2016年10月4日火曜日

レンズ再々考 (2)

 Nikon D750 1/320 f4 68mm ISO800 / Sigma 24-105mm f4 DG HSM Art

Nikon D750を使用してみると、カメラ本体についてはD7200よりも少し重いのですが、それはほとんど気になりません。グリップのホールド感が素晴らしく、よりしっかりと握れる感じがして持ちやすい。

使い勝手はD7200とほとんど変わりないので、各設定やスイッチ類も違和感なくいじれます。これで、あとは撮影した写真の画質がどうか、ということなんですが・・・

やはり、一眼レフはレンズが問題。画像センサーがいくら大きくなっても、そこに入ってくる光の情報がうまく伝わらなければ、いい写真にはなりません。もっとも、センサーの性能が低ければ、いくら高級レンズでもダメですけどね。

とりあえずは、SIGMAの24-105mm f4 DG HSM Artと20mm f1,4 DG HSM Artの2本を使いだして、様子を見ているのですが、単焦点の20mmについては、概ね良好な感触を得ています。

比較的、広角の画角が好きで、しかも単焦点でとても明るいレンズですから、ボケ感もよく出るようで、多少スナップ写真に使うには広めに写りますが、それはそれで面白い。

ただ、広々とした風景を撮影するには、もっと思い切った超広角が欲しくなるところなので、やはりこれ1本で済ますというわけにはいかなさそう。

さて、問題は標準ズームの24-105mmの方です。

なんか、毎日同じことばかりをうだうだと書いていますが・・・今日は、レンズそのものの性能についての話。

まず、フォーカスがいまいち合わない。レンズの個体差だとは思いますが、ファインダーを覗いていて、確かにピントが合っているつもりでシャッターを切っているはずなんですが、パソコンで確認すると、微妙にずれている感じがするんです。

シャッターを切る時のブレや、自分の視力の問題もあるんでしょうし、全部が全部レンズのせいにはしたくないのですが、これは一度ピント調整をしてみないといけないのかなと思っています。

上の写真も、花の中心手前側に合わせたつもりなんですが、中心と真ん中から茎の付近の後ピンになっている感じです。

それと、けっこうはっきりわかる周辺減光が気になります。少しずつ暗くなるのではなく、四隅が急に黒くなっているのが目立ちます。

これは開放のf4であるので、絞れば出なくなるんですが、そうなると暗くなるし、望遠もそれほど大きく効くわけではないので、ボケはあまり期待できなくなる。

NIkon D750 1/8 f9 105mm / Sigma 24-105mm F4 DG HSM Art

やはり、さしあたって一番使用頻度の高い標準ズーム、または高倍率ズームレンズは、焦点距離は24-105mmとかぶるのですが、別のレンズを用意した方がよさそうです。

とは言え、せっかくSIGMAファンで揃えてきたのに、一番使いそうなレンズを昨日候補に挙げたTAMRONにするというのは抵抗がある。昔のSIGMAレンズに28-300mmがあり、多少中古も見つかりますが、これはAFがとにかく遅い。SIGMAが、Artシリーズでリニューアルして出してくれるといいんですけど・・・

いっそのこと、比較的各メーカで揃っている70-300mmも選択肢としてはありかもしれません。

とにかく、大事なのは何を撮影するのかということであって、全焦点距離を満遍なく取り揃えればいいというものではありません。撮影したいものに合わせてレンズを選ばないと、本末転倒です。どういう写真を撮るのかを整理しておかないと、いとも簡単に「レンズ沼」にはまってしまうことになります。

自分の場合、ちょっとしたスナップ撮影には使いますけど、わざわざモデルの撮影会とかに出かけていく時間も勇気もありません。つまり人物中心の撮影は多くないし、あっても写真作品としての価値を高める必要はたぶんありません。

自分のニーズは、広角を使った広々とした景色の写真、そしてその中で近寄れないものを切り出す超望遠を使った写真を撮るためのレンズです。接近しての花や日常的なそこらに転がっているものも対象になるので、マクロかあるいは中望遠で思い切り引き寄せるみたいな写真も多い。


そんなことを、毎日いろいろ考えていることが楽しいわけですが、いずれにしても無制限にお金をかけれるわけでもないので、現実的な選択肢はそれほど多くないんですよね。所詮、素人ですから妥協も大事ということです。さてさて、どうなることやら・・・