講生が集まらないため、開催を中止するところも出ているとのことで、早くやり方そのものを考え直さないと、取り返しがつかないことになるのではないでしょうか。

講義をする側からすると、少ないことは悪くはありません。一人一人り反応がよくわかりますから、説明を補足したりしやすい。自分で言うのもなんですが、1日かけただけの価値は感じてもらえたのではないかと思います。