2017年5月13日土曜日

Ian Bostridge / Schubert (三大歌曲集)


去年、何か急にシューベルトの歌曲(リート)に開眼したんですが、その時に新世代歌手の中で注目の一人、イアン・ボストリッジを知りました。

すでに、三大歌曲集を収録してCDも発売されていたのですが、比較的新しくて価格が高めだったのと、定番的なものから聴こうと思った、そして伴奏ピアニストがいずれも違うなどの理由で「ちょっと待った」にしていました。

たまたまシューベルト関連の新譜CDに何かあるかなとAmazonを見ていたら、驚いたことにありそうでなかったボストリッジの三大歌曲ボックスセットが登場していました。

元々は名門EMIからリリースされていたものですが、業績不振で数年前にWernerに身売りしたのをきっかけに、Wernerは積極的に廉価なボックスをいろいろ登場させている恩恵かと思います。

もう一つのクラシックの雄、DGは以前よりボックス制作には積極的で、この辺りが命運を分けたところなのかもしれませんが・・・

話を戻して、イアン・ボストリッジはイギリス人のテノール歌手で、1964年生まれ、現在52歳。もう一人、同じイギリス人テノールで人気が高いマーク・パドモアより3歳若いくらい。

ボストリッジは、ドイツ語の発音はいまいちと言われていますが、歌唱表現力については当代一とも言われるくらい高い評価を受けています。

今回のボックスは4枚組。あれ、三大歌曲で3枚じゃないのかと思ったら、何とDVD付き。何と「冬の旅」のライブ収録のDVDまでつけちゃったという超お得盤です。

しかも、しかもですよ、今なら外国発送のマーケットを利用すれば、わずか1500円弱という・・・もう買うしかないでしょう。

というわけで、到着までの間、またフィッシャーデイスカウ、パドモアをはじめとする、いろいろなCDをせっせと復習しているところです。