あすなろ整形外科クリニックからのお知らせ

年末年始は12月29日(金)~1月4日(木)を休診します
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします

2017年6月30日金曜日

soba-ya癒庵 @ 鷺沼


今回は、近いけどあまり行くことが少ない鷺沼の蕎麦屋さんです。

鷺沼の主な駅の出入りは正面口と呼ぶ東側、というか南側のロータリー。反対側は、線路を渡ってかなり小さな北口があります。二つの出入り口は、草加煎餅と柿の種くらい大きさが違う。

その柿の種側に出てすぐ左、一見目立たないんですが、比較的現代風の建物の一階にある蕎麦屋です。店内は、それほど広くはなく、20畳くらいのスペースに、厨房とガラスで区切られた蕎麦打ち所、客席17席がある感じで、インテリアもモダンな感じです。

普通は、初めての店ではざるを頼むところですが、メニューのトップにお勧めとしてぶっかけが出ていたので頼んでみました。

桜海老の天ぷらがのっていて、スプラウトを散りばめて視覚的にもとても美味しそうです。もう一つのおすすめだった、生湯葉と辛味大根のぶっかけもいい感じです。

バラバラと乗せた桜海老は、小さいので一つ一つが全部サクサクでGOOD。そして、つゆは鰹、昆布中心で、醤油は比較的弱めの主張しすぎない味だと思いました。ざるで食べるには、ちょっとパンチが弱いような・・・

ただし、ぶっかけの場合は、蕎麦がずっとつゆに浸ってしまうので、桜海老の味と相まってちょうど良いことがわかりました。しかも、薄味のつゆが、蕎麦の風味を消さないというところも考えてあるのかもしれません。

肝腎のそばは、ちょっとだけ太さに不揃い感があるところが、まさに手打。茹で方は、かなり短時間なのか、最初の一口はかなり硬めの印象です。

この辺りは、ざるとか、あるいし汁そばではどうなのかわからないのですが、ぶっかけなのであえて茹で過ぎないようにしているのかもしれません。

肴メニューがたくさんあり、飲める蕎麦屋のようなので、夜にゆっくりするのが向いているのかもしれません。最後の〆に手打ちそばを、食べるというのはいいですよね。

2017年6月29日木曜日

Trudelies Leonhardt / Schubert Works for Piano

レオンハルト・・・と言う名前で最初に出てくるのは、おそらく100人中99人までが、グスタフ・レオンハルトだと思います。

今更云わずと知れた著名なオランダの鍵盤楽器奏者であり、バロック音楽、特に古楽演奏の大家で、2012年に亡くなりました。

ただし、自分の場合は、少なくともこの1年ちよっと、レオンハルトと云えば、トルゥーデリースのこと。グスタフの実の妹さんで、日本ではほとんど知られていないフォルテピアノ奏者。

特にシューベルトをこよなく愛するトルゥーデリース・レオンハルトは、ソナタ全集をリリースしている一人。

シューベルトのピアノ・ソナタが大好きな自分は、まとまった数のソナタを録音した人をできるだけ集めているんですが、その中で出会ったわけです。

「全集」を最初に出したのは、60年代後半のケンプが最初。70年代に入って、ブレンデル、ツェリヒン、クリーンが続きますが、いずれもモダン・ピアノによるもの。

グスタフ・レオンハルトの功績の一つでもある古楽演奏の普及が始まり、70年代前半にバドゥラ・スコダによるフォルテ・ピアノによる初めての全集が登場します。

次にフォルテ・ピアノが登場するのは、知られているのは90年代で、バドゥラ・スコダの2度目のものとビルソン。そして21世紀になって、フェルミューレンがありますので、全部で4種類・・・と思われています。

しかし、実はこれらの隙間の80年代を埋めるのがトルゥーデリース・レオンハルトなんです。何でほとんど知られていないのか・・・

よくわかりませんが、おそらく「ハンマーフリューゲルのためのソナタ」というタイトルがついたためではないかと思います。一般的に使われるフォルテピアノはフランス語圏、英語圏での名称で、ハンマーフリューゲルはドイツ語圏で用いられます。そのため、今どきのネット検索ではひっかかりにくい。

そして、もう一つのポイントが、とにかくほとんど聞いたことが無いようなレーベルでばかりCDを出していることが大きいかもしれません。おかげで、とにかく集めるのは大変で、正直、コレクションのためにはかなりの時間と労力と経費がかかる。

しかし、80年代にLPレコードで9枚にわたり、「全集」と呼べるセットを出しているのはけっこう大きな業績だし、実に現在に至るまでマイペースで断続的に発売されたシューベルト作品集はCDで20枚以上になります。

先月、収集最大の難関だった数枚をイタリアのショップからの出品でイギリスのAmazonで発見しました。ところが、EU圏にしか発送しないというので、本当に大丈夫か心配だったのですが、転送サービスというのを利用して、無事に手に入れることができてコレクションが完成しました。

そんなわけで、けっこう大変な思いでトルゥーデリース・レオンハルトのシューベルト作品のコレクションがこのほどやっと揃いましたが、その魅力はというと・・・

まず、一貫して自宅で日頃から使用しているフォルテピアノの音色でしょうか。フォルテピアノというと、比較的響きが少なく、古色蒼然とした音を想像しますが、その中でもやさしく良く鳴るんですね。

そして、演奏のスタイルが、慌てず騒がず、一つ一つの音を大切にしていることがよくわかるところ。シューベルトには独特の間がありますが、それが生きている。また、その間が自分の感覚とぴたっとはまると、もう大ファンになってしまうわけです。

しかも、さらに新譜も登場して、彼女のシューベルトは全部でCD21枚です。知られたソナタもいいのですが、日の目を見ることが少ない小品が多数演奏され、その一つ一つが大切に扱われている感じがとても気に入っています。

2017年6月28日水曜日

金色のiPad part9 メール問題、たぶん解決

今のご時世、モバイル端末を利用する上で、インターネットのブラウザと電子メールを快適に利用することは最低必須条件です。

ブラウザはAndroidでも、iosでも、標準のものは最低限の機能はあるものの、とても使いやすいとは言い難い。でも、その他に無料で広告などの無い優れたものがたくさんありますから、お好みで選択肢はいろいろ。

長年、PCでFirefoxを利用していたので、XperiaでもFirefoxを使用していたのですが、連携機能は便利なものの、アプリが重たくて軽快とは言い難い。途中からGoogle Chromeに変え、今ではPCもiosでも利用しています。

さて、問題はメール。以前に書いたのですが、メールのアプリについては自分の感覚として「これだっ!!」というものが見つからなくて困っていました。

自分がメール・アプリに求めることは・・・

1. 複数のアカウントに対応している
その中にはGmailのような無料アドレス、POP3、IMAPなどが含まれます。

2. すべてのメールを一つの受診ボックスで閲覧したい
いちいち複数のアカウントの個別のボックスを開くのは面倒です。

3. 受診ボックスではどのアカウントからのメールか判別できる
アカウントは目的別に使い分けているので、どのアカウントに来たかで重要度が違うんです。

4. 既読メールは別のボックスに保存して整理したい
受信ボックスが溢れると何が何だかわからなくなるので、保管しておきたいメールは別のフォルダーにアーカイブできないと困る。

5. 迷惑メールをきちっと整理きる
自動で迷惑メールを振り分けて、受診ボックスには登場しないで欲しいものです。

無料アプリはいろいろ試してみたものの、結局これっというものが見つかりませんでした。

まず、POP3、IMAPの両方に対応できるものがほとんど無い。そして、アーカイブ機能が非力だったり、迷惑メールについての操作ができない。

とりあえず複数アカウントに対応しないとしょうがないので、iPhone/iPadでは標準のメーラーで我慢することに一度おちついたんですが、やはり受診ボックスが溢れてしまうのはとても見にくくて使いにくい。

さて、Apple Storeの最新のベスト・アプリが発表されて、その中にAirmailが入っていました。これは無料ではないので、試していなかった。

有料で、\600というのは、ちょっと高めアプリではありますが、たくさんの人がチョイスするわけですから、何千円もするわけでもないので一度試してみようと・・・

結果、やっとこれなら全部の条件を満たしてくれるアプリに出会えたという感じです。さらに、受診メールリストの左右のスワイプでの、いろいろな振り分け操作ができることはすごく便利。

アカウント別のメールのマーキングも可能で、迷惑メールも、よけておくだけと、ブロックするという操作ができて、いちいち見ないですむのは助かります。

やっぱり、無料アプリは無料なりということで、それなりの機能を期待するなら数百円をケチってはいけないということ・・・

・・・なんですが、iosの場合、まずは無料でお試しというパターンがほとんどなく、それが本当に期待できるアプリなのかが事前にわかりにくいというのが困ったものです。

それにしても、整理すると残ったメールはAmazonの買い物ばかり・・・ヤマトさんが大変になるわけだ。

2017年6月27日火曜日

クリニックの夏休み


毎年、クリニックでも夏休みをとらせていただいています。

たくさんの人員がいれば、交代で休んで診療はストップしないようにできますが、クリニックではそうはいきません。

自分も、どこかでまとまって休むことができるというのは、日頃の診療を続けていくモチベーションの一つになっていることは間違いない。

例年、一番休診の影響が少ないだろと思われる、お盆の時期の前後1週間を休みにしていました。この時期、クリニックのある街では、明らかに人が少なくなります。

ですが、昨年からちょっと事情がかわった・・・というのは、山の日とかいう、カレンダーの赤い日は休みを基本にする自分にとっては「ありがたくない」祝日ができたこと。

8月15日を含めて1週間を休診にすると、たいてい山の日の8月11日は含まれてしまう。これは、何か休みを損したような感じがする。

だからと言って、そこをずらすと、やたらと休みが長くなってしまう感じで、それもはばかられるという、大変ありがた迷惑な祝日なんです。

そこで、今年は開院以来初めての試みですが、夏休みを2回に分けてとらせてもらうことにしました。

まずは、お盆にあわせて8月15日の前日(8/14)と翌日(8/16)を合わせた3日間、ちょうど8月13日が日曜日ですのでちょうどいい。

そして、9月のシルバーウィークとか呼ばれるようになった秋分の日の前後。敬老の日翌日から4日間休診すると、何と連続で8連休がとれる・・・って、さすがにこれは休みすぎで顰蹙(ひんしゅく)をかいそうです。

自分の中のルールとしては、日曜日1日を含めて1週間という気持ちがありますので、9月に残っている休みは日曜日を含む4日間。

そこで、9月21日の木曜日からを休診にすることにしました。これだと秋分の日、日曜日を含めて5連休にできます。

何にしても、休診すれば患者さん方には迷惑がかかるのですから、少なくとも自分が納得できる休み方をしたいわけで、これならまぁまぁかなと思っています。

クリニックの2017年夏季休診
① 8月14日(月) ~ 8月16日(水)
② 9月21日(木) ~ 9月25日(月)


2017年6月26日月曜日

今度は、この蝶何?


いやはや、いつも植物の名前がわからなくて、それだけでも知識の少なさを露呈しているわけですが、ついに虫の名前もわからないこともはっきりしてきました。

まぁ、当然のことで、有名なカブトムシ、クワガタムシとか、代表的なものはともかく、そもそも虫を見ることは都会では少ないわけですから・・・

蝶については、アゲハチョウ、モンシロチョウくらいは、たまに見かけます・・・というか、それ以外はそもそも名前を意識したことがないかもしれませんね。

さて、こいつは誰だ!? ということなんですが、羽根を広げて休憩中のところです。左右は約5センチ、前後は約4センチ、全体に黒っぽくて、一番目立つ特徴は羽根の赤い斑点。

この写真ではわかりませんけど、顔の下、腹側にも赤い色が見えていました。

となると、クロアゲハ? かと思うんですが、なんか小さい感じもする。クロアゲハのこども? ってことはない。この状態で蝶は成虫ですからね。

クロアゲハだとして、♂か♀かという・・・白い斑紋がなく小さめなので♀ということでしょうか。

2017年6月25日日曜日

Martha Argerich "セミ"コンプリートを目指す


マルタ・アルゲリッチ・・・クラシック音楽界における最高ランクのピアニストの一人、また現役の中では"THE TOP OF TOPS"と誰もが認める唯一無比の存在。

当然、アルゲリッチの音源についてはすべてを聴く価値があり、コレクションする意義もあるというもの・・・なんですが・・・

グールドはまだいい。何しろ亡くなっているし、コンサートを拒絶したのでライブは限られ、正規盤は一つのレコード会社だけで、放送音源もほぼ地元放送局だけ。

アルゲリッチは、そもそも現役だし、いまだに精力的にコンサート活動を行っています。正規盤のレーベルはいくつもにまたがっている。また、本人のお気に入りのレパートリーについては、多数のスタジオ・ライブ両音源はありわけが分からない。

それでも、昨年は75歳を記念して、正規盤リリースの各社が総集編ボックスを発売したので、かなり見通しがよくなった感じがします。

また、筋金入りのアルゲリッチ・ファンのサイトがあり、詳細なレコーディング・データを掲載しているので、他人頼りの自分としては大変助かるわけです。

それでも、相当な時間とお金をかけないと、コンプリートは到底無理ということは間違いなく、逆にあきらめがつくというもの。

したがって、最低限として各レパートリーの音源は一つはコレクションする、そしてライブについては基本的に正規盤に限定するという・・・という妥協案でも、十分にアルゲリッチの音楽を堪能できるというものです。


まず、一番多くの正規盤がリリースされているのがドイツ・クラマフォン(DG)ですが、これは2014年までの分は完全に網羅してのCD48枚のボックスで決まり。その後は数枚があるだけで、これははっきりしているので問題ありません。

次に多いのはEMI(現在はWernerが吸収)ですが、こちらも20枚CDボックスになりましたが・・・これが微妙。まぁ、だいたいはいいんですが、21世紀のアルゲリッチの活動の中心にあるルガーノ音楽祭の記録については省かれています。

確かにルガーノ音楽祭のCDは毎年3枚組でリリースされて、すでに30枚以上になっています。また、アルゲリッチが演奏に参加していないものも含まれる。将来的には、これらが別ボックスになるかもしれません。

また、各国独自の製作盤もあり(特に日本)、これらは含まれていませんし、単独で探すと中古でもけっこうなプレミアがついてたりする。

Sony Classicalは、吸収した旧RCAのものを5枚組を発売しました。これらで総枚数は71枚になり、ルガーノの分と新譜で登場しているものを含めると正規盤としてはCD110枚くらい・・・だと思います。

その他のレーベルのものとしては、どうしても落とすことができなさそうなものが、何枚かはありそうです。

例えば、多数の録音があるシューマンの協奏曲は、ワルシャワでのライブを収録したAccord盤が、最も優れていると評判です。アルゲリッチが優勝した1965年ショパン国際コンクールでの予選からの演奏の大部分が、いくつかのCDにまたがって存在します。


日本でのライブも数枚独自レーベルで出ていて、特に80年代以降は独奏はアンコール以外はほぼ皆無になった中で、2000年に17年ぶりに東京で独演会を行った記録は貴重です。

クラシックでは、特に「何とか全集」という形でのリリースが偏重される傾向がありますし、実際聴く側もお気に入りの演奏家による全曲制覇を期待してしまいがちです。

しかし、アルゲリッチは、このことについてはまったく気に留めていません。自分の中で、弾く価値が有るものと無いものの線引きが明解にされていて、「ショパン弾き」であるにもかかわらず、まったく手を出さない曲は多数あります。

まずアルゲリッチ・ファンになるためには、この点について許容しなければいけません。

例えばショパンは、ピアノ・ソナタについてはたった3曲しか作曲していないのですが、アルゲリッチの演奏で第1番を聴きたいと願ってはいけないのです。

クレメールやマイスキーとの競演で見事なベートーヴェンを聴いても、アルゲリッチによるピアノ・ソナタを聴きたいと考えないことにします。

シューマンの五重奏がいいからと言って、三重奏を望んではいけません。シューベルトが聴けることはなく、アルペジオーネ・ソナタは例外。モーツァルトは基本的に無いものとします。

アルゲリッチの、きっと心のどこかの琴線をピンとはじく何かがある曲だけが演奏されるわけで、水面に波紋がおこらない曲はばっさりと切り捨てられ、見向きもしない姿勢はずっと堅持されてきました。

きっと、これまでに多くの強制に近いレコード会社からの要請はたくさんあったと思いますが、あくまでもレパートリーは自分が決めるという姿勢を貫いてきたことに、アルゲリッチの偉大さが現れているような気がします。


相当な実力と精神力が無ければ、そういう重圧を押し返して、現在の地位を勝ち得ることはなかったでしょうし、もしも妥協していたら多くの駄作も残してきたかもしれません。

実際、全集としてすべてを聴く価値があるものは、そう多くはありません。ソナタが第10番まであったとして、おそらく繰り返し聴きたくなるのはその中の二つか三つくらいです。後は、一度聴けばそれきりで問題ない場合がほとんど。

全集は歴史的、資料的価値はありますが、純粋に「音を楽しむ」ためには、それほど意味は無いのかもしれません。ハワードのリスト独奏曲全集は、物凄い労作であることは間違いありませんが、99枚もあるCDのうち、自分は実際にドライブに入れたのは数枚で、大多数は手つかず・・・

アルゲリッチの一つ一つの音源は、自ら演奏したいから演奏したものです。ですから、すべてを聴く、コンプリートを目指す(セミですけど)価値があるというわけです。

・・・・とは言え、アルゲリッチが弾いたら、ペートーヴェンの32番やシューベルトの21番がどんな音になるのか、聴いてみたいという気持ちはあるんですけどね。

2017年6月24日土曜日

レスラン木かげ茶屋 @ 荏田


田園都市線江田駅の近く、国道246号沿いにけっこう昔からある店です。

今どき、2階建て一軒家の店というのは首都圏ではあまり見かけませんから、けっこうな存在感があります。

実は、20年くらいに一度いったことがある・・・ですが、その後はなかなかここを通らない。今回は、たまたましょうがなく反対側を通過。

なんで通らないかというと、この江田駅周辺の国道は、246の中でも有数の渋滞ポイントの一つ。地元民としては、ここを通るのはできるだけ避けたいと思う場所。

渋滞で止まったので、そういえばこの店は行ったことがあったなあと思い出したので、ふとパチリっとしたというわけ。

確か、ママ友からの情報ということで、何かが評判だと・・・さすがに、それが何だったのか覚えていません。

今なら、ネットでいくらでも評判がわかりますが、当時は口コミだけ。少なくとも、こういう形態を維持できていることが、ちゃんとした店である証明かもしれません。

2017年6月23日金曜日

サマースカイツリー


常緑山法師というと、何か人里離れた山奥で修行に明け暮れていそうな雰囲気の名前。これが都会に出てくると、サマースカイツリーというずいぶんとあか抜けた呼び名にかわったりします。

ヤマボウシは落葉樹ですが、一年中葉がついているものを特に常緑ヤマボウシと呼び、その中に品種改良でいろいろなものがあったりするようです。

もとはミズキ属ミズキ科で、ヤマボウシでよく知られているのがハナミズキ。ですから、常緑ヤマボウシも似たような花をつけます。

ただし花は、中央の丸い塊。周りの白い花びらのように見えるのは総苞ということ。真っすぐ高く伸びるのでスカイツリー、さらに一年中葉が落ちないので、最近はシンボルツリーとして普及してきているようです。

2017年6月22日木曜日

知らないうちに生えていた


どこからか種が飛んできたのか、あるいは誰かの服に付着して移動してきたのか・・・取っても取っても家の周りには雑草が絶えることが無いですよね。

人の家に勝手に入り込んで、しかも棲みつくなんて・・・と怒ってみてもしょうがない。ゴキブリやなめくじよりははるかにましです。

家屋を周りを草むしりしてみると、レギュラーの雑草の中に、いつの間にかなんかもっともらしい植物が生えていたりすることがある。

この前見つけたのがこれ。そんなに長く気がつかなかったわけではないはずなんですが、けっこうまっすぐ長く茎が伸びて、ちょっとそのまま引っこ抜いてしまうのは気がひける。

しかも、面白いことに同じ高さから対称に2本の枝が出ている。そして、次に出てくる枝は下のものと90゚の直角になっているところが面白い。

・・・でもって、例によって、これが何だかわからない。

花とかは特徴がはっきりしているので、ネットでの検索はまだやりようがありますが、葉っぱだけ、しかもまだ若木ですから、調べようがない感じです。

とにかく、しばらく鉢で育ててみようじゃありませんか。もう少し大きくなれば、正体を探る手掛かりが増えるんじゃないかと思います。

2017年6月21日水曜日

ジャスミン


・・・というと、どこぞの王女様だったりして、盗賊のアラジンと仲良しで・・・

そんな話も、ずいぶんと昔のことになりましたが、「美女と野獣」の実写化に気をよくして、来年あたりには実写版のジャスミンが話題になっていたりするかも。

それはさておき、ジャスミンの花は特徴的な芳香があり、そこらで咲いていると気がつきやすい。

耐寒性があって、日本でも簡単に路地上で栽培できるので、生垣にしたりしている家も珍しくはありません。

自分も、一時、鉢の管理に困って地植えにしたことがあるのですが、大きくなりすぎてかえつて困った記憶があります。

日本で見かけるのは、ほぼ間違いなく「ハゴロモジャスミン」で、ジャスミン茶になる高級なものとは違うようです。

また、匂いには好き嫌いがありますから、鉢植えくらいで楽しむ方が無難なのかもしれません。

2017年6月20日火曜日

お金が貯まる方法


横浜ですし・・・端っこですけど・・・まぁ、一応都会です。

なのに、庭でこんなん見つけました。

・・・どう見ても、蛇。

しかも、脱殻。

こんな「閑静な住宅街」にも蛇がいるということに驚きつつも、それは横に置いておいて、お金が貯まる方法の話。

もっとも、金融関係の話はうといのでできません。

となると・・・「神頼み」みたいなことです。

古来、財布にいれておくとお金が貯まるとされ、珍重されているのが「蛇の抜け殻」なんです。

蛇は何度も脱皮をして成長するので、新たな生命の生まれ変わりを繰り返す象徴とされています。そこで、抜け殻を財布に入れておくと、どんどんお金が増えるというわけです。

う~ん、そんな便利なものがあったのか・・・と感心するわけなんですが、丸々1匹分を財布に入れておくわけにはいきません。

だからといって、小さく切り刻むのも、ちょっと惜しまれる。

このまま家で保管すれば、家全体にお金が増えて増えて・・・ゆくゆくは御殿に建て替えられるんじゃないかと・・・

はっ、はっ、はっ、はははは、ははははははは・・・・

2017年6月19日月曜日

金色のiPad part8 iosアプリについて感じること


あー、もう6月も後半。何と足早に時が過ぎていくものです。とっくに梅雨入りしたはずなのに、雨らしい雨は昨日が初めて・・・くらいの感じでした。

せっかくの休みなのに、雨がしとしと日曜日、僕は一人で君の帰りを待っていた・・・って、すぐにこういうことを思い出すのは昭和人の証ですかね。

さて、Abdroidからiosに乗り換えて、いろいろとアプリを試してみると、いくつか気がついたことがあります。

確かにAppleが厳格にアプリをコントロールしているので、(いろいろな融通は利かないけれど)ウィルスなどの心配はほぼしなくていいというのはとても助かる。

ただ、Androidに比べるとフリーウェアが少ない。一見、無料になっていても、ほとんどの機能が課金しないと使えないというものが多い。

また、とてもうんざりするのが、無料アプリのほとんどが広告動画の視聴を強制してくるところ。何かワンアクションするたびに30秒くらいの広告を見させられるのでは、アプリそのものを使う気にならない。

その点Androidはよかった。ほとんどのアプリで有料版と機能制限のある無料版があり、広告はたいていが端っこにバナーで出ているものが多い。

無料版をある程度「使う」ことができて、これはいいと思えば、有料版にグレードアップすれば、広告バナーは出なくなる。

iosアプリでは、使えるかどうかわからずにいきなり有料版を購入するというのは、ほとんどが数百円とは言え、けっこう勇気がいることです。

このあたりが嫌なら、Apple純正アプリだけを使用すれば問題はありません・・・けれども、純正アプリの完成度は必ずしも高いとはいえない。

せっかくiPhone plusにしたというのも、一眼レフ並みのボケをきかした写真が撮れるから・・・ということだったのですが、被写体からかなり離れないと機能がいかせないので、食べ物系の近接するものではほぼ使えないに等しい。

他の大手の会社のものは、無料でも広告なしで比較的安心して使用できることが多いので、結局MicrosoftやAdobeのアプリは重宝するわけです。

特にMicrosoftは、本来ライバルになるAppleに、そこまでサービスするかというくらい無料アプリをいろいろ提供している。

その中の一つに、カメラアプリであねMicrosoft Pixというのがあって、Apple純正よりも面白い使い方ができたりします。

最近バージョンアップして、写真をいろいろな絵画風に変換して描画することができるようになりました。これがなかなか面白い。いかにもコンピュータで盛りましたというアプリは山ほどありますが、Pixの場合は元から描きなおす感じが新鮮。

いずれにせよ、アプリから出てくるファイルがハードの中のどこに行ったのかはよくわからず、またそれを他のアプリで利用したい場合や、PCに転送したい場合も制約が多すぎて使いにくいことには変わりありません。

この点はユーザーからの不満が相当あるようで、今秋登場する予定のios11のメジャーチェンジで、ついにファイル・マネージャーが搭載されることになるということです。

Appleのことですから、「安全性の確保と安定した操作性」のためにいろいろと制約が多いものになるだろうことは想像できますが、少なくとも現状よりはかなり使い勝手は改善されると思います。

2017年6月18日日曜日

第20回田園都市リウマチフォーラム

田園都市リウマチフォーラム世話人 廣田浩一先生、東浩平先生と
昨夜は、新横浜で関節リウマチの勉強会でした。

田園都市リウマチフォーラムは、2009年に始めた小さな勉強会が前進で、2010年にもっと周りのリウマチを専門にする開業医を巻き込んだ会としてスタートしました。

気がつくと、昨日で第20回。毎年、2月、6月、10月の3回のペースで開催し、ついに20回まで来たことは感慨深いものがあります。

始まったころは、関節リウマチ診療を激変させた生物学的製剤が出そろった頃で、とにかく開業医としては最新の知識を絶えずアップデートしていくために、一人で医学雑誌をひたすら読んでいるだけではとてもついていけない感じでした。

この勉強会は、今でもわれわれ世話人が主導して、現在知っておくべきテーマを(共催の製薬会社の意向も多少は加味して)決めてきました。ここで扱った内容が、そのまま21世紀の関節リウマチ診療における問題点を明らかにしてきたと思います。

何とか大学病院で行う診療と同レベルのことを維持できている(?)のも、この勉強会のおかげだと思います。これから、いつまで続くかわかりませんが、この会の重要性は減ることは無く、継続する意義は大変大きいことだと思っています。

第10回の節目に続いて、今回の大きな節目でも、東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター長の山中寿教授に講演をしていただきました。

激変した21世紀の関節のウマチ診療、つまりToward to Remission(寛解に向けて)を合言葉に切磋琢磨してきたこの15年余りの総括と、今後山中教授が考える未来のテーマであるBeyond the Remission(寛解のその先)に向けての戦略を解説していただきました。

分子外標的薬である生物学的製剤の成果は実証され、現在の治療の中心に位置づけらるようになりましたが、すでにより広範囲のターゲットに対して効果を発揮できる分子内標的薬の時代が始まっています。

今後も、この新しい薬がどんどん登場してくる予定があり、まだまだ関節リウマチ診療は変革の足並みを止めていないこと、これらの薬を有効に、かつ安全に使用して寛解を維持し、そして休薬、治療の中断までもっていけることに望みをつなぐことなど、患者さんにとっても明るい話だったと思います。

さて、次回(10/18)は順天堂大学の三宅幸子教授にお願いして、関節リウマチの理解に必須の免疫学の基礎を解説していただくことになっています。関節リウマチだけに限らず、関連する医療に携わる多くの先生方の参加を期待しています。

2017年6月17日土曜日

鈴木雅明 / バッハ 世俗カンタータ全集

世界に誇れる、そして実際に世界が認めるバッハ演奏家であるBach Collegium Japanを率いる鈴木雅明による世俗カンタータ全集が完結しました。

すでに、宗教カンタータは完結し、巨大な高価な日本版ボックスとしてまとめられています。去年には廉価な海外版も発売されて、かなりお求めやすくなりました。

世俗カンタータは、宗教カンタータに比べると、やや軽んじられる傾向がありますが、それは多くが宗教カンタータからの転用が多いためだろうと思います。

でも、初出のものも少なくはありません。また、教会での演奏とは違い、作曲者バッハ自身も制約がとれた分、自由に伸び伸びと曲作りをしたところもあり、エンターテイメントとしても楽しめると思います。

ただし、教会の記録などが残っていないため、世俗カンタータの全容については不明な点が多々あります。誰のために、どんな目的で作曲されたのか、そしていつどこで初演されたのかがよくわからない。

そもそも、全部でどれだけのものが作られたのかも定かではありません。現在、演奏可能な形で残されているのは多くなく、一般的に20曲程度とされています

さて、BCJの世俗カンタータはCD8枚。年末、あるいは来年には豪華ボックスが登場するだろうことは容易に想像できるのですが、すでにひとつずつ買いそろえてしまったので、いまさら後にはひけず、先月登場した最終巻もポチっとしてしまいました。

あいかわらず、正統派の襟を正した演奏は見事。ゲストの歌手もまったく違和感なく溶け込むので、BCJとしてのスタイルが崩れない。

これで、鈴木雅明とBCJは、バッハの宗教・世俗声楽曲はもコラール集を除いてすべて網羅したことになり、バッハだけにとどまらず、クラシック音楽界全体でも金字塔として記憶される偉大な業績といえると思います。

器楽曲についてもかなり録音していますから、鈴木雅明個人及びBCJだけによる単独バッハ全集の完成も夢ではなくなってきます。とっくに考えているかもしれませんが、密かに期待したいと思います。


2017年6月16日金曜日

スモークツリー


何とも不思議な感じの植物があるものです。それも、ごく自分の近くに・・・

ぱっと目に入ったとたん、思ったのは「何だ、あのもやもやした煙のようなのは?」という感じ。

早速、パチリ。帰って検索。さすがに、これだけ特徴的だとすぐにわかりました。

スモークツリーと言うんですね。そのまま訳せば、煙の木。うん、まさに見た目はその通り。

正式名称はハグマノキ(白熊の木)、ウルシ科です。暑さ、寒さ、乾燥に強いので、簡単に育つようです。

5月に小さな花をたくさんつけ、花後に花穂が伸びて、ふわふわの綿菓子のように見えるのだそうです。

いつもながら、世の中には知らないものが何と多いことか・・・

2017年6月15日木曜日

盆栽家1年


いや、どうも、とてもとても「盆栽家」と名乗るのはおこがましい・・・ちゃんとやっている人から見れば、こんなつまらんものばかり集めてどーすんだと言われて当たり前。

それでも、らしきことを初めて1年がたったわけで、とりあえず季節を一周するという最低限のことはできた・・・って、黙っていても時は過ぎていくわけですけどね。

冬の間は、ほとんどの鉢が葉を落とし、そのまま枯れてしまうのではないかと思いつつ・・・実際、いくつかはダメになりました。

それも、比較的高価なもの(とは言っても、一番高くて8000円くらい)ほど枯らしてしまうという、もうほとんど趣味の盆栽は無理かと思わせてくれる感じでした。

そこらで拾ってきたものなんかは、もともと「雑草」的に生命力があるのか、生き残っています。基本的に枯れることを前提に、がっかりしない程度のものをいろいろ並べておくのがいいようです。

初夏を迎えて、ずいぶんと葉が繁り、だいぶそれらしい姿に戻ったので、眺めていても何となく楽しい気持ちにさせてくれます。

2017年6月14日水曜日

蛍袋


ホタルブクロです。キキョウ科の植物。

今頃の時期に、釣鐘状の花を下向きにつけます。雑草のように、何気なくそこらに咲いていることもありますし、園芸種として楽しまれていることもあります。

雨に濡れると、花が半透明になるんですね。昔、この中に蛍を入れて遊んだことからついた名前らしいのですが、この辺ではそもそも蛍がいませんから試すことはできません。

でも、確かに昭和の家では、玄関にこういう灯火がついていたりしました。中が光るとずいぶんと綺麗じゃないかと思います。

2017年6月13日火曜日

見知らぬ街


渋谷は、まあ自分のルーツの街なんだろうと思います。生まれは違いますけど、物心ついた時は渋谷にいて、そこら学校に通いました。

ちょっと悪いことをしたのも渋谷だし、初めて酔っ払ったのも渋谷。渋谷の本屋やレコード屋に通って、自分の文化的下地を形成した・・・というとかっこいいのですが、今から思うと、狭い行動半径の中でのこと。

その後厚木市民を約10年ほど間において、今の横浜市民になって、渋谷区民だった期間を抜いてしまいました。

今でも渋谷に出ると、ホームという感覚はあるんですけど、もうそこは自分の知っていた街とはまったく様変わりして、もはや平成渋谷にはとても馴染めない。

東急文化会館と東急プラザに挟まれて、特徴的なデザインの東急東横線の渋谷駅ホームがあり、そこに東横デパートが直結していた・・・そのほぼすべてが今ではありません。

東急文化会館には、三省堂があって、映画館があって、そして何と云ってもプラネタリウムがありました。

東急プラザには、紀伊国屋書店があって、新星堂があって、自分にとっての洋菓子の「元祖」であるフランセがありました。

道は同じですから、ここを通って、あそこを抜ければ、そこに行けるというのはわかりますけど、その道沿いにある風景は、まったく記憶にない「異国」のような街並みです。

2017年6月12日月曜日

自家製のお茶


ちょうど1年前に手に入れた茶の木、いよいよ茶摘みをしてみました。

本来なら、「夏も」近づく八十八夜」、ポンポン!! ということで5月初めにやりたいところ。

・・・だったのですが、まだ木があまり大きくないので、葉も少ないし、新芽を摘んでしまうのはためらっていたため1カ月遅れです。

わざと日陰になる位置に置いて、直射日光を避けてきましたので、目指せ!! 自家製玉露です。

摘むことは特に難しくない。問題は、お茶として飲むにはどうするかです。

茶の葉は、日本茶では①蒸す、②揉む、③乾かすの3つの作業があります。

これを電子レンジを使ってやりました。

まず数十秒間、チンして「蒸し」状態にしました。これを取り出したら、まな板の上でしっかり揉みます。続いて、また短くチンして乾燥させ、取り出しては揉みます。

何度か繰り返すとカラカラになってきて、いかにも茶葉らしくなってきました。

匂ってみると・・・う~ん、確かにお茶のような感じがする。

早速、淹れてみます。

色は・・・薄いなぁ。

匂いは・・・あまりしないなぁ。

味は・・・当然、あまりしない。出がらし5番茶くらいの感じでしょうか(´;ω;`)

反省点。たぶん、葉の量が少なく、揉みが足りないということだろうと。今シーズン中に、もう一度はチャレンジしてみます。

2017年6月11日日曜日

日曜日はゆっくり休むしかない


先週は、ホント、しんどかった。

何が? って、毎日の診療です。そんなの仕事だし、自分で決めた道みたいなことなんだから、まして医者なんだし、へこたれるところじゃないと叱責されそうですが。

そうは言っても、こちらも人間なんで、体力には限りがあるわけです。いつも同じようなペースなら、慣れってもんがあるんでしょうけど、先週は尋常じゃなかった。

月から金まで、ほとんど診察の切れ目がなく、待っている患者さんからすると、前の患者さんが診察室から出たのに次がなかなか呼ばれないと思われたかもしれませんが、そういうときは紹介状を書いていたり、他の処置をしたりしているわけで遊んでいたわけじゃない。

連日1時間以上の待ち時間になるというのは、今まで無かったと思います。患者さんの待ち時間は、電子カルテの来院リストでリアルタイムに表示されていて、長くなってくると少しでも早く回そうと気持ちがどんどん高まります。

でも、1時間を超えてくると、もうどうあがいても無理と開き直ってくるわけで、いつまでも待ち時間が減らないと、やや心が折れてしまう・・・というのはご理解いただきたいところ。

最大のジレンマになるのは、待ち時間が長くなるほど急いでしまうので、診察時間はむしろ短くなってしまうこと。患者さんは、あんなに待たせてもう終わりかと、不満を持つ可能性が高くなる。

どうしても、普段なら10の説明をしていることでも、8、あるいは7、場合によっては半分くらいの説明になってしまうので、診察内容についても患者さんの満足度はさがってしまうかもしれません。

別に地域一番を目指しているわけじゃないし、そもそも広告は駅の看板以外はすべてやめてしまったし、このブログも最初は無料宣伝の意味がありましたが、最近はあえて医学的なことは書かないようにしているし・・・

とにかく、普通のペースで、診療している自分が、一人の患者さんに対してやりたいことを全部できて、わかってほしいことを全て喋ることができれば・・・つまり、患者さんだけでなく自分も満足できる診療ができればいいんですけどね。

そんなぼやきを書きたくなる1週間だったわけで、それだけ年を取ったということなんですかね。今日の日曜日は、とにかくぼーっと過ごしたいと思います。

2017年6月10日土曜日

老人と鳩


たまたま目にした光景。

群がる鳩に、何か餌を与えているんでしょうか。手の上にまで留まってる鳩までいる。

ほのぼのとした初夏のシーン・・・タイトルをつけるなら、そのまんまですが、「老人と鳩」というベタなものしか思い浮かばない。

当然、ネットで調べると、日本の小説で少なくとも2つはこのタイトルのものがありました。

外国の短編アニメ映画にも「老婦人と鳩」という、内容はちょっとシュールで怖いものもあります。

鳩に餌を与えてしまう・・・というのは、たいてい老人だったりして、その結果糞害が問題になることがしばしば。

老人は独居で、ふだん誰とも話すことはなく、毎日の仕事のように朝家を出て公園に行き、そして餌やりをして・・・なんていう社会問題的な構図もよくあったりします。

確かに、この老人もすごく楽しそうには見えませんでした。今の日本の社会の一面の一つを切り取った場面なのかもしれません。

2017年6月9日金曜日

Glenn Gould コンプリートを目指す

コンプリート、completeとは「完成する」ということですから、手に入る全てを収集し尽して初めて使える言葉。

グレン・グールドは、クラシック音楽界では特異なピアニストで、1982年にわずか50歳で亡くなってからずいぶん経ちましたが、いまだにマニア的な人気を誇る「カリスマ」であることは間違いありません。

亡くなっているということは、新録音は当然無い。しかも、比較的活動期間も短い。さらに、同一レーベルと生涯契約を結んだ関係で、正規録音は同じレーベルでまとめられます。さらに、有名な"Concert Drop-Out"があり、1964年以後はライブ演奏はまったく無し。

これだけ条件が揃えば、コンプリートは容易と思いたいところなんですが、これがなかなか簡単ではありません。

生前にリリースされた正規音源については、Columbia (CBS、現Sony Classical)にすべて網羅され、巨大ボックスCDセットとして発売されていますから、これについてはまったく問題はありません。

一人のアーティストの生涯の業績を、「わずか」数万円ですべて手に入れられると考えれば、けして高い出費ではないし、これだけ容易にコンプリートできることはそうそう無い。

ところが、このボックスセットは、「オリジナル」にこだわった関係で、生前にリリースされたものだけしか入っていない。グールドの最も力を注いだバッハの演奏だけは、死後に見つかった音源も含めたと謳う総集編があるのですが、実は抜けている物がある。

そもそも90年代にThe Glenn Gould Editionというタイトルのシリーズで、録音されたグールドの演奏を可能な限り集めたシリーズが正規盤として登場しました。

これはColumbiaレコードの、正規リリース分に加えて、グールドの主たる活躍の場となるカナダ放送協会でのラジオ、テレビ放送のための音源が大量に加わったもの。

オリジナル・フォームにはこだわらず、作曲家別のような、テーマ別のような、ややわかりづらい点がある曲順でまとめられており、CD10枚以上の巻があるかと思えば、1枚ものもたくさん含まれるという、大変混乱する構成です。

四半世紀前ですから、当然これらのタイトルは廃盤で手に入らない・・・はずなんですが、実は現行のタイトルの中に一部は含まれていたりするという不思議な状況です。

いずれにしても、大多数が廃盤ですから、資料がほとんど見つからない。そもそも一体全部で何枚のCDに収められているのかもよくわからない。何が第×巻に入っているというのも、中古品などが見つかるとわかる場合がありますが、それはごくわずか。

でもって、結局The Glenn Gould Editionで見つかった、初出の音源が一部を除いてその後はリリースされていないという困ったことになっているわけです。権利関係の問題があるんでしょうかね。

ですから、もう一度このシリーズが再発売されて、死後に単独でリリースされていくつかのアルバムを加えれば、特殊な「海賊盤」的なものを除いて「コンプリート」と呼べるコレクションが完成するんですけど・・・ということです。

そこで便利なはずなのが、「完全ディスクガイド」という2012年に発売された本。ただし、これが実にわかりにくい。

オリジナルフォームで紹介したり、Edition版で紹介したり、巻末に詳細なDiscographyを作曲家別、録音日時順、リリース別などで紹介しているのですが、ごちゃごちゃしすぎてわかりにくいこと極まりない。

労作であることは認めますけど、結局正確な資料不足なのか、現在でも簡単に入手できるアルバムのことしかわからない。これなら、現行の巨大ボックスセットに付属してくる豪華な解説本でもほとんどわかる。

そんなわけで、最近はグールドの中古CDをAmazon他を駆使して探し回ってみるわけですが、コンプリートが難航することも、マニア心をくすぐる要素の一つになっているのかもしれませんね。

2017年6月8日木曜日

梅雨入り


毎年、この時期に一度は触れてしまう話。

「関東地方は梅雨入りしました」とニュースなどで報じられると、「あ~、しばらく雨が多くてじめじめとして毎日が続くのか」と、ちよっと心もしおれてしまうかんじになります。

毎年のことなんだから、いいかげん慣れればいいのですが、まぁ世間全般的に同じような感情になるわけですし、一人だけ「じめじめして嬉しい」とはしゃぐのも変ですから、それはそれで良しとしましょう。

どうせなら、ばっちり雨降りが続いてもいいので、すかっと梅雨明けして陽が降り注ぐ夏を迎えられればいいんですけど、何か最近は梅雨明けもはっきりしなくて、そのあたりが鬱陶しさを増してしまうところ。

雨模様になると、クリニックの患者さんの数は減少傾向になるんですが・・・さすがに、こっちも年を取って来た、というのは、初診が立て続けに来ると、もうペースを上げてテンション高めをキープというが辛くなってきました。

特にこの数日、診察の切れ目がなく、もう診療が終わるとぐったりです。むしろ、梅雨入りして患者さんの数が減ってくれれば・・・と、経営者らしからぬことを願っていたりするんですよね。

2017年6月7日水曜日

金色のiPad part7 NEW!! iPad pro発表


アップルの毎年恒例、WWDC2017が始まり、続々と新製品がプレゼンテーションされています。この数か月噂好きな雀の、あることないこと言われてきたことがはっきりしてきました。

現在の自分としては、注目はiPad proの新型の情報です。何しろ、9.7inch iPad proを使い始めて・・・といっても、もちろん使いこなしているとはとても言い難い状況がつづいていますけど・・・まだ数か月ですから、新製品登場の噂は当然気になるところ。

もともとの噂では、大きさそのままで液晶画面が9.7inchから10.5inchになるらしいというところが最大のポイントでしたが・・・

蓋を開けてみると、確かに10.5inchが登場しました。これでラインナップは12.9inch iPad pro、10.5inch iPad pro、9.7inch iPad(第5世代)、7.9inch iPad mini4の4種類ということになります。

iPad mini4については、iPhoneがplusシリーズの登場で大型かしたため、存在価値が希薄になったという評価で、今回刷新はなく、今後ラインナップからは消えていく?運命にあるようです。

9.7inch iPadは、3月に登場したばかりの無印の第5世代のみになりました。無印でもそこそこの性能で、ものすごく高度の業務をこなそうと思わない大多数の人々にとってはコストパフォーマンスは最も高い。

iPad proを使いたいと思う場合、最大のポイントはApple Pencilを使えるという点。確かに、現存するスタイラスペンで、ほとんど遅れなく画面に文字や絵を描けるのはApple Pencilのみと言っても過言ではありません。

さてさて、新たに登場した10.5inch iPad proはどんなスペックなのかというと・・・

CPUがA9XからA10Xにパワーアップし、処理能力は高まりました。とは言っても、この差は通常の使用ではそれほどはっきのした体感的な違いにはならないと思います。

大きいのは、液晶のリフレッシュレートが60Hzから最大120Hzに引き上げられた点。これは液晶の反応速度の向上ということで、Apple Pencilの画面に接触した時の遅延がさらに縮まるということで、より実際に紙に書く感覚が研ぎ澄まされることになるはずです。

ストレージは最大が512GBのものが加わりましたが、AppleがほぼiCloudの使用を「強要」している状況では、ローカルを増やすくらいなら無料で使用できるiCloudの容量を増やして欲しいかなと思ったりします。

カメラは解像度こそ120万画素で変わりありませんが、細かい点では性能アップしています。ただし、この大きさで、通常のカメラとしての使用は限定的ですから、地味な改良で十分でしょう。

最大の注目点は大きさ。もう、これしかないというくらい、一番のポイントですが・・・はっきり言って残念としかいいようがない。

何が? って、本体サイズが大きくなってしまいました。従来の9.7inch iPad proは240 x 169.5 x 6.1mmで重さは437g(WiFiモデル)でしたが、新しい10.5inchは250.6 x 174.1 x 6.1mmで重さは469gです。

あれれ?? 縦1cm、横0.5cmくらい大きくなっちゃったじゃん。重さも30gちょっと増えちゃったし・・・唯一厚さだけは据え置きですけど。

液晶が対角線で+0.8inchになったんだから当然でしょうとAppleの開き直りがありそうなところで、Apple流には「より大きくして使いやすくした」ということなんでしょうが・・・

普通は「より個体のコンパクト化には失敗しました」ということであって、同じ大きさなのに、より広い画面が使えるということが一番の期待だっただけに、ただ液晶が大きくなっただけで考えるとこの微妙なサイズアップはどうよ? という感じです。

どうせなら、通常のノートPCでよくある液晶サイズに揃えて、13inch、11inchで登場させた方が無印との差別化の観点からよかったんじゃないのかとも思えてきます。

どっちにしても、自分の場合はさすがにすぐ買い替えるわけはなく、完全に傍観者的に指をくわえてみているだけなんですけど・・・これなら9.7inchでもそれほど悔しくはないと思えるところでした。

あっ、そうそう、唯一いいなぁ、と思えるのが、JIS配列の日本語スマート・キーボードが登場したこと。これで、iPadでキーボードを使いたい人、特に日本語入力をするときのハードの悩みは解消されますよね。これだけ9.7inch対応で発売してくれれば最高です。

2017年6月6日火曜日

芒種


毎日の行き帰りの途中にある農地に、水を入れ始めたのが2週間くらい前だったでしょうか。気がついたら、あっという間に田植えが終わっていました。

季節は、二十四節気では芒種に入ったところ。芒(のぎ)は、イネ科植物の穂先のこと。穀物の種まき、稲の植えつけに適した時期とされます。

時代は移り変わっても、人の営みはあまり変わらないものだということ。暦は自然と共に暮らすために必要な、季節に沿った様々な生活の知識を集大成したものです。

天気予報では、今週中にも関東地方も梅雨入りしそうです。

あ~、うっとうしいジメジメする時期ですけど、これもめりはりのある一年の要素の一つだと受け入れるしかありません。

2017年6月5日月曜日

カメラ業界の危機


自分の中では、ずっと静かなブームが続いていることなので、カメラ業界が苦戦を強いられ危機的状況にあることはあまり実感としてわからない。

ところが、実際のところ、去年あたりからニュースになって表面化してくることがしばしばあって、さすがに最近は心配になってきました。

一眼レフカメラの代表的なメーカーは、NIKONとCanonが二大巨頭ですが、NIKONについては新製品が発売延期になったり見送られたり、大量のリストラがあったとか、NIKON派の自分としては気になる話題が多い。

Canonはあまり表面化していませんが、カメラ関連だけではなくいろいろな電子機器にまたがる業務展開をしているので内部での調整で何とかなっているだけなのかもしれません。販売店でも、大手のキタムラカメラが店舗を大幅に縮小しました。

よく言われているのは、スマートホンの著しい普及によりとにかくカメラが売れなくなったということ。

これは、元々は今で言うガラケーが普及し始めた頃からの話で、携帯電話にカメラは標準装備になり、コンパクトカメラの売り上げが一気に落ちたというのはもう10年以上前の話。

その後、コンパクトカメラは高性能・多機能へシフトして、携帯電話のお粗末なカメラとの差別化を図る展開が見られました。おそらく、これはそれなりの成果があったのかもしれません。

しかし、スマートホンの時代になってSNSが普及するとよりネットとの連携の点で、再び単体のカメラの利便性は劣ることになりました。もちろんスマートホン搭載カメラの高性能化も著しいものがあります。

コンパクトカメラの高機能化は、カメラ・メーカーからすると諸刃の刃です。コンパクトカメラが本丸の一眼レフに迫る結果になり、一眼レフカメラの必要性がさらに減少する結果を招くことになります。

実際のところ、一見すると一眼レフと見間違えそうな外見の、もはやコンパクトとは言えないようなレンズ固定カメラがずいぶんと増えてきました。ミラーレス一眼レフの登場で一眼レフが小型化し、その差はさらに縮まってしまったかもしれません。

そもそもデジタル社会になって、写真を印画紙に焼き付けて楽しむという習慣が無くなってしまったことが大きい。

印画紙の写真の解像度に比べれば、デジタル・データの画素数なんて最高のものでもまったく敵わないくらい落ちるというのは事実なんですが、パソコンやスマートホンなどの液晶画面でしか写真を見なくなったので、最低1インチに72画素あれば十分綺麗に見えますし、それ以上にしても見え方は変わらない。

ごく一部をトリミングして拡大したり、写真の加工をいろいろするわけではない、大多数、いやほぼ全部の一般のカメラユーザーには、今のスマートホン付属のカメラでもそこまでの機能は必要としていないということです。

NIKONはもうじき新製品D7500が登場するようですが、いやはや心配です。昨年のD500に続いてAPS-Cサイズですから、結局多少の機能アップはあっても、一般ユーザー向けのものとしては大きな差を感じられないところ。

マニアックにいろいろ考えても、それを実際に写した写真に反映できるだけの差として出せるのか・・・疑問。どうなることやら・・・・心配が大きくなってきました。

2017年6月4日日曜日

この空を飛べたら


人は昔々、鳥だったのかもしれない。何故なら、空が恋しいから、と歌うのは加藤登紀子に贈られた中島みゆきの名曲。

中島みゆきの初期の傑作の一つだと思うんですけど、確かに空への憧れというのは、人によっていろいろだとは思うんですけど、何となくは誰もが持っている淡い気持ちだと思います。

特に強い感情を持った人々が飛行機を作り出し、自ら飛ぶことができない人類を空へ駆り立てました。

さらに高さの限界、速さの限界への挑戦が続くことで、地球はどんどん小さく、そして狭くなっていくのです。

生まれながらに、いとも簡単に空を飛べる鳥たちは、そんな人類を見て「何をそんなに苦労しているんだ」と思っているのかもしれません。


2017年6月3日土曜日

ゲゲゲの鬼太郎


今更言うまでもない、漫画家水木しげるの代表作。

ただ、貸本の時代は知らない昭和中期に少年だった自分の場合、水木しげる作品としては1961年に実写版で連続ドラマとしてテレビ放映された「悪魔くん」の方が「ゲゲゲの・・・」よりも認知度としては先行していたと思います。

悪魔くんが魔本陣の中で「エロイムエッサイム、我は求め訴えたり」と呪文を唱えるのはかなりインパクトがありました。

「悪魔くん」の人気で、次に「ゲゲゲ」をメディア・ミックスしたのは出版社のいろいろな作戦があったらしいことは、いろいろな回顧録でいわれています。

「ゲゲゲ」のテレビ・アニメは再三行われたので、幅広い世代に知られるているわけですが、当然自分がよく見ていたのは1968年から1972年の第1~第2シリーズと呼ばれる頃だと思います。

実は、子供の頃から週刊誌を毎週見るという習慣がほとんどなかったので、原作の漫画についてはほとんど読んだことはありません。ほぼテレビがすべてかもしれません。

一昨年、水木しげるは大往生されましたが、妖怪という密かに民話などの中で細々と語り継がれる「文化」をメジャーなものにした功績は大きいわけで、漫画文化史上では、昭和の時代を語るうえでは必出の作品であることは疑いの余地がありません。

2017年6月2日金曜日

巨大すぎる作曲家別ボックス

登山家がエベレストを目指すほど大袈裟なことではありませんけど、何かのすべてを揃えようと思うコレクション願望というのは、より高い山を制覇するほど達成感があることにちょっとだけ似ているようです。

それが音楽の場合、演奏家別のボックスというのは、時に現在進行形ですから、その演奏家が亡くならないと全てを収集することはできないし、また死後にいろいろと隠れていた音源が出てくるのでどこで完成するのかよくわからない。

例えば、ジャズですけど、マイルス・デイビスの場合・・・生前に登場した正規録音は当然完結しているし、ボックス化され簡単に手に入れることができます。ところが、死後20年くらいで登場したライブ音源を中心とした、生前には聞けなかったものが山ほど登場しました。

もちろん、その多くはいわゆる海賊盤の類ですから、真面目なコレクターは手を出さなくてもいい。しかし、正規盤として登場する未発表録音や、先に海賊版として世に出てしまったものが正規盤として発売されることがかなりあって、これらだけでも膨大な量です。

クラシック音楽の場合は、演奏家別という方法と、もう一つ作曲家別というコレクションがあります。どっちを中心にするかというのは悩むところなんですが、いわゆる巨匠と呼べるような作曲家何人かについては一通り持っていたくなるものです。

ただ、どうしても一人の演奏家がオーケストラ、室内楽、器楽曲、声楽曲などの多岐にわたる音楽を一人で演奏するなどということは無いわけで、どうしても寄せ集め感が生じてしまうのはしかたがないところ。

それでも、名門ドイツ・クラマフォンともなると、名だたる演奏家を抱えてきた歴史がありますから、全体の統一感もあるし、また一聴の価値のある名演奏を盛りだくさんに含めることができます。

廉価版レーベルからもこの手のボックスはでていますが、目玉になるものも少しはありますけど、安いだけで三流以下の演奏家によるものがかなり入ってきて、曲の事典的なものとしてはいいのですが、繰り返し聴きたくなるものはほとんどない気がします。

定番となる大作曲家というと、AクラスはJ.S.バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの三人でしょうか。A´クラスは、ヴィバルディ、ハイドン、シューベルト、シューマン、ショパン、リスト、ブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、ドビッシー、ラベル・・・・

もう後は好き好きですけど、特にAクラスの三人については各レコード会社からいろいろな巨大なボックスが出ています。安くていいなら1万円以下でCD100枚近いセットなんてのもざらにある。CD一枚100円もしないわけですから、これはもう内容についてはどうのこうの言ってはいけない。

ドイツ・クラマフォンも作曲家の生誕××年記念とか、没後××年記念というメモリアル・イヤーにいろいろなボックスを出してきました。

どうせ揃えるならこれらのボックスが、最上級の演奏が聴けて、当然個別に集めるよりかなり格安ですからねらい目になります。

実はその中で、特に欲しいと思っているのが、20年前に発売されたベートーヴェンのセット。その後再発売されていないので、実に手に入れにくい巨大なボックスです。

指揮者はカラヤン、アバド、ベーム、ガーディナー、器楽曲はポリーニ、ケンプ、バレンボイム、アルゲリッチ、クレメール、ムター、マイスキー、室内楽はアマデウス四重奏団、エマーソン四重奏団、歌手はフィッシャーディスカウ等々・・・・もうクラシック音楽界のスーパースターがてんこ盛りです。

ジャンル別に全20巻として登場したものなんですが、中古で探すと、コレクションとしては必要ですがあまり人気の無いものは今でもちょこちょこ結構な値段で登場しますが、フルセットは見つけたことが無い。

もっとも、大部分は個別にアルバムとして手に入れることは可能なんですが、やはり集大成されたボックスというものの付加価値も捨てがたい魅力がありますからね。とはいえ、仮に全セットだと、個別に買うより下手すると高価だろうと思います。

DGは去年はモーツァルトの新たな全集をだしていますから、その後の新しい名演奏も吟味してもらって、ベートーヴェン全集新装版としてそろそろ出してくれないかな・・・絶対買うと思いますけど。

2017年6月1日木曜日

期待するGardinerボックス

興味の対象をすべて網羅するというのがコレクションだとすると、クラシック音楽の場合は、ポップスに比べると比較的安価なCDボックスがたくさんあるので揃えやすい。

とは言っても、売る方もそこは商売ですから、安易に全部を詰め込んで、一度買われたらおしまいというのでは、商品としての価値が途切れてしまうのでよく考えている。

リマスターしました、未発表音源を追加しました、初出レコードのジャケットを再現しました・・・等々。いろいろな手を使って、マニアの心を揺さぶってくるので、心ならずも同じ音源のメディアを二度、三度と買うことになっています。

例えば、グレン・グールドの1981年の「ゴールドベルグ変奏曲」は、本気でクラシック音楽を聴くようになったきっかけとして、思い入れの強いものですが、最初に当時の通常編集の単発CDを買いました。

次に、1955年録音のものとのカップリング盤を購入。これは、本来初期のデジタル録音だった1981年盤で、同時に録られていたアナログ・テープをマスターにしたというもの。

さらにグールドの演奏するバッハの作品を集大成したボックスで購入し、そしてついに今年リマスターされたグールド全集を手に入れたので、全部で4種類手元にあるということになります。

だんだん大掛かりになっていくのですが、実は最後の全集は没後発売されたものは含まれていないという、もっとも巨大なのに既発売のかなりの音源が抜けているという、なんだかなぁというもの。

それはさておき、網羅したい演奏家は他にもいるわけで、指揮者としてはジョン・エリオット・ガーディナー「先生」がいます。

たぶん、最初に覚えた指揮者の名前はカール・ベーム、ブルーノ・ワルターあたりなんですが、続くカラヤン皇帝のお陰で、大袈裟な雰囲気のクラシック音楽が好きではなくなったという過去があります。

そんなわけで、器楽曲、室内楽曲専門みたいな感じで、長らくオーケストラ物は意識的に避けていました。そして声楽物も、どうも苦手意識が先行してしまい手を出さなかったわけです。

そこを見事に切り開いてくれたのが、ガーディナー先生です。古楽奏法という、少人数のオーケストラによるきびきびした風通しの良い先生のベートーヴェンの交響曲全集は、それまで巨匠然としておかたいベートーヴェンのイメージすらも変えてくれました。

さらに、ガーディナー先生の最も得意とする手兵モンテヴェルディ合唱団が加わった宗教曲が、声楽の垣根を飛び越える水先案内の役割を果たしてくれました。

先生の若い頃は、バッハ作品についてはArchivレーベルから、カール・リヒターの継承者扱いをされていました。バッハ以外のバロックものはPhilipsを中心に発売され、歌劇はEMIが多い。

これらについては、歌劇を除いてある程度ボックス化されていますので、ほぼ収集可能ですが、いずれもだいぶ昔のことで最近は中古で探すにしてもけっこう苦労します。

2000年にバッハのすべての教会カンタータを暦通りに1年間で演奏するという偉業を行い、これをArchivから順次発売する予定が、会社側の音なの事情で頓挫したのをきっかけに自らのSDGレーベルをたちあげました。

10年以上かけて、やっとカンタータをすべて発表し、2014年についにボックスとしてカンタータ全集を発売したのは、まさにこのジャンルでの金字塔だろうと思いますし、自分にとっても記念碑的な重要なCDです。

実際のところ、ガーディナー先生も高齢になってきていて、おそらく自分のキャリアの見直しと集大成みたいなところは意識しているんだと思います。

SDGレーベルからは、ベートーヴェン交響曲の一部の再録音が行われていますし、そもそもカンタータ以外のバッハの宗教曲が順次再録音されています。ヨハネ受難曲、ロ短調ミサ曲、そして今年はマタイ受難曲が発売になりました。

SDGには、モテット集、ブランデンブルグ協奏曲の再録音もありますので、自分のSDGの中で重要な作品を記録しておきたいという気持ちがあることは間違いないと思います。

世俗カンタータについては、今までにいくらでもチャンスはあっただろうと思いますが、単発のごく一部のみで、まとまった録音はありません。これは何故かわかりませんが、意図的に避けてきたのかもしれません。また、モンテヴェルディ合唱団の力を見せつける素材としても格好なはずのコラール集もありません。

将来的にSDGから、ガーディナー先生の「バッハ全集」ボックスが登場することを期待したいところなんですが、純粋な器楽曲・室内楽曲はさすがに難しいので、声楽を伴う作品集というところでしょうか。

Archiv時代は、人気歌手をゲストに迎えての収録で、それはそれで面白いのですが、SDGでの魅力はモンテヴェルディ合唱団を信じて、合唱団の歌手にスポットを当てる方式になったことです。これは、よりバッハの演奏方法により近い形態といえます。

もちろん、スター性という点でのセールス・ポイントは落ちるかもしれませんが、自前の組織だけでこれだけの高度の音楽をこなせる力は凄いことですし、同じジャンルの他の団体では真似できない素晴らしいところです。

モンテヴェルディ合唱団の仕事を集大成する意味でも、近い将来SDGからのボックス第2弾の登場を強く期待しますし、すでに単発で所有していますが出れば間違いなく購入すると思います。