2016年10月22日土曜日

手打蕎麦 一寸棒 @ 宮前平



田園都市線(マツコが嫌いな)でいうと、たまプラーザとあざみ野が主たる生活圏の自分としては、東京側の各駅停車の駅は、ほとんど利用する機会はありません。

宮前平もその一つで、まぁほぼ何があるかは知らない街という感じなんですが、いろいろ美味しそうな店を探していたらたまたま出てきたのが、一寸棒という蕎麦屋。

駅前の尻手黒川道路を渡った向かい側の、路地を一本はいったところ。まず気になったのは、「手打」で、次に「一寸棒」といういかにもこだわりがありそうなネーミング。ホームページはないみたいですが、グルメサイトの評判は悪くはありません。

入り口からして、シンプルですがこだわりを感じる構えで、期待が持てます。入ると、中も綺麗で、まずは安心。初めての店では、メニューの最初にあるものがおそらくお勧めでしょうから、注文もそこからにしておくのが無難。

というわけで、蕎麦御膳というのをオーダーしました。温かい蕎麦も嫌いではありませんが、まずはせいろで食べるのが作法かと。

結論から言うと、質的にも量的にもかなり満足度が高い。厨房は、ちよっと小柄なおじさんが一人でやっているようで、きっとこのおじさんのこだわりがうまく反映できているなかなかの蕎麦屋です。

天ぷらは、かぼちゃとさやえんどう、そしてむかご。抹茶塩でいただきます。むかごは自然薯の地上芽で珍しい食材ですが、噛んでいると口の中でほどよい粘り気が出てきます。

厚焼き卵は、表面に店名の焼きをいれるところがこだわり。味は、甘すぎずなかなかのもの。ケーキのような香りが少しだけするので、もしかしたら、バニラエッセンスをいれているのかも。

胡麻豆腐の悪くはありませんし、黒蜜と黄粉で食べる葛餅も美味しかったです。

さて、肝心の蕎麦はというと、細く切ってさっと茹で上げたいかにも手打ち麺。蕎麦の香り、噛んだ時の腰、そして飲み込む時の喉越しの滑らかさの3つのポイントは、いずれも平均以上だと思います。

この店の面白いところは、もう一つ田舎蕎麦というチョイスがあること。こちらは、太麺でおそらく普通の6本分くらいの太さ。これも別に注文してみましたが、蕎麦としては大味で、どうしても芯が残る感じですが、好きな人は好きかも。

汁はほどよい味で、醤油がきつくはなく、上品な感じ。蕎麦湯はさらっとしていて、おそらくつなぎの小麦粉などは使わず、茹で時間も短いことを想像させます。

最近、初めての店はがっかりのことが多かったので。リピートする価値のあるお店を見つけることができて嬉しくなりました。

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