2016年11月19日土曜日

ファミレス @ somewhere


ファミリー・レストラン、略してファミレス・・・うちの子育て時代は、まさにファミレスと共にあったという感じです。

まだ、ほとんどこどもが赤ちゃんという頃は、近所には子連れが気楽に外食できるレストランはありませんでした。

どうしたって、こどもは動くし、騒ぐしで、こっちも落ち着いて食べれない。周りのお客さんも、さぞかし迷惑をかけたと思います。

そのうち、主にDenny'sとすかいらーくが増えてきて、おそらく子連れのニーズを見事につかんだんでしょうね。急速に成長したわけで、似たような店は雨後の筍状態でした。

どこも、広めの駐車場、広めの店内、こどもメニューの充実、おもちゃのサービスなど、とにかく子連れにとっては大変助かる環境を提供してくれました。

その後、店の差別化が進み、提供するメニューに特徴を出すようになりましたが、どうしても専門化するほどより高級感が求められる。ところが、ファミレスは、徹底的なコストダウンが経営の基本にありますので、どう頑張っても、その方向性は自滅へ向かわせることになりました。

時代もバブル崩壊後のどん底から、少しずつ立ち直り、グルメ志向が強くなってきたのもあるのかもしれません。ファミレスのイメージは安かろう不味かろうですから、どうせ食べるなら多少高くても美味しい店に行きたくなる。

また、少子化によって、子連れが減ったというのも関係しているのかもしれませんが、自分たちのようなファミレスを利用していた客はこどもが大きくなって、次第に疎遠になっていきました。

一頃は今のコンビニ並みにあったファミレスは、どんどん減少してしまいました。自分が利用しなくなったので、よけいに気がつきにくいのかもしれませんが、近所の店舗は閉店したところが多く、すぐにはどこにあるか思い出せないくらいしか残っていません。


先日、本当に久しぶりにファミレスで食事をしたんですが、相変わらず子供の喧騒が目立つ店内は、昔と変わりませんでした。ファミレスと言えばハンバーグ。味も相変わらずで、まぁこんなもんですという感じ。

可もなし不可もなし・・・とにかく早く、安く食事を済ますにはいいのかもしれません。