クリニックの2017年夏季休診のお知らせ

① 8月14日(月) ~ 8月16日(水)

② 9月21日(木) ~ 9月25日(月)

2回に分けて休診いたします。ご注意ください。

2016年6月20日月曜日

道具も揃えたい

盆栽の管理には、特別な道具はいらない・・・と、ベテランの盆栽家の方は言うかもしれませんし、実際、入門書などには樹木などのことは詳しく書かれていて、「枝を切れ」とは書いてありますが、何を使ってという話はあまり出てこない。

何事も道具ばかりを揃えても、実が伴わなければ意味が無いというのは共通です。でも、それなりに昔からの知恵が蓄積されて、長い歴史がある盆栽の世界では、当然最も最適な道具というものはおのずと決まってくるものです。

ある程度の道具は、揃えておいて困るものではありません。じゃあ、というわけで、いろいろ調べてみたんですが、昨日も書いた如雨露については、まず最初に必要な物の一つ。自分が6千円台で購入したものは、1.2Lの容量で、重くなくちょうどいい量です。少なくともamazonでは、これ以上安くてちゃんとしたものは無いと思います。

葉を湿らせるための散水も時々行うのですが、細かいシャワーが出るなら如雨露で十分ですが、場合によっては霧状に水をかけられるスプレーがあっても便利かもしれません。

さて、その次にやることは、毎日ではありませんが、この時期くらいまでは芽摘みという作業があるようです。特定の芽を切ることで、枝数を増やす目的があり、小さな盆栽を大木のように見栄えよく育てるためには必須の作業。

基本的にはよく切れるハサミがあれば、通常の文房具でかまわない。かまわないのですが、葉と葉の間の狭いところの奥を切り取りたいというような場合は、やはり刃先が細いもので、ヒンジから刃先までの短いものが欲しくなる。

できるだけスパっと切りたいのですが、通常の刃先の長いものより、持つ側より刃が短い物の方が、テコの原理で力が集中しやすいですよね。それと、どうしても水気ととなり合わせなので、錆びにくいステンレスが望ましい。

細くて柔らかい枝と太くて茶色の枝では、本来はハサミを変えて、いわゆる植木ばさみみたいなものがあった方がいいのでしょうが、とりあえずそんな太い枝を切るような盆栽はまだ持ち合わせていません。

ただし、どこでも言われていることですが、根をきる場合は土や小石が含まれていて刃こぼれしやすいので、枝、芽、葉を切るハサミとは別のものを用意することが大事らしい。

ハサミで切り取るまでもない芽は、つまんで取り除くので、ピンセットを使いたい。これも、先が細くて、真っ直ぐのものと、少し曲がっているものがあると便利なようです。

本格的な植え替えは春先に行うことが原則なので、しばらくは植え替え用の道具は必要無い・・・と言いたいところなんですが、とりあえず苗木を鉢に植え付けるために、植え替えと同じ道具が必要になりました。

実際、道具無しでやってみると、とにかくもとの根っこをほぐすのが大変。ポッドの中で、しっかり根をはり土を巻き込んでいるので、けっこう固いんですね。しょうがないので、水を流しながら、少しずつ手でほぐすようにしたんですが、なかなか綺麗にはなりません。

こういう場合は、根かき棒と呼ばれる道具や、熊手があると便利。また、ある程度細かい根を切ってしまう必要があるので、やはり盆栽ばさみがあった方がよさそうです。

土を鉢に入れるのは、スプーンでも十分ですが、散らばらないように小さめで深いものがあるといい感じです。もちろん、盆栽用の土入れをするための専用の用土入れもありますから、それほど高いものではないので用意してもいいかもしれません。

次に、土を入れるときに、根の間にもしっかりと充填していきたいので、ヘラが必要なんですが、無ければとりあえず割り箸とかでもOK。たた゜、ヘラは、ピンセットや熊手についている構造のものがたくさんあるので、単独でヘラを買うということはなさそうです。

さらに、そのままでは樹が不安定ですから、針金を使って鉢底から根っこに通して固定する必要がある。そこで針金を曲げたり切ったりする道具が必要になってくるわけですが、さすがにこれは盆栽専用でなくてもかまわないでしょう。

盆栽専用だと、かなりの値段になりますが、ホームセンターで数百円で売っているニッパとかラジオペンチで問題はないと思います。枝に針金を巻いて形を作る時も、利用するかもしれません。

あとは、道具とは少し違いますが、定期的にすることで必要なのが、肥料と殺虫剤です。肥料は盆栽用の有機肥料を鉢の外側に置けばいいのですが、苔を傷めないために入れて刺しておくケースもあります。殺虫剤はスプレー式、葉の裏側にも噴霧できるように逆さまにしても使えるタイプがいいようです。

剪定などをするときに鉢を回せる、陶器を作る時のろくろのような台もありますが、小さい盆栽では無くても困らなさそうです。

さて、だいたいこんなところで、いっぱしの盆栽家らしくなりますが、これらの道具が初心者向けにセットになっているものがいろいろありました。何がいいのかわからないので、セットで揃えると簡単なんですが、これがけっこう高いんです。安い物で2万円くらいから、高いと5万円以上したりする。

特に錆びにくいステンレスのセットは高めです。一番高いのはハサミかと思いますが、どうせ刃が痛んでくる消耗品みたいなものですから、最初は高級品でなくてもいいかなと思います。そこで、面倒ですが、それぞれを単品で探してみました。

芽切バサミ、盆栽バサミ、ヘラ付きピンセット直、ヘラ付きピンセット曲、ヘラ付き熊手、根かき棒、用土入れ・・・ここまで、全部ステンレス製のもので選んでみましたが、だいたい1万2千円というところ。これに銅製の如雨露をあわせて1万8千円ですから、けっこうリーズナブルでまとまったと思います。

針金の作業は、すでにうちにある通常の工具のニッパ、ラジペン、ペンチで済ますことにしました。もちろん、安くてよければ、1万円以下でも揃いそうでしたが、さすがに安すぎるものはちょっと・・・

あとは、用土をいれておく蓋のできる小さいバケツみたいなものが数個あるといいかもしれませんし、道具を入れておくツールケースもあった方がよさそうですが、このあたりは100均で探しましょう。

0 件のコメント: