2016年1月13日水曜日

シャッター速度をいじってみる


一眼レフカメラには、撮影モードがあって、全部カメラまかせにしてしまうモードもありますが、一般的には絞りを自分で決め、それにあった適正な露出になるようにシャッター速度を自動にする絞り優先モードが初心者には推奨されます。

これは、絞りを開いたり閉じたりすることで被写界深度を調整することで、ピントの合う範囲を被写体によって変えることだけは、一眼レフを使う上で最低限やりましょうという使い慣れている方からのアドバイスだと思います。

初心者としては、うまく背景にボケが生じるような写真をとることが、まずはレッスン1みたいなところ。ボケをうまく出せると、何か急に一人前のカメラマンになったような気になるものです。

一般にきれいなボケを出すためには、絞りをできるだけ開けることになりますので、カメラに入ってくる光の量は増えてしまいます。そこで、一定の露出量にするためには、カメラは自動でシャッター速度を短めにしてくれることになります。

とても明るいものを撮影しようと思ったり、あるいは目の前の広い範囲全体にピントが合った写真を撮りたいときは、絞りを絞っていく設定を使いたくなります。絞り優先モードを使用している場合には、この場合にはシャッター速度は自動で長めになる。

ここで、シャッター速度が長い場合に問題になるのが「ぶれ」というもの。手持ちでカメラを持っていれば、どうしても完全にカメラを静止するのは難しい。また、シャッターが開くときの振動というものもバカにできません。

仮に三脚を使用して、カメラはほぼ動かない状況だとしても、被写体が動く場合もあります。当然、絞りが長く開いていれば、いろいろな条件によってぶれた写真になりやすいというものです。

被写界深度をいじることを覚えた後は、今度はこのシャッター速度を意識することが大事なんじゃないかと思うようになりました。

つまり、ブレを意図的にコントロールできることで、写真に動きが出てくるわけです。 実際のところ絞り優先で撮影していても、シャッター速度が変わることで面白い変化が生じているものなんですよね。

この写真は、動いている車の中から朝日を撮影したもの。朝日の光が強いので絞りをかなり絞った(f.22)ので、シャッター速度が長め(1/13s)になりました。周りの風景が流れていますが、全体のスピード感が増して迫力があります。


今度は停車して撮影してもの。もっと絞った(f.32)ので、シャッター速度はさらに長め(1/3s)です。今度は周囲は静止しましたが、今度は動いている自動車がぶれています。

単なる風景写真ではピントはどんぴしゃでないと様になりませんが、被写体によっては静と動をうまく取り入れることができると、写真の幅がグーンと広がりますよね。

よく滝の写真などで、落ちてくる水が糸に様に見えるものがあって、普通の人の視覚とは違う幻想的な雰囲気を出しています。あれはシャッター速度を遅くして、水の動きをぶらして連続的に撮影したもの。

ちょっと挑戦してみたんですが、左のシャッター速度はは1/80s、右は1/20sです。シャッターが長く開いているので、右の方が明るい。落下する水を糸のように写すためには、シャッター速度はもっと遅い方がよさそうですが、まぁ雰囲気はでているかも。

ただし、遅いシャッター速度だとどうしても手振れが出てしまいます。手振れ補正という便利な機能がありますが、それとて万能ではありません。こういう写真では、三脚に固定することは必須ですね。


そこで、冒頭の写真ですが・・・実は、高度なテクニックとされる「流し撮り」に挑戦したもの。つまり、シャッター速度をわざと長くして、移動する被写体に合わせてカメラも動かしたもの。

動いている被写体にうまく合わせてカメラを動かすと、背景がうまく流れて動を静の中に表すことができる・・・ということなんですが、いや、ほんと、難しいです。

獅子舞のコスプレをしたブルドックなんですが、けっこう足が速い。何枚か撮って、これだけはまぁ何とか見れるんですが、この辺りを瞬時に判断してカメラを構えることができれば、初心者から一歩抜き出ることになるのかもしれません。

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