2016年10月23日日曜日

シャンパン


根っからの酒好きではないので、お酒の話は苦手。

普段飲むのはビールばかり。発泡酒でも、第三のビールでも、あまりこだわりはありません。ビール以外だと、ワインは比較的飲めますが、ただし白ばかり。赤は苦手。

スパークリング・ワインは、基本白かロゼですから、もちろん飲めるのですが、元々披露宴などでの最初の乾杯用というイメージが定着しているせいか、あまり飲む機会がありません。

それでも、最近は安いものが、けっこう出回っていて、1000円台でもそれなりに飲めるものがあったりして、割と気楽に口にできるようになりました。

もっとも、安いものは人工的に炭酸を吹き込んだもので、言ってみればコーラやサイダーみたいなもの。ブドウ本来の糖分が発酵して炭酸ガスを含有するする「ちゃんとした」ものは、通常のワインよりもさらに手の込んだ熟成が必要です。

そういうスパークリング・ワインの中でも、やはりだんとつの人気を誇るのがシャンパン。シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方のみで生産されるもので、主として使用するブドウはシャルドネ。その他の地域のものはシャンパンを名乗れません。


中でもMoet & Chandon社のものが、圧倒的な人気です。もうほとんど、シャンパンと言えばMoetというくらいのもの。Moetの高級ブランドには、Don Perignonがありますが、ただでさえ長い熟成期間がさらに長くなって、価格もかなり上乗せされるので、おいそれとは手が出ません。

通常のMoetブランドも安くはありませんが、4000円くらいからなので、何か特別な時には、ちよっと飲んでもいいかなという感じ。

せっかく手間暇かけて炭酸ガスを瓶の中に密閉したのに、実は開栓の時にその80%くらいが失われてしまいます。それでも、残った炭酸ガスは、グラスに注ぐときに細かい泡となって、香りを放出し美味しさを引き立てるのだそうです。

高級なシャンパン・グラスはそこに細かい傷をわざと入れて、細かい気泡がより多く出るように細工しているそうですが、うちの安物(2個で1000円)のグラスでも、十分に感動的な細かい泡がたちました。