2016年12月30日金曜日

日の出の時間のチェック


冬至が過ぎると、急に朝がはやくなり、そして夕方が遅くなってきた感じがします。そろそろ、初日の出の時間が気になり始めました。

とは言っても、別にわざわざ調べなくても、毎年そうそう変わるものでもない。横浜あたりはだいたい6時50分ごろ。しかも、地平線も水平線も見えない場所ですから、プラス10分くらいでないと、いかにもという光景にはなりません。

日本では、一番東よりというと北海道がありますが、地球の回転軸が傾いているので、日の出の時刻は意外と早くはありません。

ですから根室市の納沙布岬が、横浜付近と同じくらい。あとはいわき市の塩谷崎などもほぼ同時刻で、国内では早い方です。

一番日本で早い日の出が見れるということで有名なのは、千葉県の銚子市犬吠埼。ここは、太平洋の水平線から太陽が昇ってくるので、天気さえよければ正真正銘の初日の出を拝めます。

ただし、「一番早い」というのには、「離島を除いて」という条件が付く。本当の本当に一番早いのは、人が住んでいるところなら小笠原諸島の父島で6時20分ごろ。

早く見るためには、当然標高が高い方が有利です。千葉県でも鴨川の清澄山に登った方が、犬吠埼より数分早い。いっそのこと富士山の山頂なら、さらに数分早くなる。

無人島を含めると南鳥島が、5時30分ごろで日本国領土内で真の一番になります。

一番遅いのは沖縄県石垣島かなと思うと、そこよりぎりぎり少し遅いのが長崎県の対馬でしょうか。ここでだいたい7時30分ごろですが、本当に日本で最後に日が昇るのは与那国島だそうです。

犬吠埼で初日の出を拝んで、地球の自転速度よりも早い時速2000km/hくらいで下関まで移動していくと・・・ってそんな乗り物は宇宙船くらいしかないでしょうけど、一度上った日の出がそのまま沈んでいくという現象を目撃できる・・・はずです。