2017年9月27日水曜日

山陰・山陽の旅(1) 出雲・松江編

クリニックを夏休みをにして、旅行をしてきました。昨年、伊勢神宮に行ったので、その流れで有名な神社に行ってみたいということで、今年は出雲大社と厳島神社を選びました。

伊勢は車で行きましたが、さすがに山陰・山陽は遠い。そこで、行き帰りは飛行機を利用して、空港からレンタカーを利用しての気まま旅です。

松江空港についたのが昼前。早速、車に乗り込んで宍道湖の横断するルートで松江市に入ります。最初のお目当ては、市内の松江城。


どこの城も立派ですが、松江城もそれなりに風格があります。当然、内部にも入れます。各階の由緒ある展示を見ながら急な階段を上がって、最上階で松江市街を眺めながら涼風にあたりました。

さて、次は今回の旅の本命、出雲なんですが、松江市街から車で約1時間。最初は、大社駅に向かいます。


大社駅といっても、現在使われているものではなく「旧大社駅」です。昔の雰囲気そのままに保存され、昭和のレトロな空間は気持ちが落ち着きます。

市川崑監督の「悪魔の手毬歌」で、ラストシーンの岡山の総社駅を思い出しました。ここは大社ですし、実際の映画の撮影はここではありませんが、石坂浩二の金田一が走り出してきそうな感じがいい。

いよいよ出雲大社・・・といきたいところですが、その前に歴史の勉強。何しろ出雲は日本の神話の宝庫。古事記、日本書紀の世界を少しでも知っておいて損はありません。


そこで、向かったのは出雲大社のすぐ近くにある古代出雲歴史博物館です。中でも大社本殿の復元想像模型は見応えがありました。出雲神話を紹介するショート・ムービーも3画面を使った凝った造りでなかなか面白い。


多少の知識を仕込んだところで、早くも旅のメイン・イベントである出雲大社に向かいます。

やはり、古代の神々が集っている場所・・・なのか、どうかわかりませんが、とても心が穏やかになりそうなたたずまいです。ちなみにここは「ポケモン禁漁区」です。

最初に目に入ってくるのは拝殿で、とても太くて大きなしめ縄は否が応にも目立ちます。


拝殿の後ろにあるのが本殿。しっかりと拝ませてもらいました。伊勢は、ほぼ本殿は見えないような作りでしたが、こちらは周りを一周すると、何となくうかがい知ることができます。

博物館で見た復元模型を思い出して、古代の人々がここに詣でていたイメージを想像するとタイムスリップしたかのような気分です。

邪馬台国の場所は諸説ありますが、本殿に向かって畏まっている卑弥呼が実際にいたんだよと言われても納得してしまう感じです。

さて、次は中国地方を縦断して日本海側から太平洋側に一気に走り抜け、倉敷に向かいます。