2016年7月31日日曜日


土用丑の日でした。昨日は。しかも、土曜日。

めでたし、めでたし。ちゃんちゃん。

・・・で終わったら、さすがにどうかと。

四季が始まるのは、暦的には、立春、立夏、立秋、立冬と呼ばれますが、その前18日間を土用と
呼びます。

十二支は現在では、年にふられていて、今年は××年という使い方をしますが、暦では1日毎にもふられているので、12日毎に十二支がふられた日が回ってきます。

そこで、立秋の前の土用の期間の中の丑の日が、昨日の土曜日だったわけで、年によっては2回になる場合もありますね。

さて、土用丑の日というと鰻。もはや、2014年からは絶滅危惧種に指定され、鰻は超高級魚となりましたので、おいそれと口にするわけにはいかなくなりました。

うちでも、もともと好物というほどではなかったので、何かの時にスペシャル的に食べるだけだったので、もうこの数年は年に1回程度です。

一応、土用丑の日ですから、その年に1回の鰻をスーパーで買ってみました。以前は、中国産が安くていいと思っていましたが、とかく中国産の食品は安全性に大いに疑問が噴出していますから、安けりゃいいというものでもない。

だからと言って国産は・・・いゃぁ、これは買えないでしょう。小さめの1尾で1500円くらいからで、ちょっとまともな外観だと2000~2500円です。

そこまでお金をかけて食べたいと思うほどのものではないので、中国産は嫌だという家内を説得して・・・台湾産にしました。まぁまぁの大きさで、1尾980円。許せる値段です。

それにしても、冬が旬といわれる鰻を、何で夏にせっせと食べたがるのか、日本人は。

WHY JAPANESE PEOPLE ?!

夏は旬ではない → 鰻は売れない → 鰻屋さん困る →何とか売りたい → 土用丑の日に「う」から始まるものを食べると夏バテしないという言い伝えがある → 店の前に「本日丑の日」と張り紙をした → 売れた

ということらしい。江戸時代の話。しかも、その売り方を指南したのが、なんと平賀源内という、本当か嘘かわからないような話になっています。

と、いうわけで、どうせ、高いお金を出して食べるなら、2月に食べたほうがいいということですよね。

2016年7月30日土曜日

横浜市名木古木指定


横浜市には名木古木保存事業というものがあって、市のホームページによると、

「名木古木保存事業は、古くから町の象徴として親しまれ、故事来歴などのある樹木を指定することで、潤いのある市民生活の確保と、都市の美観風致を維持するために昭和48年度からスタートしました。平成28年4月1日現在、986本と9群の樹木が「名木古木」として指定されています」

と、あります。

悪い仕事ではありません。街の景観をアップさせ、街の付加価値を高めることにつながることですから、大いにやっていただきたい。

ただ、つい最近までこのような事業については知りませんでした。何で知ったかというと、自分が通勤でいつも通る道に立札があるのに気がついたからです。

もともと、一般の民家の庭先に立派な欅があると思って、いつも通っていました。盆栽で言えば、直幹の箒立ちで少なくとも樹齢は200年はあるだろうというもの。

こういうのは、公的に保存することがあってもいいのにと、いつも思っていましたが、番号からすると、最近指定されたもののようです。

指定木の一覧を見ると、やはり海側よりも北や西側の内陸の方が多い。一番多いのは港北区です。都筑区には樹齢740年という銀杏もあるようです。樹種としては欅、銀杏が圧倒的に多い。

所在地も出ているので、ちょっと、いくつかは巡ってみてもいいかもしれません。

2016年7月29日金曜日

八房下野


バラ科シモツケ属、落葉低木

シモツケは漢字だと下野、茨城県あたりで最初に見つかったという理由で命名されたという話は、この話題のお約束事項です。

葉物盆栽としては、それほど珍しい素材ではないのですが、こじんまりとしてあまりぱっとしないせいか、大きく取り上げられることが少ない。

実際、専門書などでもほとんど取り上げられないので、具体的な育て方についての情報量が少なくて、どうしようかと悩んでしまうのです。

それでも、少ないハウツーをかき集めてみると・・・

日当たり風通しの良い場所に置くのは当然として、暑さ寒さには比較的強く、比較的乾燥にも強いようです。つまり、初心者には扱いやすいということ。

肥料もたくさん与えなくても大丈夫のようで、春と秋に

自然と樹形ができやすいので、剪定は積極的にはしなくてもいいのですが、普段は伸びすぎた徒長枝を整理するくらいはしたい。つまり、初心者には扱いやすいということ。

細かい枝がたくさんでてきて、枝元が蒸れやすいので、通風をよくするために大きく刈り込んでも芽吹きは良いので安心。つまり、初心者には扱いやすいということ。

春には、ピンクのかわいい花をつけますし、一応秋には紅葉するので、見た目にも楽しみが多い。つまり、初心者には・・・だからと言って、雑に扱ってはいけません。

この鉢は、ホームセンターの園芸コーナーの隅っこで、ほとんどほったらかしにされていたもの。値段も980円で、以前だったら汚くてしょぼしょぼで見向きもしなかったようなもの。

ところが、まじまじと見ると、鉢こそ安物のプラスチックですが、根上りでちゃんとした赤色軽石に石付き仕上げになっていて、けっこう立派な仕込みがしてある。

枝元は枯れこんでいて、夏の暑さで、全体はへたっている感じでしたが、普通に盆栽専門店で買うなら数千円以上になりそうな感じなんです。

とにかく枯れた部分をピンセットで取り除き、無駄に伸びていた枝を整理して、何とかまとめてみました。水をしっかり与えて、しゃんとなったところは、やはりけっこういけていると思います。

本当はまともな鉢に植え替えをしたいところですが、下手にいじって樹勢を弱めてもいけないので、春まではこのままでがまんです。


こちらは、赤松と姫下野の寄せ植え。

まだまだ「草」の状態です。頭に姫というのは、通常より小さいサイズを意味します。八房も、同様に細かく小さめという意味で使われているので、どっちがどうなのという疑問が出てきます。

葉の見た目では、その差はよくわからない。こっちが大きくなってきたら、単独で植えなおししてみて比べると違いがはっきりするかもしれませんが、数年後のことですよね。

それまで、枯らさないようにできれば・・・・

2016年7月28日木曜日

百日紅


百日紅は、 ミソハギ科サルスベリ属の落葉中高木。バラとは遠い親戚筋にあたります。

散れば咲き 散れば咲きして 百日紅

これも加賀千代女の作。これは、今だからわかる。というのは、盆栽で百日紅、つまりサルスベリも楽しむようになったからで、去年までは気にも留めていませんでした。

百日紅は、数少ない夏に樹に咲く花です。夏の間、枝の先に開花を続けるのが名前の由来。千代女の俳句は、まさにその様子を詠ったもの。

夏の花物盆栽としては欠かすことができない魅力があるのですが、姫沙羅、夏椿と並んで幹の美しさも格別なのです。

姫沙羅よりも白っぽく、滑らかな木肌の様子は大変魅力的で、落葉した後の冬姿にも独特の味わいがあると思います。

自分の鉢は、いずれもホームセンターで売っていた園芸種で、もともと盆栽用に育てた苗ではありません。すでに伸びたいだけ成長させていて樹形としては面白みがありませんでした。

本来は、花が咲きだすこの時期に剪定するものではないとは思ったのですが、強剪定にも耐えて芽がふくというネットの解説を信じて、思い切りバッサリやってしまいました。

右はサルスベリ・ポコモックという、もともと矮性・小葉性の品種。幹の枝ぶりは面白いのですが、先端だけにもっこりと葉があって、まとまりがなかったので、基本的な枝だけにして、新しい枝ができるのを待ちます。

左は、単にサルスベリとして売られていたもの。こちらも直幹で上がっていて、このままでは植木にしかならないかと。箒仕立てしてみようかと、今年の花はあきらめて刈り込んでみたのですが、すでに芽吹きは悪くない感じです。

日当たり風通しの良い場所で管理し、夏には強い反面、冬は早めに保護する必要があります。潅水は、夏の開花期はかなり多めに必要。

春に伸びた枝先に花芽をつけます。伸びすぎて、花がまとまらなくなるので、徒長枝は5月くらいまでに選定しておくと、短い枝に花芽ができてまとまります。

花が終わったら、全体の形をみて剪定しますが、比較的強剪定にも耐えられるので、どうしても形が整わない場合は、思い切って大元で切ってしまうという荒業もありらしい。

針金整形は美しい幹を傷つけるので、原則としてしません。できるだけ剪定で形を作るようにします。

街を眺めると、あちこちにピンクの花が目立つようになりました。その時に、幹に目を落とすと、美しい木肌が楽しめます。

2016年7月27日水曜日

朝顔


朝顔に つるべ取られて もらひ水

加賀千代女の代表作です。素人的に考えても、情景がはっきりと浮かんできます。

夏をイメージするもの・・・風鈴、金魚などと並んで、朝顔は暑中見舞いの葉書のイラストとしてははずせません。

夏に咲く花は少ないですから、朝顔は夏の植物としても代表的な園芸品種というわけで、誰もが一度は種から育てた経験があるものです。

すごく普通で、身近なものですから、あまり気に留めることも少ないかもしれませんが、懐かしさみたいな感じがして、気が休まります。

2016年7月26日火曜日

バジルシードを蒔いてみた


チアシードというのが流行ったのは去年でしたか、ダイエット法の一つとして話題になりました。

なんでも海外セレブ御用達だとかで、日本人はこういう言葉に弱い。ミントの一種で、その種を水につけると膨らむってんで、お腹が膨らむので食べ過ぎにならない。

しかし、チアシードよりももっとカロリーは少なく、もっと膨らむというので、次にもてはやされたのがバジルシード。

こっちも、ダイエットの理屈は同じ。カロリーの少ないものでお腹を満たして、摂取量を減らそうというのは、何も目新しいことではありません。

一頃人気だったのがコンニャク。コンニャクの膨らむ成分がグルコマンナンで、バジルシードを水に漬けたときに種子の周りに膨らんでくるのもグルコマンナンだそうです。

何にしても、こういうダイエットはいつも流行で終わるわけで、持続する精神力が本当にダイエットを成功させる上での重要な鍵であることは自明のこと。

そんなわけで、ダイエットに効果的と言われたいろいろな不思議な食品の残骸が溜まっていくことになるわけです。納豆、バナナとかは食べきるのでいいのですが、ビール酵母とかどうすりゃいいんでしょうか。

ふと見ると、我が家にもバジルシードと書かれた袋もあった。全然減っている気配は無く、どうせ種子なら土に蒔いてみました。

水をかけると種子の周りが膨らんで、一見蛙の卵状態で、あまり見た目的にはよくはありません。

1週間くらいすると発芽して、銀杏のような小さい双葉が出てきました。2週間すると、双葉の間からまたちいさい双葉が見え始めています。

バシルというくらいだから、イタリア料理とかに利用できるだろう・・・ということで、当面しばらくは水遣りだけは続けてみようと思います。

2016年7月25日月曜日

蝉の成虫


蝉の脱殻があるということは、当然そこから抜け出た成虫がいるわけで、それなりに蝉の鳴き声が聞こえるようになりました。

細く割った竹を束ねて、軒下に吊るすのを「すだれ」と呼びます。一方、葦を束ねて、立てかけて使うのが「よしず」です。

これは・・・近所の軒下に吊るされている・・・んですが、どう見ても竹ではなくて葦のようにも見える。すだれなのか、よしずなのか・・・

まぁ、それはともかくも、そんなところに蝉がとまっています。

都会で目にする蝉は、大半がこれ。鳴き声からして夏らしく、暑さを増長してくれる。他にはツクツクボウシもいると思いますが、姿はほとんど見ることは無い。

 蝉は成虫になってから、1週間くらいで死んでしまう儚い命と教わりましたが、実際は1か月くらい生きるのだそうです。

それでもここまでになるのに6年くらい土の中で暮らすわけですから、短いことにかわりはありません。

せっかくですから、樹にとまればいいのに思うところですが、都会ではなかなかいい場所がないのが気の毒ですね。

2016年7月24日日曜日

森林浴


・・・とは、Wikipediaによると「樹木に接し精神的な癒しを求める行為」だそうで、精神面が大きいようですが、科学的にはフィトンチッドと呼ばれる物質が関係しているらしい。

森林での滞在で、免疫系細胞の活性化が起こっていることは実証されているようで、単に精神的にリラックスするというだけの話ではないようです。

逆の言い方をすると、免疫力が増強するような状態のことをリラックスと定義することができるのかもしれません。

現代人よりも原始人の方が、日常的に森林浴をしていたのでしょうから、より生物学的には強健であったのかもしれません。もっとも、命を落とす危険は圧倒的に多かったでしょうけど。

となると、原始人は太く短い生涯、現代人は細々と長い人生を送っているということ。居住環境がよくなり、食生活を豊かにして、医学の進歩により病を克服する術を身につけた現代人は、ある意味ひ弱な生物のくせに地球を支配している・・・

まぁ、そんな難しいことを考えてもしょうがないわけで、とりあえず樹々に囲まれてのんびりするというのは、気持ちがいいことに変わりはありません。

2016年7月23日土曜日

箱根ガラスの森美術館


箱根は温泉地で有名なんですが、プチ・ミュージアムもたくさんあることも注目です。

その中で、箱根ガラスの森美術館は比較的大きい方で、実際に行ってみるとなかなか見応えのある展示と、ヴェネチアをイメージさせる欧風の庭園がなかなか素晴らしく、よくできている。


クラシカルなヴェネチアン・グラスの数々は、もともと興味があまり無い自分でも、すごいと思うものばかり。製法の解説もわかりやすく、高度な職人技が芸術にまで昇華したことが納得できます。


伝統的な作品ばかりでなく、現代ガラス工芸の作品も展示されていて楽しみは深いですし、屋外の随所に自然の中に点在するガラス製の木や花も面白い。

夏休みはコンサートなどの企画もたくさんあるようですし、箱根に足を運ぶ機会がある方は、一度訪れて損は無いと思います。

2016年7月22日金曜日

コーヒーの値段


コーヒーが大好き!! なんだけど、淹れる手間が面倒というわけで、カプセル・コーヒーのマシンを購入したのが、今月初め。

基本的に水の出し入れだけの手間しかかからないので、片付けもなく超簡単で楽ちん。しかも、本格的な、(おそらく)ベストな状態で抽出できるコーヒーの味には脱帽するしかありません。

ただ、欠点は値段が・・・どうしても、かなり割高になってしまいます。

と言うのも、Starbucksのカプセルがあるので、これを飲みたい!!というわけKeurigのマシンを選んだわけです。ところが、UCCの上島珈琲が日本では独占的に扱っている関係で、国内で比較的安価に手に入るのはUCCの豆しかない。

そうなると、Amazonを探してみると並行輸入品なるもので、手に入れるしかないわけで、これだと一杯がだいたい200円くらいになってしまうのです。 UCCなら70円ですから、だいぶ違います。

スーパーで売っている挽いた豆で一番安いものなら、200gで400円くらいでしょうか。一杯に8g使用すると豆代で16円、ペーパーフィルターが1~2円/枚ですから、一杯20円程度になると思います。

ただ、普通にペパーフィルターを使用して自分でコーヒーを淹れるというときに、8gではとても美味しい味は出ません。やはり、多めに使用してしまうことが多く、おそらく倍近くは豆を使っているかもしれません。

日本で主流の楽ちん飲みの方法は、ドリップ・バッグ方式。これも、安いものなら20~30円で済ませられます。スターバックスのものはかなりお高めで、一杯100円くにいする。安いものは、コーヒーとしてはかなり寂しい味で、これだったらインスタントでもいいかも。

もっとも、インスタントも馬鹿にはできない。ある程度納得の味がするものだと、一杯分が数十円になったりします。

とりあえず、カプセル・コーヒーを利用する最大のメリットはいろいろな味を楽しめるということだと、自分の中では割り切って、好きな味を探すためにいろいろなものを注文してみました。

UCCは安いのですが、やはり味が物足りない。スターバックスはコーヒーとしては、圧倒的な存在感です。ロースト系の好きな人にはたまらない。

一箱にたくさん入っているものにすれば、一杯120円近くになるので、これなら許せる値段になります。と、いうわけで、おうちでスタバ。ゆっくり味わう至福の時、なんちゃってカフェを楽しむのでした。



2016年7月21日木曜日

こどもたちに未来を


テレビのバラエティ番組を何気なく見ていたら、「自分に興味が無い」という人気タレントにアドバイスをするというのをやっていました。

もっとも、自分に興味を持てなかったらアイドルを続けるなんてことは無理じゃね? と突っ込みたくなるところなんですけど、アドバイスする学者さんが面白いことを言っていました。

「だったら、結婚しなさい」と・・・興味を持てる物が無くても、結婚してこどもだけは作れという。

つまり、それぞれの生物は子孫を残し、生物の種をつなげていくことが重要だということ。人間で言えば、一人の人生は長くたって100年ですが、代々繋いでいけば千年にも万年にもなる。

生物学のだいたい最初のページに書かれていることですが、生物の究極の存在理由は「種の保存」であるということを思い出しました。

こういう話は、昨今の世間の雰囲気からは微妙な問題を含むかもしれないので、なかなか発言には慎重さをもとめられるところです。

何故なら、こどもが欲しくてもできない家庭があり、戦前には「3年添って子無きは去るべし」というようなこともあったくらいです。子孫をつなげないとダメという表現をすると、おそらく猛烈なバッシングを受けてしまうかもしれません。

ただ、本来はそういう話は、少し次元が違うことで、子孫を残すということは、生物の本能としてもとから備わっている能力の話。

自分だけが楽しんで人生を過ごすのも、一つの権利と言うかもしれませんが、そもそもその人生は親が子孫を残したから存在しているわけです。理性や知性を獲得した人間は、こどもたちに明るい未来を残すことが人として生きていくうえで重要なことなのかもしれません。

2016年7月20日水曜日

蝉の脱殻


・・・です。

それ以上でも、それ以下でもありません。こういうものを見つけると、夏の到来が本格的になったと思います。

おそらく6年前に卵からかえって土中に潜り、やっと出てきて成虫になったはず。殻を破って出た後は、だいたい1か月間暑さを増す鳴き声を出すことでしょう。

関東も今週中には梅雨明けの予想ですが、すでに梅雨前線は日本列島からはだいぶ東の方に離れています。

汗っかきで暑がりの自分は、どうも夏は苦手。この数年の熱帯状態は、本当に歓迎すべからず状況なだけに、早く秋が来ないかなと思い今日この頃なのでした。

2016年7月19日火曜日

一眼レフカメラ フル・サイズ


さてさて、自分が使っているのは・・・偉そうに言ってもAPS-Cフォーマット。

やはり、一眼レフを使うからには35mmフルサイズを使用してみたいというのは、素人カメラの憧れみたいなところがあるわけですが、何しろカメラやレンズの値段がかなり違う。

自分のはNikonのD7200なんですが、それでもAPS-Cの型の中では最上位機種でして、それが唯一の拠り所・・・だったわけなんですが、4月にNikonはD500という製品を出したんです。

Nikonのフルサイズは一番下の機種がD610ですから、それよりも初心者用に手の出しやすい機種を出したのかと思いきや、実はD500はAPS-Cなんですね。

しかも、D7200よりも圧倒的に性能アップしたもので、APS-C最上位機種というタイトルを、あっさり明け渡してしまいました。

ISO感度はD7200が最高25600なのに対してD500は51200、連写はD7200が6枚/秒なのに対してD500は10枚/秒。さらにD500は動画で4K対応になりました。

最も性能に差がでるのは自動焦点で、D7200がフォーカスポイントが51点なのに対して、D500は153点という。この差は動いているものを撮るときには、圧倒的な違いになってきます。

・・・とか言っちゃっても、そのほとんどの性能を駆使した写真なんぞを撮ることはほとんどないので、ちゃんとした方からは、おとなしくしていろとお叱りを受けることは当然ではあります。

そこで、いっそのこと憧れのフルサイズ・・・という気持ちがむくむくともたげてくるんですよね。本当はD810と言いたいところですが、せめてD750・・・

ただし、そうなると一番使用頻度が高い単焦点、望遠ズーム、広角ズームのレンズがAPS-C専用なので新たに用意しないといけない。

マクロと超望遠は最初からフルサイズ用なのでそのまま使えますが、これらはいつでも使うものではない。カメラ本体にレンズまでとなると・・・はぁ、冷静に考えればやはり無理ですね。それだけの投資をするだけの使い道があるとは到底思えません。

カタログを眺めて、溜息ついて、まぁ、明日になれば気持ちも落ち着くというものです。

2016年7月18日月曜日

姫沙羅


ツバキ科ナツツバキ属、落葉高木

ツバキの仲間は常緑広葉樹ですが、ナツツバキ属に含まれる夏椿と姫沙羅は落葉します。ナツツバキ属は夏に白い花を開花させるので、花の少ない時期には貴重な素材になります。

また、特筆すべきはその幹肌の美しさ。赤味がかったすべすべした感じの樹皮のせいで、 松柏の荒々しい樹皮とは違ったやさしさを感じられるところが魅力的です。ブッダが休息をとったとされる沙羅双樹とは、別物の植物です。

当然、日当たりと風通しの良い場所で管理しますが、暑さには弱く、寒さには強い性質です。潅水は多め、肥料は控えめがちょうどよいようです。

春に芽摘みを行い小枝を増やしますが、自然に樹形はまとまりやすいので5月以後はいじらないこと。 落葉したら、伸びすぎたところを剪定しますが、萌芽力は弱いので太い枝を切ると新しい枝が出てこないことがあるので注意が必要です。

また、針金かけは幹に傷をつけては、せっかくの美肌が台無しになるので、できるだけ避けて、自然に形がまとまるようにすることが勧められています。

2016年7月17日日曜日

石化檜


ヒノキ(檜、桧)は、ヒノキ科ヒノキ属の高木常緑針葉樹

日本と台湾に自生し、古くから建材として利用されています。日本の多くの神社仏閣で使用され、また独特の芳香は森林浴効果を高めることが知られています。

盆栽では、松柏に含まれますが、通常のものは枝が荒く使いにくいので、枝葉の細かい八房性の津山檜、あるいは葉がこまかく縮れ硬くなった石化檜が好まれています。

置き場所は鉄則通り、日当たりと風通しのよい場所、夏は葉焼け、冬は霜焼けを防ぐ必要があります。もともと乾いた場所に自生するので潅水は少なめ、肥料は多めでよいようです。

5月ごろの成長期に入ると秋口までは、小枝を増やすために伸びてくる新芽の芽摘みを行いますが、石化檜はあまり活発に伸びてくるわけではなさそうです。

慌てず急がずで、少しずつ形を整えるように丁寧に作業を行いますが、葉の部分で切ってしまうと葉が枯れて茶色に変色するので、大変わかりにくいのですが、枝の部分で切ることが重要だそうです。

大きく剪定する場合は、冬の間に行い、また針金かけもその時期に行います。とりあえず今のうちは風通しを良くするように、針金を枝に巻き付けず、ひっかけるだけにして隙間を作るようにしてみました。

葉が大変細かいので、小さくても大木感ははんぱなくあります。何本かをうまく寄せ植えにしてみると、大森林を表現できそうな感じがします。

そこで、これ以外に安い苗木も購入してみました。また挿し木も容易ということなので、苗からいくつか挿し穂を切り出してみました。もしも、この初心者計画が順調にいけば来春には、20センチ四方の森林を作り出せる・・・はずなんですが、どうなることでしょうか。

2016年7月16日土曜日

L'OCCITANE en provence


植物原料とエッセンシャルオイルをベースとするスキンケアの先駆けとして、1976年に南仏・プロヴァンスで誕生。厳選された植物素材を使用したフレグランス・スキンケア製品等を通じて南仏の生活を提案するライフスタイルコスメティックブランド・・・だそうです。

世間の評価がどれほどなのかは、おじさんにはわかりませんが、少なくともクリニックのスタッフの間では、目を輝かせる力は相当発揮してくれます。

特にハンド・クリームですか、これはもう、そんじょそこらの物とは比べ物にならないらしい。ブランドとしての人気だけでなく、その実力も高く評価されているようです・・・が、やはり、おじさんにはよくわからない。

おじさんにわかるのは、店の外観の写真を撮っただけで、壁紙のような仕上がりになるということくらい。なかなかよくできたデザインで、周囲からの際立って注目される感じがします。

2016年7月15日金曜日

ゲリラ豪雨


夕立や 草葉をつかむ むら雀
     
            ・・・・ 与謝蕪村

急に夕立が降り始め、驚いた雀たちが、草葉の下に隠れる様子を詠んだものだそうですが、昔の夕立には風情があった・・・というのも20世紀までの話。

夏の暑い日に、夕方から一転にわかに空がかき曇り、大粒の雨がほだ、ほだ、ぼたぼた、ぼたぼたぼた、ざーっと降り、少し経つと夕陽が差し込んできて、熱が取れて夜は涼しくなる・・・

今や、夕立はゲリラ豪雨と名を変えて、降りやんだあとも、むしろ湿度だけ高くて蒸し蒸しするだけで、過ごし良くならないという、風情もへったくれもあったもんじゃない。

雨を写真にとるというのは、けっこう難しいもので、テレビで雨のシーンなんかは、まさにゲリラ豪雨並みのシャワーを降らせているから写るものです。

黒澤明の名作映画「羅生門」の冒頭、見事な雨が撮影されているのも、実はシャワーに墨汁を混ぜていたというのは有名な話で、いろいろと工夫が必要ということ。

昨日の夕方は、ものすごい雨でしたが、ほとんど何も考えずにレンズを向けてみました。こんなにはっきりと雨か映り込むというのは、なかなか無いことです。この程度写れば、実際には風呂場でシャワーを浴びているのと同じくらいということ。

ゲリラ雨 軒があっても 濡れ鼠

お粗末様でした。

2016年7月14日木曜日

盛岡風冷麺 @ LAWSON


いや、これ、その・・・なんというか、要するに・・・プチ・マイブームということ・・・

コンビニです。ローソンです。

盛岡風冷麺です。

美味しいんです。

最近、立て続けに食べます。

キムチを追加していれたりして・・・

夏は冷たい麺が合います。

それだけのことなんですが、自分的にはセブンイレブンの野菜タンメン以来のヒットかと。

2016年7月13日水曜日

コニファー


コニファー conifer とは、裸子植物である常緑針葉樹全体をさす言葉です。これは、盆栽の世界では松柏(しょうはく)と呼ばれるものですが、通常は洋風の園芸種のみに用いられています。

一年中、緑を絶やさず、種類を選んで植えればクラデュエーションが見事なので、ガーデニングにうまく活用すれば大変美しい。

写真はよそ様の宅のエントランスで、実に見事。教科書的な造形で、素晴らしい。

実は、自分も家を買った時に、これに近いイメージを作りたいと思って、猫の額ほどの地面を使って、いろいろなコニファーを植えこんだことがあります。

ところが、数年でほぼ全滅させてしまいました。原因は、今となっては想像するだけですが、盆栽を勉強していると、次第にわかってきたように思います。

まず、最初に完成形を意識しすぎたこと。植えた時点で見た目が良くなりたいと思うのは人情なんですが、その結果植え込む間隔が近すぎて混みあったことが一番の問題だろうと。

日当たりや、樹々の間の風通しが悪くなり、枝元がどんどん傷んでしまいます。また、地植えだからと安心して水遣りをあまりしなかったことも大きな原因だろうと思います。

一番よく見かけるゴールドクレストなどは、鮮やかな黄緑で人気ですが、ただでさえ枯れやすい代表みたいなものだそうです。盆栽並みに日頃の水遣りと剪定を繰り返さないと、けっこう美しさを維持することは難しいようです。

盆栽で一般的に使われるコニファー、つまり松柏は、黒松、赤松、五葉松、蝦夷松、錦松、真柏、杜松、一位、檜、杉などで、またこれらから派生した品種も多数あります。

盆栽にも流行があり、時代によって人気は移り変わってきたようですが、現代では最も格調高いと言われているのが黒松、そして作りこみしやすさから五葉松、銘木が多い真柏などが特に人気があります。

これらは、元々日本に自生している植物ですから、日本の気候風土にあっているわけで、ただでさえ狭い鉢の中で自然を再現するために樹に負担を強いることが多い盆栽でも、何とか育成が可能なのだろうと思います。

ガーデニングで用いられるコニファーは、もともと海外、それも比較的緯度の高い地域のものが多いようで、芽出しはいいとはいえませんし、剪定にも弱いものが多いようですから、少なくとも初心者の盆栽には向かないようです。

とはいえ、モダン盆栽という言葉もあるくらいですから、いろいろなコニファーをうまく利用することができると、さらに楽しみが増える・・・かもしれません。

2016年7月12日火曜日

出猩々紅葉


ムクロジ科カエデ属

もみじは漢字で書くと「紅葉」で、秋に赤く紅葉(こうよう)する葉の代表選手みたいなところがあります。楓(かえで)とは兄弟関係にあたり、一般に葉先が3つに分かれているものが楓、5~7に分かれているのが紅葉と呼ばれます。

もみじの園芸品種は驚くほど多くて、とにかくすべてを把握するのは難しそう。もともと自生していた元祖みたいな種類はオオモミジ、イロハモミジ、あるいはヤマモミジなんでしょうか。

盆栽用として手に入れやすいのは、山もみじか出猩々もみじです。出猩々は、新芽が最初から赤くて、しだいに緑色に変わっていき、秋には全体が紅葉するので、色の変化が楽しみやすい。葉が繊細な清姫も人気のようです。

ずっと赤いままなのが野村もみじで、他にも葉が細く分かれているものや、縮れたもの、縁取りがあるもの、大きいもの小さいものなどいろいろです。

出猩々もみじは、耐寒・耐暑に優れ、日陰にも強くて、虫害も少ないということで、自分のような初心者には最適です。

基本的な管理は、典型的なパターンでOK。

日当たり、風通しの良いところに置き、夏は葉焼けを防ぎ、冬は霜を避ける。潅水は、春秋は1日一回、夏には2回、冬は2日に1回、鉢底から水がでてくるまで。

肥料は春と秋に遅効性有機肥料を月に1回、梅雨から夏、そして冬はいらない。年数を経たものは少なめにします。葉がある間は、月に一度殺虫剤を散布します。

そして、2年に一度くらいを目安に植え替えというところまで、葉物盆栽の管理としては、特に難しいところはなさそうです。

年明けに針金かけで形を作り、春先に新しいところの芽摘み、その後は葉すかし(縦に半分くらい切る)、梅雨前に葉切り(少し残す)した後、伸びすぎた徒長枝を剪定し針金をはずします。

まとめて書くと簡単ですが、自分の場合はわけがわからないうちに、伸びたいだけ枝を伸ばしてしまったので、いろいろな管理をするタイミングを逸してしまいました。


4月の購入時には幅×高さは10×15cmくらいでしたが、今は30×30くらいになってしまいました。しかたがないので、落葉後に形は考えるとして、とりあえず伸びたところを針金で伏せて、なんとなく形を作ってみました。

どうにもならなくなったら、落葉時にかなり大胆に切り戻す強剪定も可能ということなので、とにかく最初は練習だと思っていじってみるしかないですね。

2016年7月11日月曜日

Monsoon Cafe @ たまプラーザ


昨日は参院選の投票日でしたが、いまいち盛り上がりに欠けた感があるのは自分だけでしょうか。なんか、争点がはっきりしなかった感じで、ニュースも都知事選がどうなるのかばかりだったような。

投票に行くついでというか、昼ご飯のついでに投票にも行ったというか・・・とにかく、お昼はたまプラーザでは、ちょいと有名なモンスーン・カフェというエスニック・レストランに行きました。

東南アジア系の食事ができるわけですが、とても人気があって、いつも満員の大盛況です。普通の家族連れ、カップル、ママ友仲間など、いろいろな種類のお客さんがいて、エスニックな味が、これほどまでに広まったことに驚かされます。

店の中は1階のホールと2階の周回部分とがあって、真ん中が吹き抜けのようになっていますから、すごく開放感がある。テラス席もあるのですが、さすがにこの季節は暑い。

生春巻き、海老トースト、パッタイなどがおすすめということですが、今回頼んだのは定番の一つであるグリーン・カレー。


ご飯は、タイ米にしますか、それとも殻付玄米にしますかと聞かれたので、殻付きは苦手なのでタイ米を選択。

昔、米不足騒動の時以来のタイ米でしたが、これがけっこういける。日本人向けに炊き方を工夫しているんでしょうけど、これはまったくタイ米のぼそぼそするイメージを払拭してくれました。

グリーンカレーは、当然美味しいのですが、やはり当然のように辛い。口に入れた瞬間は、ちょっと甘い感じがしましたが、食べているうちに口の中に辛さが広がってきます。

暑さが厳しくなると、こういう味がぴったりです。店の人気もうなづけるというものでした。

2016年7月10日日曜日

CAPANNA @ センター南


昨夜はクリニックの納涼会・・・ということで、今回利用したお店は、CAPANNA(カパンナ)です。

10年くらい前からあるということですが、駅から見える範囲しか栄えていないセンター南ですから、普通なら駅近と言える徒歩5分の場所にあるこの店は、意外にひっそりとした雰囲気の中にあります。

とりあえず、お店の雰囲気は南国リゾート調で、これはこれでOKです。ハワイというよりは、南太平洋あたりという感じなのかもしれません。

ちょい暗めの店内ですが、ムードを大事にするならこんなものかと。店員さんは外国語で挨拶してくれるのですが・・・イタリア語? なのか、よく聞き取れませんでした。

今回、食事の写真はないのですが、基本はイタリア料理のようです。

パーティ・メニューとしては、品数がちょっとさびしかったかも。もちろん、コースの選び方次第なんですが、一つ一つの料理は美味しいので、けちけちせず最初からボリュームのあるコースがいいのかもしれません。

トロサーモンと味わいチーズのカルパッチョトマトと玉ネギのソース
海老のタタキのロングスティック春巻き
大山鶏モモ肉の自家製スモークと小さなパルミジャーノリゾット添え
サクッとジューシー!ロングガーリックトースト
薄切り豚カルビとズッキーニのスパゲティトマトソース
本日のドルチェ

・・・に、シーザーサラダとバーニャカウダを追加しましたが、最後のパスタがけっこう量があったので、お腹はかなりきつきつになりました。

あえて言うなら、フライ系のような、つまめるメニューがもう少しあると、お酒を出す店としてはいいかもという感じです。

うちのスタッフの皆は、それなりに楽しんでいただけたようなので、暑さに負けずに明日からも頑張って働いてくださいね、ヨロシク!!

2016年7月9日土曜日

くすのき @ 市ヶ尾鉄町


良し悪しは別として、何事にも格付けというものがあります。人によって価値観が違うように、格付けも人によって様々で主観的なものですから、普遍性はありません。

と、まぁ、そんな大げさな話でもないのですが、「くすのき」は市ヶ尾にある蕎麦屋です。比較的東側の栄えている方とは逆で、西側の区役所の前を通って、もう少し奥の田畑が多いあたりにあります。

場所の割には、たまに前を通ると、いつもけっこう繁盛している蕎麦屋なので、一度は行ってみたいと思っていたんですが・・・

例えば、よく紹介するセンター南の「おおつか」さんは、こだわりの本格手打ち蕎麦でSランク。すすき野の「更科」さんは、製麺された蕎麦を使用する一般店としてはAランク。

大多数の一般の蕎麦屋はBランクで、すでに茹でてある麺を温めてすぐに出す「立ち食い蕎麦」はCランクとしておきます。

さて、この「くすのき」は値段からすると「立ち食い」並みのCランクなのに、店で茹で上げる方式をとっていてBランクです。天ぷらも、注文を受けてから揚げるので、パリッとした天ぷらが出てくる。

そうなると総合評価はAまではいけないものの、B´あるいはB+という感じでしょうか。何しろ、繰り返しますが、値段が安いので超お得な感じ。Bランクの店で1000円近く出すことを考えると、500円くらいでこれが食べれるなら何の文句もありません。

パッケージにはいった生蕎麦を家庭の鍋で煮ても、お湯が少なくてそれほど美味しくならないことが多いのですが、この店はそれをばっちり仕上げて出してくれるという感じでしょうか。

わざわざ、選んで食べに行こうということはあまり無いかもしれませんけど、とりあえずしっかりとした蕎麦を食べたい時には思い出す店として記憶しておきます。

2016年7月8日金曜日

岩四手


イワシデ、岩四手 カバノキ科クマシデ属

もともとシデはソロと呼ばれていて、特に岩場のような厳しい土地でも日当たりさえわーよければ生育できる比較的低めの落葉高木です。

葉物盆栽としてはややメジャーな方ではありませんが、古い銘木と呼ばれるものも少なくはありません。白っぽい幹、独特の芽などが魅力的です。葉は小さめで欅よりも厚く、色も濃い。

基本的に日照の良いところで管理しますが、夏は葉焼けを防ぐため半日陰にします。潅水は比較的こまめに必要で、水切れに注意します。

春に芽摘みを行い、新芽の伸びすぎを抑制して形を維持します。欅のような葉刈りはしません。落葉後に、剪定して全体の形をつくっていきます。植え替えは、若いうちは毎年行います。

・・・と、いうことなんですが、やはり情報量は多くなく、実際のところどのように管理培養していくか、よくわかりにくい。

これも大宮の即売会で格安で入手したもの主枝が片側に広がってきているので、そちらをさらに大きく作っていくのがいいのかと思っていますが、とりあえず今は伸びるにまかせて葉が落ちたら考えようというところ。

とは言っても、成長は早めらしく、あまり放任していると後々修正が利きにくいということもあるようですから、ところどころの伸びすぎた新芽くらいは今のうちに何とかしたほうがいいのかもしれません。

2016年7月7日木曜日

笹は神を招く


毎年7月7日は、七夕(たなばた)ということで、祝日ではありませんが、日本では伝統的に根付いた記念日の一つです。

毎年、クリニックでも笹を飾って、患者さんにも短冊を書いてもらっていましたが、今年は笹を手に入れるのを忘れてしまいました。

笹を飾るのは、どうやら笹の葉がカサカサを触れる音が関係しているらしい。この音が神様を招くと信じられていたというもの。

ふーん、そうだったのか、笹ってすごいな。

七夕というと、天の川。都会では、ちゃんと見えたことは記憶はありませんが、これをはさんで機織りの織姫と牛飼いの彦星が、年に一度七夕の日だけ逢うことができるという・・・

まぁ、何てロマンチックな話・・・ではありますが、実際は二人は夫婦になって遊んでばかりで、仕事をしなくなったために、怒った神様に天の川のあっちとこっちに別れさせられたらしい。

言ってみれば、強制離婚させられて、年に一度だけ面会日があるみたいな話。

へぇ~、そうだったのか、だめじゃん織姫。

まぁ、こうてう話には、元々は実在のモデルがいて、それをきっかけに尾ひれをつけて成立してくることが多いので、きっと昔々にそういう夫婦がいたのかもしれませんね。

2016年7月6日水曜日


ケヤキ、欅 ニレ科ケヤキ属

数十メートルの高木になります。寒冷地の山間部を除き、ほぼ日本中に分布し、街路樹や建築資材としても多く利用されます。

葉先に向かってのこぎり状になる葉が特徴。秋には黄色く紅葉したのちに落葉します、細かい枝が伸びて箒状になることから、冬の姿が見所になります。

生育は旺盛で、春から夏にかけては枝や葉の成長が早いので、樹形を乱しやすいのですが、比較的丈夫で盆栽としては育てやすい樹種です。

水遣りは、生育期は葉の乾燥が早いので、水切れに注意。葉がカサカサと音を立てるようなら、たっぷりの潅水をします。夏は葉焼けを防ぐために半日陰で管理、寒さには強いので関東では冬も屋外でも問題はなさそうです。

春から夏にかけて、新芽が伸びてくると芽と芽の間が伸びやすいので、芽摘みを行い、新たな細かい枝が増えるようにします。同時に葉刈りも行うことで、その効果が増大します。

落葉後に全体の形を整える剪定を行い、枝ごとに紐でまとめていくことで、きれいに上に向かって広がる樹形を作っていきます。また枝の向きが悪ければ、冬の間に針金をかけて強制します。

成長が早いので根詰まりしやすいため、若木では植え替えは毎年行うくらいでちょうどよく、比較的年間を通して手間をかける必要があります。

自分が手に入れたものは、樹高20センチ弱で、おそらく樹齢は3年程度かと思いますが、すでに直幹で箒作りにする下地ができているもの。通常は10000万円程度しそうな感じですが、大宮盆栽美術館の駐車場でやっていた即売会で格安の3000円でした。

売っていたオジサンに、とにかく葉を数週間に一度はむしり取れと教わりました。手に入れてすぐに、言われるがままにほとんど坊主になるくらい葉をむしりましたが、2週間でほとんど購入時の状態に戻っています。

もう少し大きくしたいと思いますから、この1年は葉刈りを中心に管理して、芽摘みや選定はできるだけしないでやってみたいと思います。

2016年7月5日火曜日

初診の増加


暑い!! 暑い!! この数年、日本の夏はもはや熱帯状態。

書けば書くだけ暑くなるとは思いますが、思わず言葉にしてしまいます。昨日のように夕立・・・と呼ぶと風情がありますが、今どきの言葉ではゲリラ豪雨・・・があると、涼しくなるどころか、蒸し蒸し感が強まって、かえって過ごしにくい。

クリニックに来院される患者さんも、これだけ暑いとさぞかし減るだろう・・・と思いきや、あまりペースが落ちません。これは、当然嬉しいことで、感謝するべきところです。

ただ、今年になって初診患者さんが多くなっていたんですが、6月の初診の多さは異常でした。今年の初めに、開院10年のデータを整理したんで、数字としてもよくわかります。

まったく新しい患者さんは、この数年年間2100人台で横ばい、再初診は少しずつ増えていますが、今年になって新しい患者さんは上半期で1300人です。再初診と合わせた初診患者数は、10%程度の急増です。


クリニックは評判、それもどんな広告よりも口コミが集患には大きく影響するというのは、実感として事実だろうと思います。クリニックの状況としては、何も変わったところはありません。自分の診療スタイルも特に変わったところは無いと思います。

実際、広告はほとんどしなくなって、1年前からは駅構内のパネルだけ。いまだに必死に毎日更新しているこのブログも、毎日のアクセス数はたかが知れていて、もう完全な自分のお気楽な日記状態が続いています。

6月は、過去の最高初診数を更新し、1日に38人という日がありました。  ところが全体の患者数はたいして変わっていない。この数年は、平均すると1日だいたい90人、今年になっても、6月だけとっても、その数字はほとんど同じです。

うちのクリニックの評判が急に上がる・・・やきゃない。人口が急に増える・・・はずもない。クリニックが減った・・・なんてこともない。急に体調不良の人が増えた・・・そんな馬鹿な。

患者さんが増えているなら素直に喜べばいいんでしょうけど、自分でも納得のできる診療内容のキャパシティというのがありますから、正直、新患が増えるとどうしても説明などもはしょり気味になってしまい、結果として患者さんの満足度を下げることにつながることは明らか。

また、喋り続けることの体力的な消耗も甚だしいわけで、これが続くならもう一人医者を雇いたくなりますが、今の収益ではかなり厳しい。

そんなわけで、6月はとにかく忙しくて、初診の多さにとまどうばかりでした。


2016年7月4日月曜日

カプセル・コーヒー・マシン

最近はコンビニのコーヒーが馬鹿にできない・・・というのは、よく耳にすることですが、もともとコーヒー党の自分ですが、基本的にコンビニで買って、熱いコーヒーを立ち飲みするというのは、ちょっと考えにくい。

何かをしながら飲むにしても、落ち着いてゆっくり飲みたいわけで、例えば観光地とかの気持ちのいい景色の中でとかならありうるのですが、そこらの街角でというのは無理。

どうせ飲むならコーヒー豆をちゃんと使った方が、インスタントよりも美味しいのは当たり前。どんなにインスタントが頑張っても、やはり所詮インスタント。それでも、簡単さということを考えれば、それなりに我慢はできます。

コーヒー豆から淹れるコーヒーは、準備と片付けは多少面倒と言えなくはない。サイホン式にした日には、時間もかかるし手間もかかる。サイホンの水の動きは見ていて楽しいのですが、これは今どきは現実的ではないかもしれません。

ペーパードリップは簡単ですが、最初に紙フィルターにお湯を通さないと、紙臭さはけっこう出るものです。一杯ずつの豆と一緒になっているドリップ・パックはかなり楽ちんですが、多少コスト的に高めにつくのが難点。

コンビニのコーヒーがいけているのは、ポッド式になって、コーヒーメーカーにコーヒーの粉が入ってパックされたパックをセットすることで、ちゃんと淹れたての味が出せ、かつメンテナンスが簡単になったことで価格を安くできるようになったことが大きいようです。

そういうポッド式のカプセル・コーヒーのコーヒーメーカーを探してみました。掃除の手間が簡単、コーヒーを飲むときに基本的にコーヒーカップ以外は汚れ物が出なくて、しかも飲みたいときに短い待ち時間で飲める。そらに、手軽にいろいろな味のコーヒーを選んで飲めるというのも魅力的です。

ただ、ちょっと面倒なのは、グローバル・スタンダードが確立していないという点です。いろいろな会社から、いろいろなタイプが出ている。

カフェポッド方式。直径44mmあるいは60mmの比較的薄い紙パックの中に、挽いたコーヒー豆を封入したもの。エスプレッソ用は小さい方で、両方の大きさに対応しているマシンはあまりありません。44mmはデロンギ、60mmはメリタ、キーコーヒー、小川珈琲などが主として扱っているようです。

ドリップ・ポッド方式。ほとんどUCCの上島珈琲だけでやっている感じ。さすがにバリエーションがなさすぎでする

ネスカフェ・ドルチェ。天下のネスカフェ・ブランドのポッド式。ネスレ単独なので使えるポッドは多くは無い。ネスプレッソはエスプレッソを含む種類はけっこうあって、海外でもまぁまぁみたいです。ネスカフェ・バリスタと呼んでいるのは、完全にインスタントの粉を使用するもので論外。

Kカップ式。アメリカのキューリグ社が展開するもので、日本では上島珈琲が独占で販売しているために、UCCブランドものしかなく、種類が少ない。ただし、世界的なシェアで考えるともっとも普及してるようです。

あと、アムウェイからも独自の超高級マシンがでています。ただ、カプセルがエスプレッソ、レギュラー、紅茶、ココアの4種類しかないのでは、話にならない。

世界的にはどれが一番売れているのかなかなかわかりにくいのですが、ネスレ王国に肉薄しているのがキューリグで、連合国のカフェポッドが善戦しているという感じなんでしょうか。

そこで、いろいろ考えた結果、マシンの値段では、ほぼただ同然のネスレが強いのですが、キューリグも実売6~7千円ですから、悪くない。カフェポッドはマシンは値段はピンキリ。

扱うコーヒーのブランドはカフェポッドが一番多いように思いますが、実はこれは日本だけの場合。世界中で考えると、キューリグの種類の多さは他を圧倒する。今は簡単にアメリカから取り寄せ可能なので、これは最大の強み。ただし、その分割高になることは覚悟しないといけません。


さて、いろいろ考えた結果・・・日本では、やや知られていないところがあるのですが、キューリグを買うことにしました。UCCが、独占販売しているのを緩和すれば、もっとシェアが広がると思いますが、ちょっと残念。

選んだ理由は、飲みたいコーヒーのカプセルがあるから。まさにこの点が、最も重要な選択理由です。日本では店員すら知らないかもしれないのですが、なんとスターバックスが、キューリグのKカップをたくさん出しています。タリーズも参入しています。そして、ハワイの有名なライオン・コーヒーのフレーバー・コーヒーもあるんです。

通常はUCCの安いカプセルでいいのですが、時にはそういうものを飲みたくなったりします。手軽に、美味しいコーヒーを、すぐに飲めれば、こんなに幸せになことはありません。
http://store.starbucks.com/coffee/starbucks-k-cup-pods/?prefn1=region&prefv1=Asia-Pacific%7CMulti-Region

2016年7月3日日曜日

盆栽の魅力


さて、いろいろと勉強し始めてわかったことは、盆栽は見て楽しむ部分と、作って楽しむ部分があるということ。もっとも、作る目的は、最終的に見て楽しめることですから、純粋に作るだけというのは業者くらいでしょう。

各地の盆栽園を歩き回って、美術館で絵画を鑑賞するように、優れた盆栽を見るだけで満足という方もいるかもしれませんが、そういう方でも、手元にお気に入りの盆栽を置いておきたくなるというものです。

そうなると、絵画と違って盆栽は植物、生き物ですから、当然世話をしないといけない。当面、枯らさないことが最低限の目標になり、とりあえず毎日の水遣りをすることになります。

そうこうするうちに、植物は成長しますから、せっかくの気に入った形が変わってきてしまう。そうなると、そのまま生やしておくなら、ただの鉢植えと一緒になってしまう。そのうち根が鉢の中で一杯になって、あ~あ、枯れちゃったという結末は容易に想像できるわけです。

そこで、必要になってくるのは整姿の技術と植え替えの作業。しかも、一年間を通じて適切な時期に適切な作業をしないといけないわけで、結果が見えてくるのは数年後という気の長い話になってくる。

すごい盆栽になればなるほど、自分が生きているうちには結果が出ないわけで、何十年も先の完成形を想像して、日頃を世話をしていくことになる。もっとも、正しくは完成途上形、つまり植物が生きている限りは永遠に未完成なのが盆栽だということ。

国民的アイドル、嵐の松本潤の盆栽好きがテレビで話題になりましたが、松潤曰く「自分で完成を見届けられないことが、盆栽のロマン」というのは…自分も確かにわかるようになってきました。

そうなると、ある程度出来上がったものを最初は買うわけですが、最初からやってみたいという気持ちがでてくるのは当然で、苗を自分のいいように植えるところから始めたり、場合によっては挿し木などで素材をつくったり、種を撒くところから始めたりしたくなる。

結局、盆栽を見ることよりも、作ることに魅力を感じるのは必然ということになるわけです。もっとも、それを専門にして毎日のほとんどを盆栽に費やすわけにはいきませんから、あまり大きなもの、未来永劫に生き続けるようなものは難しい。

とりあえず、数年単位で多少の結果が出せるもの、手軽に移動できる程度の大きさのものが自分の生活には合っている。今のところは、数千円程度の小盆栽をいろいろ集めていることと、いくつか苗をかっこよく育てる準備をしている段階です。

3月~5月くらいが、いろいろと手をかけることが増えてくる時期。たまたま桜の花から始めてしまったので、まずは盆栽そのものや、知識を集めているうちに、いろいろいじるタイミングはなくなってきました。

ですから、今年はほとんどが伸ばし放題。でも、それでいいんです。始めたばかりで、いろいろいじくったら、たいてい失敗して枯らしてしまうのは目に見えている。今は、秋から来年の春にかけて、いろいろと頭の方の準備をしておくことが大事。とにかく、まずは枯らさないように、真剣に水遣りに専念したいと思っています。

2016年7月2日土曜日

更科 @ すすき野


蕎麦は大好き。ラーメンも好きですけど、心のどこかでは蕎麦の方が上にあるかもしれません。

ラーメンよりも、蕎麦屋の方がより広範囲に店を探したりします・・・なんですけど、結局ある程度ホームみたいな感じで戻ってくるのがここ。

もちろん、手打ちのこだわりの店はいい。美味しいし、蕎麦の香り、喉越しなど、文句のつけようがない・・・のですが、さすがにちょっと値段が・・・

すすきの、と言ってもサッポロじゃない。横浜市青葉区のすすき野。

更科の屋号の蕎麦屋は全国いろいろありますが、少なくとも自分の普段の行動半径の中では、一番美味しい更科蕎麦を出してくれます。

ちょっと今日は蕎麦を食べたいなと思った時は、この店の細くて白いのですが、しっかりとした歯ごたえのある更科の麺がちょうどいい。出汁がまたちょうどよくて、醤油がきつすぎず、また甘すぎず、温冷どちらも麺にびったりです。

今回は、かき揚げ天ざる。さくさくしたかき揚げと一緒に食べる蕎麦は美味しいです。本格派手打ちの店にも負けない、立派なものだと思います。

普段着の店というのは、必ずあったほうがいいわけで、またそのうち戻ってくるよと言う感じで店を出るのでした。


2016年7月1日金曜日

蜻蛉


とんぼは、都会でもポピュラーな昆虫の一つ。

自分もこどもの頃には、網をふりまわして捕まえていた経験があります。ただ、種類は少なくて、たいていは胴が青いシオカラトンボか、胴が赤いアキアカネのどっちか。たまに見かけたのが胴が細いイトトンボ。

トンボ界のスーパースターと言うと、やはりオニヤンマ。さすがに、これは都会ではます゛見られない。夏休みの昆虫採集でも、これだけが足りないことが残念だった記憶があります。

つまり、この3種類くらいで知っているトンボは終わってしまうわけで、こりゃトンボさん達にはずいぶんと失礼な話です。

シオカラトンボだけでもいろいろいるし、赤いのだって山ほど種類がある。胴の色だけでなく、胴の斑点の入り方、翅の黒いすじの入り方、顔付きだっていろいろ。

松の盆栽に留まったこのトンボ、当然今までの自分の知っていたものとは明らかに違う。ネットで出てくるいろいろなトンボの写真と比較してみると・・・おそらくマユタテアカネという名前のようです。

トンボ目、不均翅亜目、トンボ科、アカネ属で、しかもこいつは未成熟の雄じゃなかろうか。どっちにしても、めったに遭遇することはないでしょうから、まぁそういうことでよしとしましょう。